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2024年展覧会初め〜山種美術館「癒やしの日本美術」から東京国立博物館「博物館に初もうで」へ

2024年、展覧会初め。

まずは山種美術館。
「癒やしの日本美術ーーほのぼの若冲・なごみの土牛ーー」展に足を運びました。

芦雪のふわふわワンコにほっこりし、若冲の布袋さんに、にんまり。

年を重ねるごとに、日本画がどんどん好きになるなあ。

ほっこりあたたかな気持ちで展覧会場を出て、年始のお楽しみ、福袋を購入。

横山大観の「木兎」、大好きなので、ミミズクのサコッシュとてもうれしいです。
展覧会を見るとき、ロッカーに荷物を預けた後、スマホや貴重品を入れて肩にかけるのにぴったり。大切に使おう。
横山大観の「龍」からはじまる名品選カレンダーは、季節のはじまりにめくっていくのが楽しみ。
東山魁夷「年暮る」のメモ帳は、この絵が大好きな夫にあげよう。

もうひとつのお楽しみは、併設のCafe椿でいただくお正月限定の和菓子です。
ピンク色の「めで鯛」を抹茶とともにいただき、目も舌も満たされました。

午後は東京国立博物館、「博物館に初もうで」へ。

総合文化展(常設展)の料金で、干支の龍にちなんだ美術・工芸品や書画をたっぷり鑑賞できる、お年玉みたいな企画なのです(1月28日まで開かれています)。

館内にはいけばなの展示があり、獅子舞のイベントなども行われていて、お祭りみたいな雰囲気でした。

17世紀に描かれた「龍虎図屏風」はすごい迫力!

螺鈿で龍を描いた中国のお皿(龍涛螺鈿稜花盆・重要文化財)、見る角度により光の色が変化して、目が離せません。

写真撮影ができる展示品も多いので、おめでたい書画を撮影して、待ち受けにするのも縁起が良さそうです。

ほぼ月替わりで、国宝が1点だけ展示される贅沢なお部屋「国宝室」では、現在、長谷川等伯の「松林図屏風」を見ることができます。

ふだんは特別展を観るだけでお腹いっぱいになり、常設展を回りきれないことも多いので、「源氏物語」を収めるためだけの美しい箪笥や、名刀・三日月宗近など常設展の見どころもじっくり鑑賞できて、実り多い時間でした。

展示を満喫した後は、ミュージアムショップへ。

ここは美術書や、全国の美術館、博物館の図録がずらりと並んでいて、見て回るだけでも楽しいのです。

レターセットや茶道具の本、尾形光琳の硯箱を模したお菓子などほしかったものを買い、灘の剣菱酒造とコラボした日本酒・枡もいただきました。お正月限定の企画だそうです。

美術館・博物館は心を静かにして、絵画や文化財を通じ自分と対話する大切な場所。

今年はどんな出会いが待っているか、今から楽しみです。

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