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ネーティブスピーカーでも知らない英単語

私はオーストラリアに住んでいる間、あまり外食はしませんでした。
なので、よくスーパーに行っていた。

最初のうちは、ローカルマーケットにも行っていました。日本ではあんまり見慣れない野菜や果物があるのが面白かったし、置いてある種類の比率が違うんです。

スーパーやマーケットのような地域の人が日常生活で出入りする場所でさえも発見だらけで楽しかった。

当然ラベルが付いていたり、商品名が分かるように表示がなされています。

へー!これはこう呼ぶんだ!
日本で呼んでた言い方と違う!

とかそれだけで学びがありました。

あるローカルマーケットで、大量のスモモがあるなあと思いました。所謂 plum  です。

けれど表示は違った!nectarineとなっている。
しかも大量です。
買ってみたけど、確かにスモモとは違う。何度か日本でも食べたことはあるはずですが、こんなに大量にみたことは初めてでした。

お店の人に聞いたら、

オーストラリアはめちゃくちゃnectarineが取れるから名物なんだよ!

と教えてくれました。

名物だったら食べなくちゃと思い、いろんな種類のものを買ってみました。

当然、単語も覚えました。何度も目に入るしよく買ってたので、、、

オーストラリアの人達は、他人とでもちょっと会った程度でも雑談をします。

ある日、「お休みに何してたの?」と雑談で聞かれた。

マーケットでnectarineを買ったことや自分の国ではそんなにも大量に見たことないので、WA(西オーストラリア州)は農作物に恵まれてるね。

とかそんなことを話したと思います。

すると、その彼女は全然その英単語を知らないんです。
挙句の果てには、
「そんな英単語聞いたこともない。あなたの母国語が英語じゃないから間違えてるに違いない。」と言われました。

スマホで画像を見せるまでは全く信じてもくれなかった。見たら分かって恥ずかしそうでした。
だって、私が絶対間違ってると言い張っていたから…。

話を聞いてみると、彼女はWA生まれだけどあんま自炊をしたことないらしいんです。朝は出勤途中にカフェで買うし、お昼もそう。帰りはレストランで食事。殆ど外食とのこと。
それにスーパー行っても食材にあんま興味なくて、そんなに表示とか見てなかったなとの事でした。

すごいお喋りで、会話力がある人でも興味がない単語なんてものは全然覚えていないんだなと改めて思った出来事です。

しかし、かなり自信たっぷりに指摘してきたので、ホントに私の単語が違うのか?と一瞬思ってしまったほどでした。

それ以降私は、ネーティブスピーカーが私の英単語がおかしいとか言ってきても直ぐには信じないようにしました。

英語学校に行ったこともあります。そこでも、英単語力がない教師はゴロゴロいました。

英単語でゲームとかやる授業になると、ネーティブスピーカーの教師でさえ知識の幅が余程広くなければ、語彙力なんて意外と大したことない人もいました。

けれども、英語を操っているんです。

インプットが多ければ多いほど、多弁というわけでもない。

先に話したこの雑談した彼女のように、自信たっぷりで私の単語が違うとか指摘してきた教師もいました。けれども、直ぐには信じなかった。

調べてみると、語彙力がなく自分が知らないだけで、間違ってるとか言ってくる人がこんなにもいるのかと驚きました。

日本人が語彙力を増やさなきゃ!と必死でがむしゃらに英単語を暗記しているのを見かけると、

その単語ってほんとに使うの?いつ使うの?

と思ってしまう。

学校なんかだと、日本で何を勉強してたのか聞かれることも多かった。私は理系で、Materials Science (材料科学)を専攻してた。好きな分野だし、論文も英語で読んでたので聞かれれば話せる部分も多かった。

けれども、ネーティブスピーカーでもあんま理解しない人も多かった。だって専門でもなきゃ単語知らなくても生活できるでしょってこと。

食材とか科学とかなんでも当てはまるけど、人によって興味がない単語は適当に流して覚えていない人は本当に多い。

これは、ネーティブスピーカーでも同じ。
それでも使って生活できている。

ネーティブスピーカーでも知らない英単語はある。

ここからも分かるように、英語を使いたいならどうやって使いたいかをイメージしてそれを磨く方が良いです。

使うかどうかも分からないし、興味もない英単語を大量に覚えても結局忘れますよ。使わなくてはそうなってしまう。

ネーティブスピーカーは英語に無敵とか勘違いしている人の多さに驚くことはあります。

日本語の語彙力が人それぞれなように、英語のネーティブスピーカーもそうなんです。

語彙力を増やしてから会話しようと思い大量に覚える。

それはいつどこで使うんでしょうか?

機会を作れば、使うのはいつでもできます。
なのに暗記作業していて、使うのに慣れることがない。

無闇矢鱈に大量に暗記してる人は、そこを考えてみるべきでしょう。

英語習得のヒントいろいろです!

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