生まれて初めて我が子の髪を切ったとき。


たんたんも10ヶ月後半になってきた今日この頃。

最近、たんたんの髪が伸びて

特に前髪が目にかかるようになってきたので

生まれて初めての散髪をすることに。


普段、自分が髪を切るときは

なんにも感じないのに、

我が子の髪を初めて切る…

それはある種の儀式のような、

神聖で儚くて、二度と戻らない何か

を表しているような気さえしました。


かわいらしい細い髪をちょきちょき。

はらはらと落ちる髪さえ愛しい。

この子が私のお腹にいた頃から生えていた髪。

つまり私のお腹の中で

あたたかな羊水に浮いていたかもしれない、

この子の細い髪。

その髪を切ることはもう二度とない。


たんたんの髪を切り終えたとき、

かわいさはもちろんだけれど

寂しさや切なさや愛しさが混じったような感情が

こみあげてきて

なんだか泣きそうになった。


今、たんたんは

はいはいやつかまり立ちをしているけれど

時が経って歩けるようになったら、

この子がはいはいをしたり

つかまり立ちをしている姿をみることは

もうできない。


今は小さくて抱っこができるサイズで、

なにかとくっついてきたり

抱っこしてほしいと

泣いて寄ってきたりするけれど

いつか、にきびがたくさんできた顔で

生意気なことを言ってくるかもしれない。


たんたんは、

小さくてかわいいその成長の姿を

一生に一度だけ、私にみせてくれる。


子どもって、神様なのではないかと

心から感じた。


本当に本当に愛しい。

親ばかでいよう。

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