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海を恐れていたはずなのに…今すぐもう一度行きたい無人島カヤックツアーの話

この夏の家族旅行は、三重県鳥羽への旅。

▼旅の直後の思いはこちらで。

二泊三日のこの旅で、親子4人全員が揃って思い出上位に挙げるのが、「無人島カヤックツアー」でした。

\「今日の注目記事」にピックアップされました!/

鳥羽の魅力、カヤックの楽しさ、みんなに届け〜!!

私は海…というか、水が得意ではありません。
一応泳げるし、なんなら大学時代にホームステイしたケアンズで、グレートバリアリーフに潜りながらダイビングのライセンス(しかも30mまで潜れるアドバンス)もとりましたが、それでも海が怖い人間です。←

数年前、夫と我が子の親子4人、湖でカナディアンカヌーに乗ったときなんか、本当に死ぬかと思って、もう二度とやらないって雄たけびを上げながらなんとか乗り越えた過去……。
これ、あれですね、我が子を危険にさらすことへの恐怖ですね。
自分に助ける力がないのに、子どもを危険にさらすってことがもうパニック。

そんな私が、なぜ今回カヤックに申し込んだか。
それはね。
もう鳥羽にもう二度と行くことがないであろうと思ったから。
最初で最後の鳥羽(多分)になるなら、その海をちょっと味わってもいいかな、と思ったわけですよ。
(↑安全対策とか、心配事を超リサーチしまくって、それがクリアできるなら、という条件付き)

で、体験した結果。
カヤック最高!!!
安全対策万全!!!!
もう1回やりたい!!!
っていうかむしろ、鳥羽最高!!!
また行きたい!!!!
という結論に。

こんなに恐れおののく私が、ここまで安心して満喫できたくらいですからぜひおすすめしたく。
今回は、誰もそこまで気にしないだろう、というところまでつまびらかに体験レポをお届けしようと思います!
(前置きが長い)


無人島カヤックツアー

今回お世話になったのは、「海島遊民くらぶ」主催の「無人島カヤックツアー」。

鳥羽湾に浮かぶ3つの無人島(三ツ島)を目指してカヤックで出発!
ガイドがご案内しますので、初めての方でも、スポーツが得意ではない方でも、気軽にカヤックや海を楽しんでいただけます。
無人島(三ツ島)では、自由にお過ごしください。ゆったりと海を眺めながら休憩したり、暑い夏の日には海に入ってぷかぷか浮いてみたり!一緒に鳥羽の海を楽しみましょう!

海島遊民くらぶHPより

カヤックで無人島に辿り着き、浜で遊んだ後に戻ってきて90分というコンパクトさ!
二泊三日であまり時間に余裕のない我が家にとっては願ったりかなったりの体験プログラムです。

実際にカヤックを漕ぐ現場はこちら。
穏やかな小浜湾です。

これは偶然だったのですが、私たちが宿泊していた「鳥羽グランドホテル」から別部隊のカヤックがちょうど見えまして。(なので、集合場所も目と鼻の先で移動の面でも非常に効率が良かった!)

この写真の左から2番目に浮かぶ島が目的地なのね、フムフム。

ちょっと不思議ちゃんで、ぬいぐるみをこよなく愛する次女は、旅の初日に買った巨大なラッコ抱き枕に自らの雄姿を見届けてもらおうと、部屋の窓辺にギャラリーを準備。

ラッコ目線でこんな感じ。
では、行ってきます!

≫ 予約時間について

最初は9:30~のコースを希望していたものの、既に満席とのことで、15:30~に変更。
夕方だし、暑そうだし、疲れてしまうのでは……と心配していましたが、結果的には全くの杞憂に。カヤックを漕ぐのはヘビー過ぎる運動でもなく、海だからか、暑さもさほど感じない!むしろキャッキャと盛り上がりながら家族全員超ご機嫌!

ちなみに、お子さん連れ(ツアーは3歳以上から参加可能)の場合は朝の時間帯が多く、私たちが参加した15:30~は大人が多い傾向があるとのことですよ。

≫ 服装・持ち物

こちらのスタッフさん、本当に丁寧!
こちらからの質問にも細やかに応えてくださるし、そもそもHPにはこんなに丁寧なアドバイスが。

イラストは公式HPより
イラストは公式HPより

マリンシューズがレンタルできるのもめちゃめちゃ助かりました!

実際に私たちが手元に用意していく必要があるのは、水分補給用の飲み物のみ。財布やスマホなども防水ポーチに入れてカヤックに乗ろうと思ったものの、全く必要ありません。

終了後の着替えや貴重品などは、更衣室などがある集合場所にある鍵付きロッカーに預けられるので、そこにあれこれ突っ込み超身軽で出発しました!

