江戸川Qの「独想感想文」#26上方浮世絵の再発見、上方浮世絵の世界
写楽、歌川一門、葛飾北斎、浮世絵と言えば『江戸』と言えるものが多く、それは江戸時代を通じて、文化の受容が、江戸を中心としていたということでもありますが、しかしながら上方にも浮世絵はあった、というのがこの二冊です。
現代においても浮世絵と言えば『江戸浮世絵』になろうかとおもいますが、しかしながら上方においても、浮世絵はあり、しかしそれは『江戸』の成熟した庶民文化の上にのっかかった大胆さとは違う、どこか繊細で写実に近いものであるという浮世絵が上方浮世絵であるのだと、この二冊は教えてくれます。
ジャポニズムとは日本においても複雑多様な形の上に存在している、そんな見識を持たせてくれる著作ではないかと、読了後は思わせてくれます。
もしあなたがこの本を気になったら、
是非、そんなあなたにこの一冊を。
そして
あなたが一冊の本を読み終えたら、
是非、あなただけの「独創感想文」を。
文:江戸川Q
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?