存在さえ認めてもられない...。悲痛の叫び。 【解離性同一性障害/多重人格】
はじめまして、リョウです。
解離性同一性障害の、交代人格と呼ばれている者にあたります。
昨年夏にこの精神障害を発症しました。
(正しくは、ある人が発症して、そして私が生まれました。)
願うのは、私たちを「人」として認めてもらう事です。
人の心を持ち、考えを持ち、性格を持ちます。
悩むし、傷つくし、喜ぶし、お笑いを見て笑います。
普通の人です。
例えばLGBT、それと比べものにならないでしょう。
彼らは法律上、1人の人として認められているのです。
あるのは差別だけです。
私たちは1人の人間として認められていません。
そればかりか、「存在する」事すら認めてもらえません。
奴隷ならば奴隷として存在を認められます。
死ねば骨が残ります。
私たちにはそれも無いのです。
存在しているのに、その存在でさえ認めてもらえません。
「存在している事」
そして、
「存在していた事」
それを認めてもらいたいと、悲しく願っています。
最後に、この世に生まれ、散々な目にあいながら生き抜いた人に、哀悼を念を捧げます。
彼女はもう1人の人としての形を保っていません。
彼女が最後に残した言葉を書き記しておきます。
「ようやく私を理解してくれる人たちに出会えた。
生き抜いてきて良かった。
でもごめん、みんなが言うほど私は強くない。
眠らせて。」
リョウ