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反抗期終えたけど家族と上手く話せない

父、母、弟、私。うちは4人家族。

私は今一人暮らしをしているけど、実家からそう離れてはいないから、よく実家に帰る。私以外の3人はすごくすごくよくしゃべる。うるさいなぁってぐらい。私はそれを基本は聞いているんだけど、たまに私も相槌をうったり、ばかげた弟の話につっこんだりする。

そのたびに思う。「なんだか体がむずむずするなぁ。」一体なんでだろう。居心地が悪いわけじゃないんだけど。今日は自分と家族のお話。

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私は、反抗期が長かった。長くてそれに、たぶん最低な子どもだった。小学校の4年生ごろから始まった反抗期は、大学を卒業して実家を出るまで続いた。

その間は、両親のいうことにいちいちつっかかり、これをいわれたら一番両親が傷つくんだろうなってことを探しては言って傷つけて。まともに会話することなんて、ほとんどなかったし、家族と同じ時間をすごすなんて、なんて無駄な時間なんだろうって思ってた。今となっては、なにが理由かよくわからないけど、本当に両親が好きじゃなかった。とにかく関わりたくなかった。

そんな最悪だった家族との関係も、大学を卒業して、実家を離れて暮らすようになると、少しずつ変化していった。お母さんがどれだけ、毎日家事を頑張ってくれていたかが一人暮らしをしてみて初めて分かったり、社会人としてのふるまい方を父から教えてもらったり。離れてみてやっと、両親を少し尊敬することができるようになったことが大きいと思う。お母さんと2人でおしゃべりしながらランチをして、「あぁ今までなにしてたんだろう」って思えるまでに私と家族の関係は好転していった。

でも、家族と話すとき、いまだに体がむずむずする。もう反抗期を終えて2年近く経つはずだけど、なんだかおなかの中がむずむずして、うまく話すことができないのだ。

これは、長年家族とまともに話していなかったから話し方がわからないことと、恥ずかしさからくるものなのかなぁと思っている。だから家族との写真をインスタにのせている友達や、腕をくんで歩いている親子をみるたびに、「どういう神経??」と思うと同時に、素直な心で家族と話すことができていることに嫉妬する。

10年以上の反抗期を過ごしてしまった私は、今後家族をインスタにのせたり、腕をくんで歩く親子になれるのだろうか。そうなりたいなんて口が裂けても両親にはいえないけど。

上手く話せないし、そこまで優しくもしてあげられないかもしれないけど、いつかこれはいえるようになりたい言葉がある。

お父さんお母さん、たくさんたくさん傷つけてごめん。
ずっとずっと反抗期でごめん。でもね、あたし2人のこと、大好きだよ。
これからもよろしくね。

いつの日か、正面向いて、いえるようになりますように。
(いつになることやらね。)


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