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「鉄フライパン餃子」の勝率をあげる極薄ターナー

三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。

鉄フライパンで「餃子をやってみたい!」という方は多いのですが、
「失敗すると敗北感(?)を感じやすい」と店頭でお客様とも話す機会が多くあります。

今日は、そんな鉄フライパン餃子の勝率を上げる極薄ターナーの話。
※テフロン・フッ素・セラミック加工には不向きのターナーです。また鉄製品でも塗装がかかっているものについては商品の説明書をご確認ください。


【きっかけ】

きっかけは、店頭で鉄フライパンメーカーの”リバーライトさん”と一緒に実演をした時でした。
(錆びにくい、IHでも使える鉄フライパンメーカーさん。初めての鉄フライパンとしてもオススメです。)

「鉄フライパン実演で、餃子をやるときに、万が一、失敗したらかっこ悪くないですか??」
という、私の質問に対して

「大丈夫です!コレがあります。」
と、自信をもってお勧めしてくれたのが貝印の極薄ターナー。

【実際どんなものか】

我が家で鉄フライパン餃子をするときは、このターナーのお世話になりっぱなしなのですが・・。

先日、スタッフと一緒に料理をすることがあったので、実際に使ってみました。以下、簡単に料理の順番の説明です。

①冷凍餃子を並べる

熱して、油を馴染ませた鉄フライパンに冷凍餃子を並べます。
お湯を100cc弱入れて、蓋をして蒸します。

②餃子に火がとおったら

(蓋をした写真を撮り忘れました。以下、蒸し終わった状態。)

中火のまま、水分を飛ばしていきます。
今回は、水分が飛ぶ頃に、少し油を加えました。

私は、ちょっと火が強いかな?と思ったら、気持ち弱火にすることもあります。

③茶色くなったら

水分が飛んで、餃子の周りが、ちょっと茶色になってきたら、ついにターナーの出番です。
(↑茶色が分かりやすいよう、少し画像の色を加工しています。)

フライパンと餃子の間に、極薄ターナーを入れていきます。
ヘラを細かく動かしながら、餃子を剥がす感じでいくといいと思います。
(大きな動きで一発で、くっついてしまった餃子を救おうとしない。)

④お皿に

⑤実は反対側にも

このターナー、反対側にもビヨンビヨンと曲がります。
これがまた便利!

↓反対側にターナーを曲げて、餃子の下に潜り込ませています。

【カリカリにできた!】

私たちは料理研究家ではなく、生活道具屋です。
正直に言えば、慣れていない道具や環境で、餃子だって失敗することはあります。

鉄フライパンのお料理を失敗したことがある方なら、
餃子がカリカリに出来た勝利感は、きっと、共感いただけるはず・・。

【ポイント】

ざっとポイントに感じたことを記載します。

●必要以上に火を大きくしない。
→コゲたら戻れない
●ターナーあれば、くっついた餃子もあきらめない。
●鉄フライパンは油で慣らした方が良い。
●鉄フライパンは金属ターナーでガリガリもOK

このターナーは、テフロン・フッ素加工フライパンでのご利用は避けてください。
また、鉄フライパンは、何度失敗しても壊れないことが魅力の1つ。
(コゲても、サビても戻せる。)
失敗しても嫌いにならないで、捨てないでください。

【最後に】

実はリバーライトさんには、味の素の冷凍餃子を鉄フライパンで焼いていただいたこともあります。

この時のポイントは、味の素さんの冷凍餃子を信じて
・水なし、油無し
・鉄フライパンだけど余熱なし
で調理することでした。


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