アニメも好きなので観る時はあるんですけど、NARUTO(ナルト)は一度もなかったんです。

けれども私がオーストラリアのパースに住んでた時、現地オーストラリア人に私が日本人と分かると、

「NARUTO(ナルト)知ってる？」と何度聞かれたか分かりません。

しかもちょっと興奮気味に。

日本では最近、ワンピースが実写されたので盛り上がっていますよね。
けど、私は9年以上豪州に住んできて日本のアニメカルチャーに興味ある人に会った事はあるけど、一度もこのワンピースの話題を持ちかけてきた人はいませんでした。

アニメ好きの子だなと分かったのでワンピースについて試しに話してみた事ありますが、知らない人も結構いてコンテンツの人気は同じ日本で産み出されたものでも違うんだなあと興味が湧きました。

むしろまだ、サイバーパンク系、SF系のもののが知られている。AKIRAとか。攻殻機動隊とか。

日本のアニメやゲーム文化を好きな外国人は沢山あちこちにいますけど結構人気は分散している。

なので、外国人は必ずこれだ！みたいなのを見つけるのは難しい。

そして日本で観られているものとは傾向は大きく異なっている時があるのも面白いところ。

例えば豪州のNetflix ではジブリが見放題だった。そして、現地放送局でもよく放映されていた。にも関わらず、一部の日本オタクとか日本好き(何回か訪日経験者レベルの人が多い傾向)。
もしくは、こちらが日本人と分かり明らかに気を遣っている層くらいしか知らなかった…

私の経験では、そんな感じ。
まあよく見かけるからちゃんと知ってるけどそんな興味ないや！みたいな雰囲気がありありと伝わってくるのも何度も。

多分好きな人は相当オタの可能性高いのだ笑

私のカルチャーショックは、日本観光好きのご家庭にお邪魔した時に彼等がジブリを知っていてTVをかけた時です。

明らかに私へのサービスなんだなと雰囲気で察した。誰も見向きもしていなかった…。

「日本のアニメだよね！落ち着く？」
「これを観ると楽しいでしょ。」

と言われ、彼等の母国語の会話が始まりました。私に英語以外の言語で話すと申し訳ないので、私が寂しくならないように気を回すためにサッとジブリを使っていた。

あっ！興味ないんだなと…察しました。

そんなものです。流行って。

特に欧州系の人達はあんま宣伝には左右されないです。日本人ほどには…

知ってるけどね。私はこれだよ。こっちが好きだよ、興味あるよ

という態度がしっかりしている。
それはもう気分が良いほどの人も…

その姿勢は非常に学びになりました。

けれども、アニメの話題になるとなんと日本に興味ない人までNARUTO！NARUTO! とうるさいんです。

彼等は、NARUTOそのものに興味を抱いていた。

「日本」ではないんです。
“NARUTO”なんです。

これはある意味凄いことで同時に興味深いこと

国を超えている…

明らかに日本人嫌いっぽい人まで、なぜかNARUTOリスペクトしてる人までいました 笑

コンテンツが世界を超えるってこういう事なのだなと…

あとは、ゲーム。日本のものと思わない状態で好きな人までいた。多くの人が知っている。

国を超えてるんです！！
何度も言います 笑

国を超えているんだー！！！

私は若いオーストラリア人達から、時には愛すべきオタク達から知らなかったNARUTOの説明を受けた事があります。

全然知らなかったのに、どんな感じかの概略を異国の地で知った 笑。これは面白ろ体験である。

熱く語り出す人までいたんだ。

日本から離れて住んだ事で、日本での海外人気！みたいな話に大きな一種のズレがある事も知った。

すごい印象が作られているけど、それはもしかしたら日本向けの宣伝で実態とは別なのかなとかも疑った方が良い事も多い。

向こうが日本内部の空気を読んで、日本で人気ありそうな話題を選び抜き会話を弾ませようとしてる話もあるかもしれない。

外国人も空気読みがうまい！
空気読み！社交術！察する力！

寧ろ日本人よりすごい人達も多くいるのを知った。

けれども、日本とは知らなかったとしても主体的に好かれるコンテンツはある。

そのひとつの例がNARUTOではないのか！？

社交術としての、NARUTOがあっても良いのかもしれない笑。

あなたはNARUTO知っていましたか？