こじらせ番長の私、みけ みわ子が
女性の自意識が世代によってどう変わってきたのかを
考察してみました。

◼️Z世代女子がうらやましい、ゆとり世代の私

・Z世代のあざと可愛い世界観

皆様は、
TikTokなどのSNSでバズった
HoneyWorksの「可愛くてごめん」
という曲をご存知でしょうか？

こちらから視聴できます↓

以下に歌詞を抜粋しました。

ごめんって謝ってるようで
全く悪びれてないです。
むしろあおってます。笑

最初に聴いた時は
「ちょ、ちょっと30代ワイにはついていけない世界や…」
と思っていたのですが、

何度も流れてくるうちに
だんだん脳みそに浸透して（洗脳されて）きました。笑

なんか、「こういう価値観いいなぁ」って。

今は、「あざとい」と言う言葉もけっこうポジティブに使われてますよね。

「あざとい」を定義すると以下のような感じでしょうか。

上記の全てを「恥ずかしいこと」とせずに
堂々と自分で認めることができるし、
他者に表明することもできる。

その状態が
健全でいいなぁと思います。

◼️ゆとり世代女子は、自分を可愛いと思ってはいけない？

・アイドルは頭がおかしい！？

私は1987年生まれ。
ちょうどゆとり世代の始まりの年代になります。

20代の頃、同年代の男友達の発言に
衝撃を受けたことがありました。

「アイドルって頭おかしいよね。
自分のことかわいいと思ってやってるんでしょ？
ヤバくない？」

え…
アイドルって客観的に見て可愛い子達が多いけど、
その子達ですら自分のこと可愛いって思っちゃいけないの？

そう思って、すごく怖くなった記憶があります。

なぜなら私は、自分の顔を
大まかには好き、いやけっこう好きだからです。笑

芸能人になれるほど整っていないのはわかっているし、
不満もたくさんある。
それでも毎日見てる自分の顔は、
なんだかんだ好き、という方は多いんじゃないでしょうか。
（他人を巻き込もうとするスタイル）

でも自分の顔が好きだなんて、
恥ずかしいことだから隠さないといけない。
私は長い間、本気でそう思っていました。

・可愛いのに変顔する子はノリがいい？　プリクラ文化の始まり

私が小学生の頃にプリクラが登場して、
中学生くらいから本格的に流行り始めました。

そして、当時は謎の「変顔」という文化がありました。

読んで字のごとく、変な顔をしてプリクラに写るのです。

上の私の変顔なんて、
生ぬるくてイヤミを言われるレベルです。

プロはもっと本気でぐっちゃぐちゃにします。

そして当時は、
「あの子って、可愛いのにめっちゃ変顔とかして
ノリが良い」
といった類の褒め言葉をよく耳にしました。

いや……でも……

可愛い子の変な顔、そんなに見たいか？
普通に可愛い顔を見た方がテンション上がるよね？

今思うと、
一人だけ可愛く写るなんて許さないという
けっこうな同調圧力を感じます。

みんな本音では、
シンプルに
可愛く写ったら嬉しかったと思うんですよね。

・誰も幸せにならないBBA呼び

20代半ばをすぎてから、
結婚していない自分に焦りを感じたり
情けない気持ちになることが増えました。

もちろん、今の20代でもそういうことはあると思うのですが、
自分が20代の時は
とりわけ風当たりがキツかったように感じています。

この時期、婚活で焦る女性たちをネタにした
メディア作品をよく目にしました。

また、BBA（ババア）という言葉が流行りました。
（元はネットスラングです）

20代の女性が自分のことを自虐でBBAと呼ぶこともあったし、
20代後半の男性が同年代の女性のことをBBAと呼ぶこともありました。

同い年の男友達に、ネタとして心無い言葉を言われることもけっこうありました。

私はこの風潮がすごくしんどかったです。
（書いてて辛くなってきた…）

20代後半の男性が、
同い歳の女性のことを「あいつはBBAだからもうないわ」っていうのって、
誰も幸せにならないじゃないですか。

女性はもちろん辛いし、
男性だって、パートナーの候補が減るだけ。

令和の時代になって
そういう言葉がなくなってきて、

年齢に対してとやかくいう風潮がなくなってきてから、
私はすごく生きやすくなりました。

SNSでも
40代や50代、またそれ以降の方々が
自分なりの美容やファッションを楽しんで発信しているのをよく見かけるようになり、
素敵だな、と思うし
そういうのを見ると自分の未来にも希望が持てます。

