『そっけないくらいのあなたでいて』
　　詞・曲・編曲：美果

どうしたの？
こんな外までわざわざ
見送ってくれるなんて
珍しいね
うれしいけど
それがあなたの心細さの
表れだとしたら
素直に私喜べない

春にはまだ少し早い夜更け
風の冷たさに
二人　首をすくめてる

好きなことに夢中になって
そっけないくらいのあなたが好き
少しさみしいときもあるけど
いいよ
そっけないくらいのあなたでいて

夢をカタチにしていくのって
言うほどキレイゴトじゃすまないよね
こわいほどまっすぐなあなただから
そっとそばにいるわ
何でも話してね
私には愚痴も泣き言も

変わってゆくから
いろんなこと全部
この夜もいつか
アルバムのひとコマ

好きなことに夢中になって
そっけないくらいのあなたが好き
少しさみしいときもあるけど
いいよ
そっけないくらいのあなたでいて

好きなことに夢中になって
そっけないくらいのあなたが好き
少しさみしいときもあるけど
いいよ
そっけないくらいのあなたでいて

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちょうど今頃の季節が舞台の曲ですね。
あんまりこういうコトは言わないのだけど、この曲にはこの曲が生まれるきっかけになった　とある3月のまだ寒い深夜、というのがハッキリあります。
そして、のちにそれはだいぶほろ苦い記憶になってしまった。
それで、しばらく数年ずっとこの曲歌えなくて寝かせていたけど、あるときもう大丈夫かなとじぶんのなかで思えるようになって、また再び歌い始めました。
楽曲は、じぶんのなかで生々しさが抜けて客観的に純粋に作品として歌えるようになってからが、ほんとうの歌になる気がする。

わたしの場合　楽曲は、曲によってつくり方が様々でそれぞれに本当にバラバラなので、もちろんそんな曲ばかりではないんだけど、シンガーソングライターをやっていくことは、ある意味メンタルにだいぶ負荷がかかるのは事実です。
ほかのひとのことは知らないけど、わたしはそう。
若かりし頃も今も七転八倒してきた。
痛みを伴って生みだすモノこそ響くのだろうなとも思います。

…あ、「夜中の手紙」ならぬ「夜中の投稿」になったかなw
セカンドフルアルバム💿『あれからのミチノリ』収録曲。