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【気づきを言葉に】行動につなげるヒント

ここ数日は、本当に心が穏やかな私。

周りがよく見えていて、今自分がどんなふうに関わったらいいのか、どんな言葉を使ったらいいのか、少し考える余裕もあって、罪悪感につながりにくくなってる。

感情の整理ができるようになって、その効果は絶大だなぁと感じてるよ。


そんな状態で過ごしていると、「気づき」がたくさんある。

今日の気づきは

「どんな目標であっても、最終的には自分の行動目標に落とし込む必要がある」

ということ。

これは子育ての視点での気づき。

「自分ができることとできないことの境界をハッキリさせる」ということが大事だとわかってるのに、行動にはなかなか反映できなかったワケがやっとわかったよ。


「育てる」ときの落とし穴

子育てだけじゃなくても、職場の後輩育成など、自分以外の対象を「育てる」ときに陥りやすいこと。

「育つ」のは相手で自分じゃないのに、「育てよう」としてしまうことじゃないかな。

結論としては、「育てる」というよりは相手が育つ環境を用意したり、仕組みを作ったりして「育ちやすい環境をつくる」ことなのかな、と思う。

もちろん難しいことはサポートが必要だし、一緒に考えていく姿勢は必要だけれどね。


よく最近見聞きするのは、

「自分でコントロールできることとできないことを分けて考え、コントロールできることを実践する」

ということ。

簡単に言えば、相手を変えようとするのではなく、自分が変わる、とかね。

でもね、子育てや後輩育成など、「育てる」ことをしようとしたときに、育てなきゃいけない対象は自分以外で変えることができないなら、どうしたらいいの?ってならない?


私はね、そこがずっとあいまいだったの。

根底には、自分が育てられてきたイメージがつきまとってて。

それは怒られたり指摘されたりする中で覚えて、できるようになっていった過程なのね。

だからその方法しかわからない。

でもそれを我が子たちに実践すると、関係が壊れたり、かえって逆ギレされて収拾つかなかったりする。

それはコントロールされることからの回避や抵抗なんだろうな、と薄々気づいていたけれど、どうしたらいいのかがどうにも腑に落ちなかったのよね。

育てるってなんだろう?

考えれば考えるほどわからない。

でも自分で向き合ってきたら、そこにヒントがあった。

自分を育てようとしたら、成長の過程には必要な考えやステップがあるってわかったのね。

それを理解していたら、育てる相手が今どの状態で、何を必要としているのかが想像できるようになったし、その先の過程がわかるから不安にならなくて済むの。


そうか、私がまず自分を育てられてなかったから、育て方がわからなかったんだ。


「軸」とは自分の行動目標が明確なこと

私ね、漠然と「自分軸がないなー」って感じてたの。

特に今の私って、仕事はパートで主体的に動くというよりはサポートな感じだし、子育てがメインの生活では自分よりも子どものことを考えてしまうでしょ?

軸なんてさ、なくなりやすい環境にあるよね。

むしろ、軸を持ってるとやりにくいというか。

どうしても行き違いやすれ違い、時にはぶつかることだってあるじゃない?

私ね、基本的にぶつかるのがイヤなのよ。

平和がいいの。

でも一方でこれだけは!って部分もあって、そこは主張したいというか、勝手にダダ漏れしちゃう部分もある。

特に仕事で。

ダダ漏れちゃうとさ、仕方ないと思いつつもやっぱり自分の中でそれは「悪」だったよね。

上手く合わせていけるのがいいんじゃないかって思ってた。


子育てでは、子どもを尊重し過ぎて自分が苦しくなることが多かったかな。

どこで線引きしたらいいかわからなくて。

でも自分の心の奥ではね、

「私が親からしてもらいたかったこと、心を大切にしてもらいたかったこと、私は子どもたちにしてあげたい。」

って気持ちが強くて、子どもたちの気持ちを無視するようなことはできなくて。

それが伝わるから、同じ気持ちの長男とは話ができるんだけど、次男からは揚げ足取られて逆ギレすることで言うことを聞いてもらおうとする良くないスタンスができちゃったりした。


そこに必要なのは、

「自他の境界をハッキリさせ、自分の行動だけは決めておく」

ということと

「葛藤場面での、お互いの気持ちを乱さなくて済むコミュニケーションのやり方を知る」

ことだったかもしれないと思った。

どんな性格だとしても、やりようはあるってことね。


ここではそのひとつ、「自分の行動を決めておく」ことが、私の行動を楽にしたってことを書きたい。


自分の行動目標を考えること

目標を立てる、ということは良くしてたのね、私。

今月は季節の変わり目だから、体調の管理を特に気をつけようとか。

1年かけて、仕事では他職種との関わりを深めていくことを大切にしてみよう、とか。


良く考えてみたらね、その目標って大事なんだけど、「具体的な行動」までは明確に決めてなくて。

ただ、気をつけてみる、意識してみるってだけだったかな。

意識することって大事ではあると思うけど、そこに自分の具体的な行動のイメージがないと行動につながりづらいなーと思って。

それにやってみたけど違ってたってときにPDCAが回しにくいのよね。


「今月は体調の管理に気をつける」

→①朝起きたときにコアを高めるエクササイズをする、②睡眠を優先する(家事や趣味より)


