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映画「すずめの戸締まり」

映画を観て涙を流すことは、今までの私には無いに等しいだった。
私の中の『私』の存在を認めると、感情表現がより豊かになってきたのか、映画を観て涙を流すようになっていた。

最近では映画「すずめの戸締まり」
ネコ可愛いとか、北斗が声優してるんだとか、そんなことを思いながら何気に観ていたのに。
突然、叔母が黒猫に化けて姪に本心を言ったシーンで、なぜか涙が溢れて止まらなくなっていた。

この私の感情は何なのか。
本心の言葉の中には愛が溢れていたと感じたんだ。
私の愛も両親や弟に伝わっていたと思うと、また涙が溢れた。

人生が平坦な道のりだったら、そんなことも気づかず、つまらなかっただろう。
今までの人生、お互い傷つき、励まし合い、たくさんの階段を上り、今がある。
だから今を生きる。

私はもう大丈夫だよ。
ありがとう。
私も扉をそっと閉めてきた。

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