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「令和」の原体験 私の中の「れいちゃん」

今日、新元号が決まったわけですが、皆さんどう感じましたでしょうか?

何となく「優しくて、穏やかな名前」だと感じました。
他の人のブログやコメントを見ていると、同じような印象を受けている方が多いように感じました。
(逆に、「大正」とか、とても男性的で筋肉質で強いイメージですよね)

何で出典元の万葉集のことを知らない自分がこんな印象を受けるのか、考えてみたのですが、それは「令(れい)」という響きが女性の名前でよく使われるからだと思います。

では、私が思い描く、優しくて穏やかな「令ちゃん」は誰なのか?

生まれてからから今に至るまでの29年間の人生で出会った人を頭の中で振り返ってみました。
でも、私の周りに「令ちゃん」などという人はいませんでした。

そうなると、今度は今まで体験したフィクションの中に「令ちゃん」はいたのか?
真っ先に思いついたのは、「綾波レイ」です。
でも自分はアニメには詳しくなく、「綾波レイ」のイメージは「何となくクールな女性」ぐらいです。
世間で通っている一般的で薄っぺらい「綾波レイ」しか私の頭の中にはいないのです。

さらに考えてみました。そして正解に行き着きました。

それは、、、

「大里れい」です。

誰のことか分かりますでしょうか。

「北の国から」に出ていた、主人公 純の初恋相手である「れいちゃん」のことです。
小さい頃、私の家族が「北の国から」を好きで、意味もよく分からず、ビデオで見ていました。

れいちゃんは、昭和の人が妄想した、可愛い少女そのものです。
純との雨宿り体験や、テープに自分の思いを吹き込んで相手に送る、など、胸がドキドキするシーンが沢山ありました。
そんなことの後に、家族の借金の影響で純に別れを告げず、富良野を出て行きます。
私の中で、れいちゃんとは「不幸だけど、健気に生きる、憧れの少女」というイメージです。

このれいちゃんのイメージが、奥ゆかしさを大切にする日本人のイメージと、私の頭の中でものすごくマッチしました。
「目立たなくても良いから、素直な自分の気持ちを大切に」
「偉くなくとも、正しくあれ」

と、元号に言われているような気持ちになりました。

結論、今回の元号は素晴らしい命名だと思いました。

みなさんにとっての「れいちゃん」は誰で、どんな方でしょうか?
それによって、今回の元号への受け止め方が変わってくるかもしれません。

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