「アニメ」はもはやいい音楽に出会える婚活アプリ

的確な例えだとは全然思ってないんですが、実情としてはほんとにこれです。

Netflixを契約してからというもの、暇さえあればアニメ鑑賞する日々を過ごしていて、1年で100作品以上観ているんですけど、本当バカみたいにいい音楽に出会えまくって結婚したい音楽ばっかりでマジで困っています。

もはやいい音楽に出会うために新しいアニメに手を出しているし、正直ストーリーとか作画とかがしっくりこなくたって、音楽さえよければ最後まで大人しく観ます(で、結局作品自体も「なんだかんだ、よかったよな…」って思う)。

元々はフェスに行って新しいアーティストを見つけて来るタイプだったけどこの2年は全く行けておらず当然視野が狭くなるかと思いきや、新旧問わずいろんなアニメを見るだけでどれだけ好きな音楽に出会えたことか。

「この曲ってこのアニメの曲だったんだ」というのもあるし、「このアーティスト名前だけ知ってたけどこんなかっこいいのか」とか、普段なら絶対出会うはずのなかったアーティストに脳天打ち抜かれて一生服従レベルで好きになったりとか、本当に激動の日々なんですよ。いい子に出会いすぎて身がもたない。

膨れ上がったクソデカ感情を落ち着かせるためにも、わたしの好きな子をぜひとも紹介させてください。後悔はさせません…!

※なるべく誰でも聴けるようにYouTubeのリンクを貼りますが、できればアニメの映像で見て欲しいのでユーザー数が多いであろうアマプラのリンクも貼っておきます

①麻痺/yama(「2.43 清陰高校男子バレー部」より)

メッッッッッチャかっこいい。これは本当にアニメのオープニング映像と一緒に観て欲しいです。サビのところとか球がバンバンバンって打ち込まれていって疾走感半端なしです。アニメタイトル通りバレーの話で、主人公の二人はcv榎木淳弥くんと小野賢章さん。小野さんの役のキャラクターはハ○キューの○ッキーにクリソツだけどそんなことはどうでもいい。ハ○キューの大ファンだけれどこっちもよりリアルというか人間の闇の部分も描かれていてけっこう好き。ちなみにライバル校のウイングスパイカーの選手の声を石川界人くんがやっているのでハ○キュー感は確かにすごい。全12話だから半日で観れるが全然完結はしないので続編楽しみにている作品の1つ。このオープニングは一度も飛ばさずに視聴した。本当に好き。

②wit snd love/child dancer /謎女(「Levius レビウス」より)

Netflixでしか観れないんですが、CGアニメーションのポリゴンピクチュアズ制作のアニメ「Levius レビウス」のOPとEDが謎女さんの「wit snd love」と「child dancer」。儚げな美少女の声×歪な曲展開×違和感を覚える口調の歌詞…ナニコレ?????ってなります。Gordonというアーティストが作詞作曲しているみたいだけど、ほんとナニコレ???狂ったようにリピートしてる2曲。

アニメの方は、人体と機械を融合させて戦う『機関拳闘』という格闘技が存在する世界で、孤独な超絶金髪イケメン青年レビウス(cv島﨑信長)が仲間やライバルと共に懸命に生きる姿を描いたスチームパンク作品。CG苦手な人でもめちゃくちゃキレイで世界観に合っているし、だんだんと見慣れて来るくらいには自然な動きだったのでオススメ。原作の漫画も小畑健さんみたいなリアル寄りな作画で美しく、横書き左開きの「バンド・デシネ風」らしくて、まだ買えてないけど読んでみたい。。

③The Sore Feet Song/ Ally Kerr (「蟲師」より)

ヒーリングアニメ&ミュージック。「蟲師」を仕事として各地を旅している白髪の主人公・ギンコが、様々な「蟲」によって引き起こされる事象に対峙していく物語で、江戸と明治の間の架空の時代が舞台になっているそうです。ほぼ1話完結型になっていて、着物を着ているキャラクターが出て来たりグレーな世界観、土井美加さんのナレーションでかなりノスタルジックな作風。村で起こる不思議な現象の正体は大体「蟲」というものの仕業で、それを解決していくのがギンコな訳ですが、村上春樹さんの薄気味悪いダークファンタジーとか、ジブリ作品の自然と人間の共存と闘いみたいなストーリーが好きな人はお気に召すかと…。地方深夜ラジオのパーソナリティーかよっていう淡々としたギンコの口調が好きで、寝る前によく観てます…。アリー・カー(Ally Kerr)は、スコットランド・グラスゴー出身のシンガーソングライターで作曲家さんらしく、この曲で初めて知った。とにかく優しい曲。デトックスソング。

