働くことより、休むことの方が難しい


スポーツのうまい人は、体に力を入れることよりも体の力を抜くことがうまいと気がついたのは中学生の時。
勢いで入った陸上部では、長距離以外ではほぼ芽が出ませんでした。
なぜなら私は体の力を抜くことがすこぶる下手だからです。
短距離ではピストルの音がなると、拳を握るみたいに全身にぎゅっと力を入れてしまいます。
走り高跳びでは浮かそうと思った瞬間、地面に足を突き刺すのではないかという勢いで足に力が入ります。せっかくつけた助走は無駄となります。

その癖は、陸上だけに留まらずクラス対抗の球技大会でも同じでした。
ボールを投げようと思った瞬間、肩から指先にかけてかっっちかちになるまで力を入れてしまうんです。
だから、ボールが前に飛ばない。
あの瞬間の1群女子の目線ほど怖いものはこの世にほぼないと思います。

この力を抜くのが下手な癖は、日常生活にも影響を及ぼしています。
力を抜いて日々を生き抜くということが苦手で、際限なく頑張り続けてしまう。そのせいで、結果的にパフォーマンスが落ちてしまう。
このルーティーンから抜け出すことがすごく難しいです。
休むことって働くことより難しいんです。多分。

最近ある人が言っていました。
力をうまく抜くことで、力を入れるべきところでうまく力を入れることができる。
誠にそうだと思います。
地面に足が突き刺さってしまう前に、上手に力を抜こうと思います。
面倒な性格に育ったな。。。


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