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GSのファンジン第2弾完成🔥

GS(グループ・サウンズ)のファンマガジン、
『GSマンダラ』の第2弾が完成致しました!

その名も
『GSマンダラ Vol.2〜夢見る少女たち〜【特集】オックス』

今回は私が1番好きなグループであるオックスの特集を中心として、所謂少女趣味的なクラシカルでさわやかな夏らしいナンバーを選曲しました。

noteでは今回のファンジンを企画ごとにご紹介。

1.【特集】オックス…P1〜6

今回のメインとなるオックスの特集です。

  • メンバー紹介

  • 曲一覧

  • 衣装&ヘアー

  • 年表

という構成になっています。

オックスのアルバムやシングルはもちろん、ビクターから出たオックスのソノシートや真木ひでと氏のホームページなどを参考に情報をまとめました。

オックスのことをあまり知らない方でもこれさえあれば最低限のことは知れるような内容になっております。

また、「衣装&ヘアー」のコーナーでは5人のイラストと共にオックスといえばの衣装5点と彼らそれぞれの髪型を紹介しています。

「年表」には早見表があるのですが、そこにはオックスのメンバーそれぞれのオックス解散後の動向をかんたんに図にまとめてあります。
細かいことは省略してありますが、大体の流れはわかるかと思います。

まだまだ書きたいことはありましたが、ページの関係であまり細かい出来事は書けませんでした💦
あまりにも書きたい内容が膨らみすぎた場合また別冊で作るかもしれません。

2.「失神系GS」
…クラシカ、少女趣味、王子様路線…P7〜10

所謂“カルトGS”と呼ばれるグループの曲から当時の王道ともいえるクラシカルな楽曲を選曲しました。

カルトGSにおけるガレージ至上主義に疑問を投げかける企画です。

カルトGSを好む人々はしばしば今回の企画で挙げたような楽曲群を「単なる歌謡曲」と切り捨ててしまいがちですが、かなりの音楽的多様性を有するGSにおいてそのように見做してしまうのは大変もったいない!

是非ともこういった楽曲にも目を向けて、新たな価値を見出していただきたいです。

こういった「ガレージ系GS」と「定番GS」のギャップ部分となっている楽曲にも価値を見出すことによって、それらを好む人々の溝も埋まるのではないでしょうか。

3."The Phonetic Considerations about Group Sounds" 
『ストレンジ・ブルー』
…P11〜12


「グループ・サウンズに関する音声学的考察」
という企画です。

私は大学で英語の音声学ゼミに入っておりまして、そこでの知識を活かしてグループ・サウンズの洋楽カバーの歌唱と本家の歌唱をIPA(国際音声記号)を用いて音声学的に分析、考察する少し専門的なコーナーです。

こちらはどちらかというと普段洋楽をよく聴く方、英語が好きな方には嬉しい企画なのではないでしょうか。

今回は本格的な洋楽カバーを多く出しているゴールデンカップスから、私が大好きなクリームの「ストレンジ・ブルー」に注目しています。

英語の音声記号に精通している方はもちろん、そうでない方も《結論》部分に何がどうなっているか記載していますのでカップスが洋楽をどのようにカバーしているのかということがわかるかと思います。

今後もこのコーナーを通して、現代に比べて英語教育がまだ拙かった60年代においていかにして洋楽をカバーしていたのか、彼らは何を聞いていたのかということについて研究していきたいと思います。

3.Chill Out…P13〜14

こちらは暑い夏にぴったりの涼しげでリラックスできる楽曲を選曲した企画です。

最近の感覚である「チルさ」を指標にして半世紀以上前の楽曲群であるGSを見てみました。

その結果、R&Bやブルースが得意なグループが浮かび上がってきました。

特にテンプターズの松崎由治氏の楽曲はそういったブルージーでお洒落な曲が多く、意外性がありました。

本当はシーシャ屋さんで聴きたいような感じの曲ばっかりですが自分の好きな曲はなかなか聴けないので、せめてお香と共に楽しみたいですね。

熱中症に気をつけて、涼しいお部屋でチルい楽曲を聴いて夏を乗り切りましょう。

4.バラードパンカー集…P15〜16


ガレージ=アッパー系と認識されがちですが、そういったものではなくバラードやフォークスタイルのものの存在をGSというフィールドの中で提示した企画です。

本誌の共同執筆者であるカヲル氏が北米のティーンパンカーコンピレーションアルバムの路線に基づいて選曲。

どこにも分類しがたい立ち位置にあるGS楽曲たちをこういう形でまとめてみました。

ガレージでいたいGS側と歌謡曲的なものに仕上げたいレーベル側のせめぎ合いの結晶と言えましょう。

5.さいごに


今回もなんとかファンジンを形にすることができました。

これもすべて前回のファンジンを手に取って下さった方や丁寧にも感想やご意見を送ってくださった方々のおかげです。

前回に比べさらに充実した内容にできたかと思います。

この場をお借りして心からお礼申し上げます。
そして今回のファンジンはもちろん、これからも我々をよろしくお願いいたします。

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