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本のある風景。

今月4月8日(月)〜18日(木)にペーパーボイス大阪で行われた企画展
『本とか 装丁とか あいうえお』展
に参加しました。

この展覧会では、本作りにまつわる様々な言葉(のど・耳・小口・背など)を
装丁家が実際に使っている道具や見本帳、書籍を展示しながら
あいうえお順に解説していきました。
その言葉を一冊にまとめた冊子がこちら。

文庫本サイズの小さな冊子です。

参加したイラストレーターは
【本のある風景】をテーマにイラストを描いて展示し、
ポストカードも作って、会場で来場者に配りました。

【本のある風景】
最近は電子書籍なるものもあり
タブレットやスマートフォンで読むことができるようになって
たくさんの持ち重りもする本を所蔵しなくても
一つのタブレットやスマートフォンの中に多くの物語を所有することができるので
身軽で居られる……という利点を挙げる方もいますが
私は紙の本が好きで
その持ち重りのする本を読む姿、所作も好きです。

私が描いた【本のある風景】のいくつか。

間接照明だけの薄暗い部屋で本を読むのが好きです。
愛読している本は厚さが5センチくらいあって重いから
ベッドの中で読みます。
薄暗いからすぐ寝落ちして読了できません。

本屋をプラプラしながら
気がつくと、プラプラと本を選んでる人ばかり見ています。
専門書や趣味の本の棚あたりを回りながら何かを探してる姿。
そういうのを見るのが好きです。
まさか立ち読みしている姿を私に観察されているとは思っていないでしょう。

文庫本は電車の中で読むのが楽しいけれど
雨の日なんかに、部屋で寝っ転がって読むのにも文庫本はちょうどいいです。

どこか外国の大学キャンパスの芝生の上で本を読む学生。
やっぱり絵になるのは、タブレットより紙の本です。

どんな姿勢ででも
どうして本を読む人の姿は絵になるんだろうか……と思ってしまう。


最近は、カフェと併設したおしゃれライブラリーや個人が経営する本屋も増えてきましたが
私個人的には昔ながらの本屋さん(大型店舗含む)の方が居心地がいいです。
なんていうかこう、、「こういうのっておしゃれでしょ?」というのが
ライブラリーや本の品揃えに見え隠れしてるようでイヤなのかもしれません。

で。私のポストカードが完成です。


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