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地方の病院で感染制御の薬剤師として仕事をしています。 日常生活での疑問などを備忘録とし…

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地方の病院で感染制御の薬剤師として仕事をしています。 日常生活での疑問などを備忘録として利用しようかと思います。 よろしくお願いします。 以下取得 ♯認定実務実習指導薬剤師 ♯日病薬病院薬学認定薬剤師 ♯感染制御認定薬剤師 #抗菌化学療法認定薬剤師

最近の記事

感染性心内膜炎→CTRX+SBT/ABPC?

先日、カルテで抗菌薬の使用状況の確認のためカルテをチェックしていたら、「CTRX+SBT/ABPC」を投与されている患者が。 ん?こんな組み合わせ初めてみたぞ、とカルテ記事をチェック。 どうやら感染性心内膜炎(IE)の治療目的とのこと。 しかし、UTI疑い→LVFX→発熱、IEも否定できない?→血培(→陰性)→MEPM→発熱→CTRX+SBT/ABPC と、治療が泥沼になっている印象。 元々主治医がリハDr.で夜間発熱で当直内科Dr.がこの処方に変更したと。 普段ガイド

    • 薬剤師の仕事

      昨日、ネットのニュースで見かけました。 原作の漫画は読んだことがありまして、なかなか仕事のリアルな内容がかかれており、薬の味見や大変な疑義紹介など”薬剤師あるある”がふんだんに盛り込まれております。病院薬剤師の先生が監修されておりさすがと思いました。 いままで、医療ドラマでは医師や看護師がが主人公が多く、そのストーリー中でも薬剤師はほとんど見かけなかったと思います。その理由として 1.患者へのフィジカルな治療ができない。2.薬は医師が出すもので薬剤師は薬を渡す人というイ

      • 手術部位感染

        本日あったこと&考えたこと。 朝からDr.から電話が入ってきて、「手術用のセファゾリンが処方できない、どういうことや」と。今年から復帰した先生なので、事情は知らなかもしれないですが、昨年の供給不足から処方不可にしておりました。 そのトラブルで500㎎製剤から1g製剤に切り替えを行ったのですが説明すると、「1回1gやったら保険とおらんだろ」と激怒。 確かに、添付文書には特別理由のない限り1gを1日2回に分けて静脈注射or筋肉注射となっています。例外で重症例や効果不十分なら

        • ゾフルーザについて

          先日書きましたゾフルーザについて。 分類:キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害剤 適応:インフルエンザ予防に適応がない(タミフルはあり) 用法:単回投与(タミフルは5日) 一般治療の薬価:4789円(タミフルの後発は1360円) 乳製品過敏症患者:投与OK(イナビルNG) シンプルだけどこれくらい。しかしどうして以前熱狂的に欲しがる患者が現れたのか。薬効が既存薬と異なるため新しいものを欲しがるのか。メディアが先行してポジティブな情報を流したためか。 大量に消費さ

        感染性心内膜炎→CTRX+SBT/ABPC?

          インフルエンザ

          本日から本年の初出勤です。 直近の県の感染症情報ではインフルは定点あたり12.35。 ついに10を超えて注意報になりましたが、年末年始で院内発症無くほっとしています。 インフルエンザ治療薬は当院ではオセルタミビル(タミフルの後発)、イナビル、ラピアクタ、ゾフルーザが採用です。 ゾフルーザは耐性の件がありあまり使っていない印象。去年の残りを返品しておいて良かった。 去年いろんな意味で話題になったゾフルーザについて、薬剤師的な視点で評価を近いうちに考えてみたいと思います。

          インフルエンザ

          自己紹介

          初めまして。 地域の病院で薬剤師として働いております。 現在は感染制御をメインで仕事をしております。 今までの経験とか、日々気になったことをゆるーく記録していければなぁと思っております。

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