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「わたしを一瞬足りとも不安にさせるな」

慌ただしい1週間が終わり、家族が寝静まったいまこれを書いています。おっしゃる通りわたしの大好きな(笑)お金の話にいく前に、言いたかったことがあってさ〜。


かおりちゃん、前回書いてくれたように、よく「みかちは愛を受け取る才能がある」と言ってくれてたじゃない?

そうか、そういうものなんかなぁと思っていたけど、ここ最近気づいたことがあってね。

わたし、無意識レベルで「守られたい」とすごーーーく強く願っているみたいです。無意識だから、個人的な意識としてはそんなこと全然思ってないんだよ。むしろ「守られたいとか何それ、現代女性としてありえん」くらいのつもりでいたんだけど。

かおりちゃんもよく知っている夫氏と長く関係を続けるなかで、もちろんいろんな波はあったんだけど(そしてこれからもあるであろう。笑)、何年か前、これといって問題はないのにすごく辛い時期があってさ。「2人というシステム」にすっぽりはまっちゃって身動き取れない、みたいな感覚に陥った時期がありました。

いま思うと、わたしが「守られたい」という隠れたニーズを持っているのと同じくらいの強さで、夫氏は誰かを「守りたい」人なんだよね。昔からそういうタイプっていうのは漠然とわかってたけど、そうか、わたしたちが結びついているのは自分側に彼に呼応するニーズがあったから、そのニーズがマッチしていたからなんだ、と合点がいきました。

辛かった時期は2人の関係がちょうど凪のようなときで、それでもお互いのニーズが(本人たちも意識していないところで)強くくっついてるから離れられないし身動き取れない、みたいな感じだったのかなと思います。あれは辛かったな。

過去を振り返ってみても、わたしが長く付き合ったりご縁があった人って、そういえばみんな同じようなタイプなんだよね...。相手の役に立ちたい気持ちが強いとか、わたしに何かをしてあげたい、喜ばせたい、とか。みんな「守りたい」人だった。

この「守りたい」っていうのも純粋に愛から、というより誰かを守ることに自分の存在意義を見出すというか...。「ニーズ」というだけあってね。

だから、わたしの場合「愛を受け取る才能」があるというよりは、「守りたい人を惹きつける磁石(ニーズ)」があるのかもしれないね。もっといえば、「お世話焼きたい人に、自然とお世話させてあげられてしまう才能」みたいな(書いてて思ったけど、一気にぜんぜん素敵じゃない感じ)。

そうそう、なんでこんな自分のなかの強いニーズに気づいたかっていうとね。自分と向き合いながら薄皮をはぐようにそれに気づいてきた矢先のことで決定的なできごとがあって。

具体的にどんなシチュエーションだったかは忘れてしまったんだけど(確かお金のことで「予定していた入金がない」とかそんな話だった気がする。またお金。笑)、夫氏にそれを告げられたとき、タイトル通りの言葉がマグマのように湧いてきたんだよ。

「わたしを一瞬足りとも不安にさせるんじゃない!!!!!」

肚のほうからぐわーーーーっと自分の内に湧き上がってきた感情と言葉。魔物みたいだった。

◆◆◆

さてさて、話が微妙にずれてしまった。「世界は素晴らしい」って、わたしはそう思えてるかなぁ。そう生きられたらいいな、とは思うけれど。

昔からよく、「人が怖いのかな」とかおりちゃんが言ってたの覚えてるんだけど、そうだとしたら人の何が怖いと思うの?わたしは「人と話すのが怖い」みたいな時期はあったけど、人自体を怖いと思ったことはないから、やっぱりそこにかおりちゃんにとっては何かヒントがあるのかもしれないなぁと思いました。

ブエノスを見たら、わたしはどう感じるのかな。かおりちゃんのようにTango Loverではないし、(いまのところ)特別な思い入れがない街なので、案外観光客的にさらーっと通り過ぎてしまうかもしれないな。それともその街の何かが琴線に触れて、色々考えてしまうだろうか。

#日記 #エッセイ #海外 #手紙 #往復書簡


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