MIDZUKI - みづき

書く言う私を、私が一番近くで食っている。 言葉は音・形にしたときに伝う。

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書く言う私を、私が一番近くで食っている。 言葉は音・形にしたときに伝う。

マガジン

  • 僕はいつ頃、大人になるんだろう。《いつおと》

    ねぇねぇ、「大人」っていつになったらなれるの? ボクはまだこどもなのかな。 かっこいい大人になりたいな。 優しいおじいちゃんにだってなりたいんだ。 ───なぁ、俺は、かっこいい大人になれてますか? みづきるの、みづきるによる、みづきるのための文章探訪。

最近の記事

ああ、いい人生。

「手広く色々経験してて、(私)はいい人生だよなぁ」 2024年もちょうど1ヶ月が過ぎた頃、 いわば春雷と言うべきか、私はその言葉に雷に打たれたような衝撃を受けた。 (そんな風に、私の人生は見えているのか…。) なぜ衝撃を受けているかと言うと、私は今までまじまじと自分の人生を評価するようなことはしてこなかったから。 自分の人生に不幸だの、幸せだのと名前をつけるという考えも無ければ、 ただがむしゃらに、そのときやりたいと思ったことの中から、 偶々出来たことを綱渡りでやってい

    • 目の冴えたまま、布団に入って 真っ暗な部屋で 「銀河鉄道の夜」の朗読を聴く。 レースカーテンからの仄青い光が 私の部屋を天の川へと変えて、 私はその空間に漂う。そんな夜も、たまには良い。

      • 人からもらった芋けんぴを食べていた。 ふと「けんぴ」ってどういう意味? そんな疑問が浮かんだ。 と同時に、そんなものを知って人生になんの得があるのか?とも頭をよぎった。 けれど、手は調べることを止めていない。 この手が止まらないうちは、私はまだまだ人生を進めている気がした。

        • プロフィールに、あこがれと期待を込めて、肩書を書いた。 そうしたら、それが時に鎖になった。 なんてこともない、私は私のままだった。 私は肩書を並べるのをやめた。

        ああ、いい人生。

        • 目の冴えたまま、布団に入って 真っ暗な部屋で 「銀河鉄道の夜」の朗読を聴く。 レースカーテンからの仄青い光が 私の部屋を天の川へと変えて、 私はその空間に漂う。そんな夜も、たまには良い。

        • 人からもらった芋けんぴを食べていた。 ふと「けんぴ」ってどういう意味? そんな疑問が浮かんだ。 と同時に、そんなものを知って人生になんの得があるのか?とも頭をよぎった。 けれど、手は調べることを止めていない。 この手が止まらないうちは、私はまだまだ人生を進めている気がした。

        • プロフィールに、あこがれと期待を込めて、肩書を書いた。 そうしたら、それが時に鎖になった。 なんてこともない、私は私のままだった。 私は肩書を並べるのをやめた。

        マガジン

        • 僕はいつ頃、大人になるんだろう。《いつおと》
          3本

        記事

          今世やりたいことは、今世のうちに。

          ───「今やりたいことは、来世に持っていけないかもしれない。覚えていないかもしれない。 だから今世のうちに、叶えてあげよう。今世の自分のために。」 これは、私の敬愛するシンガーソングライター ヒグチアイさんによる言葉。 そんな言葉を、アニメ「ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」をAmazonプライムで完走視聴して思い出していた。 アニメのあらすじは、ゾンビのパンデミックに襲われた世界で、主人公がやりたいことリスト100個を叶えていく話だ。 「死」という

          今世やりたいことは、今世のうちに。

          七夕と、3日後に『誕生』する私。

          今日は七夕さま。 だれかのたくさんの願い事が、宙にあがる日だ。 どういう心境の変化か知らないが、今年の七夕は、なぜか、意味もなく、ワクワクしている。 去年まで特に願うわけでもない、平日である七夕。そして3日後には、20代後半になるにつれワクワクを失いつつあった私の誕生日。 七夕は、自分がひとつ老けるまでの残り3日のカウントダウンを告げるものだった。 だけど、今年の私はどうやら一味違う様子───。 その理由は、昨年2022年の11月に、 最近では進撃の巨人のED「

          七夕と、3日後に『誕生』する私。

          茶化す覚悟があるなら、茶化してもいい。

          18歳前後の弱冠の私や、周りの人間が、 学校を卒業し、片田舎から上京するに当たって、 冗談交じりに受け取り、そしてまた誰かに投げかけた一つの言葉がある。 「地元捨てたんだな。」 私は今、この言葉を、26になった今頃、 言ったことをふと思い返しては、自責の念に駆られている。 当時、同級生と再会したときの ジュースが酒にかわったばかりのうぶな座卓で、 この言葉はよく交わされていた。 まだ経験が浅く、何も刺激を受けることなく過ごしてきた私を含めた同級の田舎の民にとっては、

