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在職トランスと人間関係

こんにちは。

トランスジェンダーが在職トランスしようとする際には、さまざまな障害や困りごとがあると思います。

その中でも一番大変なのは、やっぱり人間関係ではないかと。
そして、意外と女性からよりも男性からの偏見に悩むことが多いそうです。

一見同じように接してくれていても、今までと同じように男性社員と2人での打ち合わせや、一緒にランチに行ったりしたくても、
「僕、そんな趣味ないですから」とか
「この人と仲良くしたら、そっち系だと思われる」と距離を置かれてしまうこともあるそう。

そんないきなり態度を変えなくても、とも思いますが、
今まで自分と同じ男性、同士として接してきた人が、いきなり自分とは違う性別の人という認識に変わるわけですから、慣れるまでは無理もないのではと思います。

男性は女性よりも何倍も、相手にセクハラに値する行動をしないように配慮しなければいけない世の中ですしね。
女性よりも柔軟さが少ないのもあり、最初のうちはどう接していいのか分からず、とまどってしまうのだと思います。

対して女性のほうが、受け入れてくれる比率は高いそうです。
これは、職場トランスを始める前までの間に、その当事者がどう職場の女性と接してきたかにもよりますが、

お弁当を一緒に食べる仲間に入れてくれたり、よく行くネイルサロンのお店を教えてくれたりと、女性陣の輪の中に入れてくれることもあるようです。

職場の中でのアライさん(性的少数者を支援しようとする異性愛者のこと)になってくれることも、だんぜん女性のほうが多いのではと感じます。職場でどう振る舞ったらいいか戸惑っている当事者を見て、手助けしてあげたいと思う方が多いようです。

これらのことは職場自体の雰囲気や環境がある程度整っていないと成り立たないことですけどね。

職場がブラックで従業員同士もあまり温かい交流がないところで職場トランスをし、腫れ物の触るかのような扱いをされたり、
あとは明らかに化粧をしたり体のラインが女性だと分かる服装で出勤するようになっても、誰にもつっこまれず、何もないことにされている
という話も聞いたことがあります。

あとはコロナを機にそのままずっと今でもリモートワーク出社を続けている会社も多く、職場(?)トランスしやすくなったという人もいます。
コロナで社会のさまざまな環境が変わっていきましたが、トランスジェンダーにとってもカミングアウトしやすくなる大きなきっかけのひとつだったようです。


このnoteは、トランスジェンダーを家族に持つ方とコンタクトが取れる場をつくりたくて始めました。
もしご縁があってこのnoteを見てくださり、悩んでいるけど周りに話せる人がいないよ、という方がいらっしゃいましたら、良かったらコメントください🥰
私の経験から、誰かに話を聞いてもらうだけでも、だいぶ気持ちが軽くなることもあります。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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