「他職種との関係を深める」

→①自分から話しかけて状況を確認する、②仕事上の雑談がしやすい時間帯に顔を出してみる


こんなふうに自分の行動目標を2〜3こくらい挙げられると、具体的な行動のイメージが湧いてきて、行動しやすいの。


子育てに置き換えると

子育てとか仕事での後輩育成とか、「人を育てる」ことが必要なとき、特にこの自分の行動目標を目標とは分けて考えることって大事だと思う。


例えば、小学5年の次男。

今の目標は

「自分から宿題に取り組んだりお手紙を親に出せる」

なのね。

これがなかなかできなくて。

私が指示しちゃうと、さらにやらない。

言われたらやりたくなくなるのは良くわかるけど、言わなかったらもっとやらない。


で、私の行動目標を考えたとき、次男が「自分から」できることが目標だから、私が指示してやらせるっていうのは違うし、だからといって黙っていてもやるわけない。

そこで、行動目標を考える。

「宿題やお手紙を自分からやりたくなるシステムを作り、運用する」

これが私の行動目標。


で、宿題をやったらタブレット時間30分ゲット、お手紙出したらさらに30分、という設定をつくったの。

これって将来は仕事に置き換えられるじゃない?

仕事をしたらお給料をもらえる。

やることをやれば好きなことができる、という仕組みは同じ。


もちろん、今だからこれを次男に提案しても飲んでくれたのよ。

数年前は無理だった。

そもそも宿題やお手紙を出さなきゃいけないっていう社会的なルールを次男は「やらなきゃいけない」とそもそも思ってなかったから。

そんなのに従うか!と逆ギレ。

学校も先生もクソくらえ!って言ってたし、親の言うことだって聞くもんかって感じだった。


今はいろんな話ができるようになり、自分の行動をコントロールする必要性も理解してきたのね。

だから、自分にも利益があって、やるべきことはやらなきゃいけないという流れも納得して取り組めるようになって。


私の行動目標は次男の理解度や考え、性格に合ったものではあるけれど、「私ができること」が前提。

私は何ができるか、でいいのよね。


でもね、この行動目標をハッキリさせておかないと、簡単にコントロールに向かうの。

「宿題やりなさいって言ったでしょ?」

「やらなきゃいけないことはやらなきゃダメじゃない」

こんな言葉をかけられて、素直に行動するワケないもの。

人の指示に従う子どもに育てたいの?

違うよね。

自分で考えて行動できる人になってほしいし、自分から行動できるようになってほしい。


タブレット時間はね、自分から申告しないともらえない約束なの。

その方が報告と相談の機会が作れて、社会勉強にもなるなって思った。

お手伝いをひとつやっても30分だよって言ってあるんだけど、そのおかげで最近ではお風呂掃除を積極的にやってくれるようになったよね。

自発的に、よ?

すごいと思う。

その向こうにタブレットのゲーム時間があったっていいのよ。

大事なのは自分から行動することを積み重ねて、習慣化していけることだったり、自分の行動に対して達成感が得られることだったり。


中1の「学校に行かない選択」をしてる長男に対してもそう。

目標は「長男なりの社会参加ができ、仕事につなげていけること」なんだけど、社会参加も仕事のことを考えるのも「長男」であって、私じゃない。

私の行動目標は、

「家で何らかの活動ができる環境や社会についてのディスカッションの機会を作る」

としてる。

具体的には、料理を一緒につくる(マルチタスクだからいい学び)、私が今考えてることや仕事でチャレンジしてることを話してみる、ニュースについての考えを述べ合う、弟2人のケンカを見て性格やコミュニケーションの仕方について一緒に考えてみるなど。

その中で私は実感してる。

いい学びを長男は積み重ねられてるって。

外でしか学べないこともあるけど、こうやって家にいるから丁寧に学べることもたくさんあるのよね。


どんな目標でも、自分視点で落とし込む

目標を作ったとき、自分視点で何ができるかっていうのを一緒に考えるのって大事だなって、やっとわかってきて。

子育てなんてさ、育つのは相手なんだし、その中で自分は親として何ができるかってよく考えないとね。

子どもの代わりに学校に行くとか勉強するってできないもの。

だけど、登校や勉強のハードルを下げる環境や仕組みはつくれるし、学校に行かない選択をしたときには、一緒に考えて家での目標を作ればいいと思うのよね。

子どもの目標と、親としての自分の目標。


何でここまで掘り下げるのか

私が何でここまで掘り下げるのかというと、私の認知特性が関わってると思う。

なんとなく、で動けないのよ。

もしくは、なんとなくで動くと周りとの温度差が甚だしいのよ。

感覚とか認知の部分ね。

これはすぐには変わらないし、変えられない部分もある。

その都度考えると温度差が出てきちゃうし、言葉だって価値観に左右されやすい。

だけど、どんな自分であれ、行動目標を決めておけば困らないの。

それが自分の軸で、何かあっても自分の軸との関係を把握しやすいから判断も迷わない。

状況を見て、あれもこれもやらなきゃ、と焦らずに自分の行動を取捨選択できるしね。


ふぅ。

自分の頭で考えたことを言葉にしたけど、読み返すと読みにくいなぁ。

まだまだわかりやすいシンプルな言葉には置き換えられないね。

感覚的にはピタッとハマった感覚があるのだけどね。

ま、書き続けてナンボ。

今まで考えてこなかったことを、ちゃんと自分の頭で考えて言葉にする練習だもの。

そうやって育っていく自分にワクワクするから、それでいっか。





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