          茶化す覚悟があるなら、茶化してもいい。

          芽生える「復讐」

          ここ最近の心境の変化を取り留めもなく、 ただ心に留めるため、 書いてみることにするシリーズn文目。 直感さんがこういうのだ。 「負けず嫌いは悪いことじゃない」と。 最近ゲーム仲間でブームとなっている Apex Legendsのカスタムマッチ(フレンドだけでチーム戦をするやつ)にもっぱら虜となっている。 Apexはランク戦などに始まって、技術の上下を競いがちなゲームである。 と同時に、フレンドとの共闘の意識も非常に大事で、ボカスカ嬲られるだけの嫌になりそうなゲームとはちょ

          芽生える「復讐」

          この世界にたった一人のわたしは、ワールドカップでひとりぼっち。

          「ああ、勝利したんだ。ふーん。」 こう思った今の私、とても、胸が痛い。 心がキリキリと鳴る。きゅうきゅう締め付けられる。 なぜだろう。 ああ、そうか、 私は今、世界がこうして繋がっている中、 繋がれていないひとりぼっちだからか。 現在2022年12月2日午前6時 なんか知らないけど、 ワールドカップというのが一段落して、 知らないうちに、スペインに日本が勝ったとか。 しかもなんか、すごいことらしい。 なんで…? とても語弊のありそうな、ファンの方からしたらドタマ

          この世界にたった一人のわたしは、ワールドカップでひとりぼっち。

          お母さんへ - 死んだ母の日展 手紙

          これは、「死んだ母の日展」へ投稿するはずだった、私の超個人的な、亡き母への手紙です。 せめて生きている誰かへ、僅かながらでもなにかのヒントになればと思います。 以下記事の続きになります。 https://note.com/mik_musik/n/n523eef1cf38f 死んだ母と、死んだ母の日展さんに感謝をこめて。 親愛なるお母さんへ そちらでは楽しく過ごしていますか? さきほど、たまたま「死んだ母の日展」のニュース記事が私のもとへ飛び込んできて、 それを見つけ

          お母さんへ - 死んだ母の日展 手紙

          白いカーネーションの日

          いつも何かと優秀なGoogleアプリさん。 以下は一度はお世話になったことがあるのではなかろうか。 開くと自分に合った情報をカード形式で提示してくれるDiscoverという機能がある。(名前今知った。) これが本当に上手いこと、いつも「それー!!」という情報を引っ張ってきてくれる。 まんまと引っかかってクリックしては、また類似の最新情報がいつの間にか、トップ画面にあるわけだ。 特に多方面のオタクとしては非常に助かるものばかりなわけだが、 先日、時は5月7日、いきな

          白いカーネーションの日

          好きと信念は"なんとなく"だけど、ずっとなかにあった。《+屋号の由来と宣誓》

          2年前の手帳冊子を発見。ほぼ日2019。 中身は足掻いた跡が一杯で、思い切って処分しようと思ったら、中表紙には、その頃から思うところあったのかドラえもん主題歌「少年期」の歌詞。 すっかり書いたの忘れてたのに、今では屋号の由来になってる。 当時はわからなかった"好き"と"信念"を垣間見れて、うれしい。 この文章は、Twitterに投稿する予定だったけど、ちょっと、140字には私の想いがとめどなく、収まることを良しとしなかったので、衝動的にそのままノートにしてみた。(上記状

          好きと信念は"なんとなく"だけど、ずっとなかにあった。《+屋号の由来と宣誓》

          「明日になれば」

          明日はあの子に 水をあげて 土の様子を触って 育てたハーブを ありがとうと言いながら摘む 木漏れ日照らすキッチンで 「あなたも随分、歳をとったわね」と 湯沸かし張り切る 瓦斯をさする 苔むしたレンガ造りの家 その壁を伝いながら 一歩一歩 静を歩む 白亜の椅子とテーブルが 庭の一角の 石畳の上に添えられていて よいしょと腰かけ ハーブティーを飲めば それが私の 箱庭の風景 明日になれば また今日と同じようだけれど この子たちはだんだん大きくなって

          「明日になれば」

          「ソフボ・アンド…」創刊号は特別価格960円

          やあやあ、みんな。 はじめまして。「ソフボ アンド…」編集長のみづきるだよ。これからよしなにどうぞ。 このマガジンタイトルについてどこかで聞き覚えがある諸君、 第一印象で思ったであろうそのツッコミで合っていると思うから、あえて触れないで先に進もうか。 え?どうしてもツッコませてほしい? フッ、あれかい?君は自称Sを語るやつほど大したことないやつみたいなポジション出身の方かい? そんなにガツガツしたらモテないぜ、haha。 知らんけど。 余談はさておき、普段、私は伝統文

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          960

          「ソフボ・アンド…」創刊号は特別価格960円