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書くことと、話を聞くこと。両方やらないと、体調がわるくなる

ふだん、誰かの話を聞いて、記事を書く仕事をしています。

文章を書くことはもともと好きだったのですが、誰かの話を聞くこともすごく好きだと、この仕事を始めてから気づきました。

ずっと机に向かって書くだけだと、内側にこもりすぎて煮詰まってくるし、話を聞き続けるだけでは、糸の切れた凧みたいに浮き足だって、どこかへ飛んでいってしまいそうになる。

だから、話を聞いて、書く。という両方が暮らしの中にあることが、とても心地いいです。

空を飛んで、地面に戻ってきて、また飛び上がる、みたいな感じ。

両方あって、はじめて心身のバランスがとれる気がします。

今日は、数年ぶりに一緒に仕事をする編集者さんに声をかけてもらった取材でした。

会社や媒体が変わっても、私のことを覚えていて、「あのひとに頼もう」と連絡をとってくれることは、すごくうれしいです。

自分で「こんな記事を作りませんか」という企画を立てたり、提案したりすることもあるけれど、編集者さんから思いがけない仕事のお誘いをいただくのが、私はけっこう好き。

「こんなテーマ、あなたに合っているんじゃないかと思って」と言ってもらえるのも意外で面白いし、自分では決してたどり着けない方のお話を聞けることも楽しい。

知らない世界のこと、人生の物語を聞かせてもらって文章にするなんて、こんなに楽しいことが本当に仕事でいいの? と今のはたらき方をするようになって10年経った今も、わりと頻繁に思います(もちろん、ときには大変なこともあるけど)。

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