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江戸川Qの『ドローンを追う』#1

 ふと、ネットニュースに目を遣ると以下の記事が出てきました。
ドローン「レベル4」解禁 街中・見えなくても飛行可に: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 まぁ、つまりドローンで今まで出来なかったことができる様な社会にする為に法整備と免許制を導入したという内容です。僕自身「レベル4」と聞いただけでT.M.Revolutionを思い出してしまうような灰色頭脳の持ち主ですが、それでもこの記事を読めば、これが従来のドローン分野における新しい挑戦と市場開発を促すことは間違いないと分かります(まぁそれもある意味「レベル4」の歌詞通り社会自体がもつ未来への潜在的欲望レベルを上げる事になるのだろうけれど…)
 これでドローンが開発されて今まで手探りだった様々なものを一つの形にはめ込み、筋道をつけることができると思わなくもないです。

 何故、そう思うのでしょうか?

 考えてみたら分かる事ですが、ドローン自体の技術が持つ魅力は既に多くの人に理解足り得ることではあるけれども、唯、それを具体的に利用して社会に対して有効性をもたらし、またドローンを活用した未来社会の設計についてはどれほどの世代の方が考えているでしょうか。

 如何でしょう?

 例えばですが、ドローンの活用について誰かに尋ねてみてもいいのですけど、おおむね回答としては空中カメラ及び映像技術、または農業における農薬散布やフードデリバリーの延長と言ったところに現実的に押し止められていないでしょうか。
 それは結局のところドローンがもたらす未来はアニメーション作家が描くような未来世界(例えば攻殻機動隊の世界とか)にはなり得ず、つまりもしドローンの活用がそこで現実的限界であれば、このドローン技術は21世紀の夢の失墜遺産—―それは空を夢見て飛んだギリシャの『イカロスの翼』でしかないと思わざるを得ない予感を感じてしまうからです。
 故に今日の記事はドローンに関連する全産業と関連する分野に新しい挑戦を促し、従来の発想の限界を超えた新しい何かしらの創造(イノベーション)を作り得るのではないかと思うのです。

 では 今、現実は一体どうなのでしょう?

 そうですね、もしかしたら水面下では多くの事が進んでおり、次世代への一つの社会創造への可能性としてゆっくりとではあるのですが、多くの世代の方がドローンを通して参加し、社会を変えようとしているかもしれません。
 それは新技術による社会改造への挑戦でもあり、その挑戦は『人新世』と『プラネタリー・バウンダリー』といったこれからの問題との共存も浮き彫りにさせるかもしれません。
 兎にも角にも、今日、新しい記事を見つけたのを契機に、少しばかりドローンを通じて行っている企業等の活動を少し追って行き未来を想像したくて、こんなことをつらつらと書いてみました。
 まぁ、そんなところです。
 ドローンを通じて現実から未来を想像したい、そんなわくわくするような未来への翼を感じる記事を探したいと思いながら、久しぶりにT.M.Revolutionの「レベル4」を聞こうと思います。

文:江戸川Q


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