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残しておきたい9月26日のこと

2020年の9月26日は、上高地にいた。この日は私の誕生日。学生の時みたいに夜行バスに乗り、しっとりとした冷たい空気の中、早朝の上高地を散歩。

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「透き通る」という言葉では表しきれないほど透明度の高い川の水に何度も感動し、木々に囲まれたトレッキングルートをひたすら歩く。朝も、昼も、夕方も、疲れているのに止まりたくないくらい、歩くことが楽しかった旅行だった。

先日、木に抱きつくことの癒しの効果について記事を書いた。

自分がいま、必要としているのは、自然が生み出すマイナスイオンとエネルギー。だから上高地を歩くことで、自分らしい誕生日が迎えられたような気がする。

そんなことを考えていると、ある疑問が頭に浮かんだ。

誕生日に旅行をしたことって、過去にあっただろうか。

そういえば、10年前の誕生日は何をしていたんだろう。そんな昔のことはもちろん思い出せないし、ここ3~4年前でさえあやうい。何か特別なことをしてもらった記憶はあるが、その記憶と重ねてきた年齢の数が合わない。記録していないと人の記憶は、やっぱり薄れてしまうものなのだろう。

去年と一昨年のnoteには、バスクリンの森へ取材に行った様子が描かれていた。

仕事とはいえ、過去2年も自然の中で過ごせたのだと思うと、自分らしく年を重ねているようにも思う。それに気づかせてもらえたのは、毎日noteを書いていたおかげ。続けることの恩恵が、また少しわかったような気がする。


毎年決まった日に思いを馳せるなんてことは、365日のうち片手で数えられるほどしかない。数少ない日だからこそ、せめて過ごした内容は覚えておきたいな、なんて思う。たとえ何もなかったとしても、特別なことはしなかったとしても。あっという間に過ぎてしまうからこそ、残しておくことを大事にしたい。

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