④シンデレラ/サイダーガール(「古見さんは、コミュ症です。」より)

これ!!!!YouTubeにノンクレジットバージョン上がってたので絶対見てください!!!!(迷惑すぎる圧力)

ザ・POP!!!!!! Kawaii!! 曲と映像が「阿吽の呼吸」すぎるだろ…。青春の権化。オープニングの鏡。これでサイダーガールだいすきになった。他のオススメは「週刊少年ゾンビ」「ID」「なまけもの」「フューリー」「ミスターデイドリーマー」あたりですね…サイダーガールまじで聴いてください…

古見さんのほうも、最初は超萌え系だったらどうしようと恐る恐る観始めたけど全然だった。しっかりギャグアニメしてるし、古見さんは本当に可愛い。絶賛放送中です。

⑤EVERBLUE/Omoinotake 、Replica/mol-74(「ブルーピリオド」より)

これも絶賛放送中の美大受験アニメ「ブルーピリオド」のオープニングとエンディングなんですが、作品のイメージにドンピシャすぎる。omoinotakeの「し〜らむッ そ〜らにィ」聴かないと始まらない。視聴に欠かせない準備体操。キタキタ、という気持ちになれる曲。mol-74の方も作品の根幹にある「青い」感じがすごい…「物足りなくなって 劣等感しか愛せなくなってる世界」とかもう泣けてくる……

音楽目当てでアニメ観てますが、個人的にはブルピは漫画の方をオススメしてます…。要領のいい優等生ヤンキーがある作品に出会って突然東京藝大を目指す話なんですけど、自分の居場所とか、努力と才能、凡人と天才とか、好きだけど好きじゃないとか、たっぷりと心理描写されてて存分に自己対峙を繰り返し内面をエグられます。油画の知識紹介も豊富でフツーに勉強になる。女装男子ユカちゃん推し。

⑥aranami/tacica (「波よ聞いてくれ」より)

↑これMVだけどアニメの主人公のミナレさん(cv杉山里穂)の前振り付きでめっちゃいい…。

北海道札幌市が舞台で、25歳の鼓田ミナレは元彼に50万騙し取られた挙句別れ、薄給のスープカレー屋で働いているちょっと不幸寄りの普通の女性なんですが、偶然知り合った地元のラジオ局「MRS」のディレクターに失恋について愚痴っていたらその音源が実は隠し録りされていて、無許可でラジオで使われてしまうんですね。おいおいってなるんですけど、仕事もプライベートもパッとしなかったミナレさん、しゃべりだけはめちゃくちゃうまいじゃん!とスカウトされ冠番組まで任されることになり、ラジオパーソナリティーとして奮闘するというストーリー。「波よ聞いてくれ」っていうタイトルに惹かれてなんとなく観始めたわりにすごいハマって一瞬で観終えた作品です。絵が苦手な人いるかもだけど非常にオススメ。

⑦僕らについて/メレンゲ(「ピンポン」より)

アニメ「ピンポン」はマジで最高です。終わり方まで素晴らしかった。タツノコプロ制作でサイエンスSARUも協力?しているので独特なタッチの作画だけど脚本も素晴らしいし、作中の音楽も牛尾憲輔さんが担当しているから超おしゃん。YouTubeの動画はEDの映像なんですけど、音がちょっとこもってる感じがしたので、Spotifyとかで「”あの夜明け前の”僕らについて」で検索して聴いてみてください…。これが一番好きです。これも努力と才能、凡人と天才の物語と言っていいですね。映画はだいぶ昔に観たので作品自体の良さは知っていたけど、アニメまじで最高でした。スラムダンク並みの高品質スポーツアニメ。。

⑧境界線/amazarashi、アルケミラ/リーガルリリー(「86―エイティシックス―」より)

とにかく聴いてください。観てください。それしか言えない。アニメ観た後にはこのサムネだけで魂が震える体質に変わる。観なかった頃の自分にはもう戻れない

(いまシーズン2が放送中で、2からでいいからお願いだから観て)

(↑これはシーズン1の1話。観て)

(↑こちらがシーズン2の1話(正確には2分割クールの12話目らしい))



いい曲ありすぎる…耳がいくつあっても足らない


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