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採用担当が陥りやすい"数の呪縛"

採用を科学し、セオリーに基づいて結果を出し続ける採用プロ集団 CASTER BIZ recruitingの事業責任者をしている森数美保です。

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今日は、採用に関する話です。

数の呪縛に苦しんだ過去

採用に関わる人、みなさん一度は "数の呪縛" にとらわれたことがあるのではないでしょうか。かつての私もそうでした。

転職エージェント時代は、毎日 書類推薦数や面接数などのアクティビティ達成に向けて奔走してましたし、事業会社で採用をしてた時も「逆算したら入り口の数字が足りないな、、どうしよう。スカウトがんばるか…」って常に数字に追われてました。


話は、転職エージェントで営業をしていた時に遡ります。
書類推薦数が未達で焦っていた私は、運良く獲得できた「おいしい求人」に飛び付きました(おいしい求人=応募が集まりやすい、決まりやすい求人)。書類推薦数を達成したかったので、キャリアコンサルタントから推薦があった候補者の内容をろくに精査することなく、全部クライアントへ推薦したんです。

….... その後どうなったか。

クライアントからお叱りをうけました。当然ですね、、
「人に対する考え方がなっていない。そもそも、うちの会社が必要な人材を把握していないですよね」と。

課せられたアクティビティ量を達成することに必死になって、自分が果たすべき本質的な価値 / 役割に気づけていませんでした。
この一件で目が覚めました。

仮説を検証するためには数字を用いたほうがいいし、採用KPIを決めて追いかけることは大事です。採用が確率論の世界であることも否定はしません。

でも、"目先の数" だけに追われると本質的な採用から遠ざかってしまう気がするんです。

会いたい人に会えるようにするのが採用担当の役割

たくさん応募があっても、会いたい人じゃなかったら意味がない。
スカウトのバラマキも同じことが言えます。本来であれば、スカウトメールはその人へのラブレターになるはずなのに、スカウトを送ることに必死になりすぎて”求人お知らせ機能”になりさがっている可能性もあります。

応募数が少ない…媒体ふやさないと。スカウトもっとがんばらないと!
その気持ち、とてもわかります。

でも、応募が増えても"会いたい人"じゃないと、お見送りのご連絡に追われるだけになることもあります。いくら数を集めても、会いたい人に会えてないと意味がないんです。

"会いたい人"がどんな人か言語化できていますか?(要件定義)
"会いたい人"はどこにいるのでしょう。(媒体選定)
"会いたい人"は仕事に何を求めているのでしょう。(メッセージ整理)

採用のゴールは、採用人数の達成ではなく、採用した人が定着し活躍することです。


数の呪縛から解放されましょう。
「数を追わなくていい」と言ってるわけではありません。人の顔が見えなくなるような、採用のやり方は手放しましょうということなんです。


転職は、人生の大きな分岐点です。
採用するというのは、人生の分岐点に立ち会うこととイコールです。

- 何のために採用するのか
- どんな人が必要なのか
- その人にとって"ここ"で働く意味はなにか?

目先の数ではなく、採用したあとの "人と組織" を想像してみてください。
きっと着手することの優先順位が変わるはずです。

Voicyでもこの内容を話しましたのでぜひ聞いてください。

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