ちなみに、親子全員水着+ラッシュガードで乗り込みました。
海に入る予定がない場合も、漕ぐ過程&乗り降りで多少濡れますので、そのつもりで。

≫ 出発前に・・・

参加者全員が集合したら、まず元気なガイドさんのアイスブレイクが本当に素晴らしい!

フレンドリーな雰囲気を作りながら、この湾が地理的にどんな特徴をもつ場所なのか。どんな海藻が育っているのか。危険な生き物の説明…などなど、鳥羽の海への興味がグンと深まります。

私たちのガイドだったキエちゃんは、漁師町に育ったそうで、高校時代は「なんとしてもいかだで無人島に渡りたい!!」と思い立ち、そこらへんに転がっている材料を集めるところから始めて、おじいちゃんの力も借りながら仕上げたいかだで有言実行したのだそう!
「帰りは風が強くなっちゃって、一緒に無人島に行った仲間のうち、男子たちがみんなで泳いでいかだを押してようやく戻って来られた」なんて話も。
こういうエピソードが海なし県に暮らす私には新鮮で心くすぐられます!
海とたわむれることが本当に好きなんだろうなぁ、と思わされるキエちゃんにガイドしてもらえることがとてもうれしく思えました。

出発前には、入水前の浜辺でレクチャーが。
基本的な操作方法や乗り降りの方法を丁寧に教えてくれます。
ライフジャケットもただ着るだけではなく、丁寧に着用方法を指導してくれて、安全面でも◎。(この時点で私の恐怖はゼロ!)

≫ いざ出陣!

まずはテトラポットに囲まれた範囲内で、基本的な操作を練習。
2人1組で息を合わせながら前進・後進、右左折、停止などを練習してからいよいよ出発です!

かつてカヌーで全然戦力にならなかった私は、長女とペアに。
力の弱い次女は、パワーのある夫とペアを組むことに。
(これはおすすめのペアリングだそうです!)

もう、私、たのしいのが表情に溢れちゃってますね…。

操作がどうにもこうにもうまくいかなかったり、力尽きちゃったカヤックは、ガイドさんが引っ張ってくれるそうで(この日も目撃!)、海の上で孤独に漂流…という心配がないのもうれしい◎

ちょっと回り道しながら海上散歩を楽しんでいる間も、ガイドさんが写真を撮りまくってくれるので、カヤックに集中して楽しめるのも本当にありがたかったです。

≫ 無人島での過ごし方

無事に到着した無人島はこんな感じ。
到着した瞬間、海に飛び込めます。(笑)

少し進むと大人でも足がつかないほど急にグンと足が深くなるので、ライフジャケットは着用したままで。

ご一緒した親子さんは、シュノーケルを持参していましたよ!

「鳥羽に行ったらビーチコーミングしたいなぁ」と話していた次女。
シーグラスも貝殻もたくさん!夢がかないました!
(写真は長女ですが!)

他に、貝殻を投げて水切り遊びをしたり、クラゲ(毒の心配がないもの)を触らせてもらったり……海に入らなくても楽しみ方はいっぱい。
それぞれの過ごし方を尊重してくれるのも心地よかった!

≫ 帰りたくない帰り道

無人島を去るころには、もっともっと乗っていたいほど楽しい気分になっていた私たち親子。

海に浮かぶ家族写真も撮ってもらいました!
こんなのなかなかないよね。貴重!
大切にしたいと思います!

ちなみに、カヤックから降りた後は、ホースでシャワーも浴びられます。
が、多少のベタベタ感はあるので、我が家は「あとはお風呂に入ってご飯を食べるだけ!」にできる15:30~のコースが大正解でした◎

おしまいに

本当に本当に楽しかったこのカヤック体験。
降りた瞬間から、「もっと乗っていたかったね」「また来ようね」と、みんな大満足!
ホテルから海を眺め直して「あそこをぐるっと回ったんだね~」なんて会話もしながら、ずっとあの楽しい時間に浸ることができました!

海なし県民にとって超貴重な「海」での体験ができたこと。
鳥羽ならではの自然と環境に触れあえたこと。
あの場所を愛する素敵なガイドさんと触れ合えたこと。
本当にお願いしてよかった。

ちなみに、帰ってきてからも未練がましくHPを探検していたら、え、ここ魅力的なツアーがめちゃめちゃある……。

漁師さんと海釣りツアーとか…
プライベートツアーなんて最高じゃないですか…!!!
(今度行くとき相談しよう~!)

本当に素敵な方による素敵な体験だったので、
海島遊民くらぶさんには、なんとしても長く運営を続けてほしい!
そしてまたお世話になりたい!!!
――ということで、鳥羽方面に行く予定がある方も、
むしろ旅行先に迷っている方も、
鳥羽を、そしてここでの体験を全力で推したいと思います!!!

現場からは以上です!!!!

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