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45歳以降 外資で生き残るために人脈を築く


今日は人脈が仕事力に影響するお話を。タイトルに「45歳以降」と入れたのは、45歳を過ぎると外資でも転職が少しづつ難しくなるからです。人生100年時代、体力・気力ともに充実している方はたくさんおられますが、同等の仕事ができる、もう少し若い人はいないのだろうかと残念ながら企業は思うのが現状です。


20代・30代は、転職が割と簡単にできるので、振り返ると職歴が多い方、就職氷河期と重なって、意図せず派遣社員を続けることになり、職場の数が多い方はそれなりにおられます。特に50歳を超えると転職でかなり苦戦されるのを、目の当たりにしてきました。今、私の友人も、転職に関しては明暗分かれ始めています。


元部下に35歳から61歳の現在まで、全ての転職を人脈でしてきた女性がいます。私の元上司と3回、私と2回、私の元部下とも2回、別々の職場で一緒に仕事をしています。彼女は人事の専門家ではないかもしれませんが、珍しい組み合わせの特徴を持ち合わせています。


a)  マルチタスク力に優れ、どれほど忙しくてもパニクらない

b)  仕事が早い

c)  とても話しかけやすい人で、彼女がいてくれると他部署から情報が人事にあがってくる

d)  大人しいわけではないけれど(失礼w)、一緒にいるとホッとする性格


実はなかなか探してもいない組み合わせで、人事部に欠員が出ると「◯◯さん、今空いてるかな?」と即、電話をしたくなる人材です。


彼女の正式な英文履歴書は転職だらけ、転職エージェントに登録しても正面から行ったら、お声はかからないでしょう。それを乗り越えられるのが、人脈の力です。仕事ぶりと人柄を知っている元の上司・同僚から、何かあった時に声をかけてもらえる人材かどうか、皆さんも考えてみてください。


人脈は一晩では築けないので、今から心がける
ことをお勧めします。人間関係はWin-Winなので、無意識だとしても"Take(相手にやってもらう)"ばかりだと、関係は長続きしません。自分が相手にやってあげることもあり、相手にやってもらうこともある関係にしないと、家族ではないのでどこかで破綻します。


人脈がモノを言うのは転職の時ばかりではありません。会社員時代、人脈に助けられた実例をお話します。


シリコンバレーに本社があるIT企業で人事の責任者をしていた時のことです。本社の採用チームから、「日本の採用コストが以上に高い。転職エージェントに支払っている紹介料を半分にしてもらえ」と言われました。


ある人材をA社に紹介したら330万円がコミッションとして入るのに、こちらの会社に紹介したら165万円になる時、転職エージェントがどちらに候補者を紹介するかは明らかです。「全く何考えてんだか...」 本社に対してストレスを感じる外資特有の瞬間です。


さて、どうしよう。本社を説得するには、日本の転職エージェントの紹介料率が高いのはそういう労働市場だからしょうがないと、数字を見せるしかないと思いつきました。


当時、私は外資の人事部長50人の集まりの幹事をしていたので、そのうちのIT企業の人事部長に"URGENT.  Help!(至急 助けてください)"というタイトルのメールを打ちました。事情を簡単に説明し、今日中に返信したいので転職エージェントに支払っている紹介料が、候補者の年収の何%かを教えて欲しいと頼みました。


年に2回、イベントを開催していた幹事の私から初めて「助けて」とメールをもらった皆さんは、即答で返信してくれました。


日本はつくづく一律の国なので(苦笑)、IT企業は全部同じ%を支払っていました。エクセルに社名と%を並べて、本社に送ったところ「わかった、これならしょうがない。それにしても日本は、転職エージェントの天国だね」と言われて、日本は今まで通りで良いと例外にしてもらえました。


人脈に、ここぞという時に助けてもらえた例です。


仕事をしていく上で、誰かに助けていただく場面は多々あります。内容は自分の転職を助けて欲しいという状況から、仕事で情報を集めたいまで様々です。自分の役職があがっていくにつれ、人脈があるかどうかが仕事力に確実に影響します。少し意識していただけたら幸いです。


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('O'*) 右脳の女王からおまけ  ('O'*)

Clubhouseのプロフに絵文字を入れるやり方がわからず、親友に電話で聞いてました。言われた通りにやってるつもりですが、できません。思わず発した「あなた、iPhoneだよね?」に、友は大笑い。「あのさ、今クラブハウスできるのiPhoneユーザーだけなの覚えてる?」あぁ、そーでした。右脳の女王は今日も行く〜




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