何歳になっても、
自分のことを綺麗に見せることが楽しいし、大事。

そう思える女性が多い世界のほうが、
絶対に幸せの全体量が多いと思うんです。

・可愛くなる努力をしながら、可愛いと思っちゃダメって難易度高すぎ

自分の顔が好きというのは、
自分の顔が嫌いよりもずっと幸せなことだし、
どうして恥ずかしいことなのか、よく考えるとわかりません。

多くの男性は可愛い/綺麗な女の人が好きだし、
女性にとって、男性にそう思われることは
美を磨く一つのモチベーションになります。

それなのに、可愛くなるために磨いたのに、
自分で自分のことを可愛いと思ったらアウトー！だなんて、
そんなん、なんか、
ルービックキューブ並みに難しくない？？

そりゃ、こじらせますわよ。

パートナーのパルル君と付き合うことになった時に
「いったい私のどこが好きなんや、ええコラ？」
と問い詰めた時に、

「うーん、やっぱ可愛いとこかな。
自分でもわかってるでしょ？」
と、にっこり笑って言ってくれました。

・・・神の所業かな、と思いました。

私の自己肯定感を爆上げするために、
神が使わせた者かと思いました。

可愛いと言ってもらえたことはもちろん嬉しかったです。

さらに、
自分でも自分のこと可愛いって思ってる/わかってるんでしょ

ということを、
からかうでもなく、恥ずかしいことともせず、
フラットに言われたのがすごく衝撃的でした。

そんなふうに思っていいんだ。

「そんな世界線があるんだ」くらいの衝撃でした。

◼️バチバチしたバブル・団塊ジュニア・ロスジェネ世代

（自分より上のこのあたりの世代は
サンプルが少なく、世代の区切りも自信がないので
なんか違ってたら教えてください。
あと、一括りにまとめすぎなのはご容赦ください。）

私には15、12歳上の従姉妹と、9歳上の兄がいます。
（現在、40〜50代）

その従姉妹や兄が10代後半〜20代の頃に、
彼・彼女らが読んでいる雑誌をこっそり読むことがありました。

大人のデートにぴったりのバーとか、
都心での夜のお出かけスポットとか、
雑誌に載っている恋愛漫画とか、

なんていうか、
大人っぽくって挑発的で、ギラギラしていて、
やる気に満ちている感じがありました。

本気の勝負をしている感といいましょうか。

当時、小・中学生だった自分は、
自分も大人になったら、
こんな大人な恋愛をするのかと思っていました。

でも、いざ自分が20代に突入した頃には、
自分が思い描いていた夜のシティーライフみたいなものは
幻のように消え去っていました。

男性も草食化していましたし。

一応、経験として数回クラブに行ってみたりしたし、
たまには彼氏にオシャレなお店に連れて行ってもらうこともありました。

でも、どれも「ごっこ遊び」のような感じで、
ちょっとたまにはそういう経験もしてみよう、程度のノリでした。

上の世代の人たちは
もっと本気でその波に乗りにいっていた気がするし、

「いい女とそれをねらう男」みたいな、
男女ともに挑発的でオラついたとこがあったのではないかと思っています。

アッシー、メッシーなんて言葉があったくらいだし。

だから、この世代の女性たちは
ゆとり世代の自分ほどには
自尊心を損なうことはなかったんじゃないかな？
と思ってるんですが、

聞いたことないから定かではありません。笑

（結婚に対する圧力は自分の時代の比ではなかっただろうけど…）

◼️終わりに

以上、独断と偏見に満ちた
「若い女性の自意識」の世代論（というほどでもない）
をお届けしてまいりました。

どの世代の方でも、
自分は20代のころにこんな気持ちだったよ、こんな経験をしたよ、というのを
コメント欄で教えていただけたらとっても嬉しいです♪

私はZ世代にあやかって
自分を盛る練習をして笑、
自分なりの可愛いを探して楽しく歩んで行きたい所存です。

本日もお読みいただきありがとうございました！

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みけ みわ子

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