NZのトレーナー◆mikiko

ニュージーランドのトレーナー|身体と人生観が変わるnote|ハリウッドスターをはじめ、…

NZのトレーナー◆mikiko

ニュージーランドのトレーナー|身体と人生観が変わるnote|ハリウッドスターをはじめ、世界を舞台に活躍する忙しい現代人のフィットネスをサポートしています|一人ひとりの体質や性格を活かした独自メソッド|摂食障害経験|ベストトレーナー入賞|筑波大学健康増進学修士|Auckland

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自信をつけるために『痩せる』以外にできること

痩せないと可愛くない 痩せてないから自分を好きになれない 痩せたら人生もっと楽しめる 痩せたら自信が持てる そう思ってダイエットや運動を始める人は多いです。私もその一人でした。自分が自分を好きになれないのは痩せてない身体のせいだと思ってた。 実体験から、そしてフィットネスの専門家として言わせてもらいます。痩せたら自信が持てる、なんてのは大きな誤解です。 ◆風が吹けば倒れる自信痩せることで自信が出る人はいます。着たい服が着れるようになったとか、やりたいファッションができる

    • メンタルヘルスを無視したダイエットが結果を遠ざける

      「痩せたら自分の身体のこと好きになれる」って思ってるかもしれないけど、逆だよ。先に自分にかける言葉を変えなきゃいけないんだよ。 これ逆にしてる限りダイエットで結果を出したり維持するのが難しくなります。この理由・仕組みはホルモンが関係してる。 鏡の前で自分に「まじデブだな」とか思ってると、そのストレスでコルチゾールが上がります。コルチゾールは血糖値を上げる。本来なら自然と血糖値を下げ始めるんだけど、慢性的にストレスをかけてると血糖値が下がるタイミングがなかったり、しょっちゅ

      • ebookの販売を再開し、売上を被災地の女性支援に寄付します

        12月31日にアナウンスした姿勢改善ebook&エクササイズ動画の限定販売ですが、その翌日に能登地震が起きました。被災地のニュースが飛び交う中、何もなかったかのようにフィットネスの発信をしたり宣伝をすることに疑問を感じて販売を一時中止していました。 その間、ニュージーランドに住んでいる自分に何ができるかなぁと色々調べながら考えていたんですけど、今回のebook売上の利益を全額「被災地の女性支援をできる団体」に寄付することに決めました。 姿勢改善ebook&動画の販売再開に

        • 「察して文化」と「怒ることでしか自分の気持ちを伝えられない人」

          海外出てから何回も「日本の人って自分の本当の意見を言わずに納得した感じで会話を進めるのに、ある時突然爆発して怒り始めるよね、どうして?最初から嫌だって伝えてくれればその時に話し合えたのに」って話聞くんですけど、確かに「怒ることでしか自分の気持ちを伝えられない人」結構いるよね… 国や文化またいで色んな人からこの体験談聞く。「伝えてくれればいいのに」ってやつ。 日本の「察して文化」は日本の外ではダメなコミュニケーション術として捉えられてる場面も多いですね。もちろんそれが素晴ら

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        マガジン

        • ダイエット哲学(考え方)
          27本
        • 人生観
          6本
        • 食事・栄養
          13本
        • 恋とか愛とか
          3本
        • 男女で異なるフィットネス
          4本

        記事

          ダイエットで憧れの人のインスタをモチベにするのが逆効果な理由

          憧れの人の理想的な身体を見て「ダイエットのモチベになるから」とモデルやインフルエンサーをフォローしている人いますよね。 それ、デメリットの方が大きいからやめた方がいい。最新の研究でもその悪影響が指摘されてます。 「理想の身体」をフォローして自分と比較し続けるという行為が、むしろ自分に自信をなくすことに繋がっているという研究がたくさん出てきてる。 モチベになると思っているけど「あの人に比べて自分の身体はダメだ」という自己否定をしているだけで、自分に対する不満や嫌悪が増える

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          「自分の受け入れ方」はその人の人生のストーリーだ

          これは、プラスサイズモデルの吉野なおさん著の「コンプレックスをひっくり返す」を読んで、異なる立場ながら同じく摂食障害を経験した私が思うことをつづった記事です。 以前、助産師YouTuberシオリーヌさん著の食べるの怖いなを読んだ時もそうだったんですが、「共感するところがありすぎて心がいてぇ…!」と心臓ぎゅるぎゅる言わせながら読んでおりました…。摂食障害の部分は特に一度にバッと読めないのよね、未だに。 特に、過食症で暴食していたときの とか っていう気付きの部分とか

          「自分の受け入れ方」はその人の人生のストーリーだ

          欲求段階で判断する「痩せたい気持ち」の不健全さ

          自分の痩せたい気持ちが健全か不健全か(自分を幸せに導くか不幸に導くか)は欲求の段階で判断できます。 自分らしさを今以上に活かすためなのか、誰かから認めてもらうためなのか、誰かに嫌われないように嫌味を言われないようにするためなのか。 下に行くほどダイエットの目的としては不健全です。下に行くほど「ダイエット以外のもので」その欲求を解決した方がいい。 「太ったとからかわれるのが怖い」「世間に申し訳なくて太い足は見せられない」「あの人を振り向かせたくて痩せた」「彼氏に痩せた方が

          欲求段階で判断する「痩せたい気持ち」の不健全さ

          【まとめ】誰からも語られない、チートデイの落とし穴

          チートデイがきっかけで摂食障害になる人が多いこと、もっとトレーナーや専門家たちで話しませんかー! メリットだけじゃなくて、デメリットも話したうえでオススメしませんかー! 普段の食生活でたくさんの制限をしている人にとって、チートデイはその制限を続けるための息抜きであり、楽しみでもあると思います。 しかし、普段制限してる分、ダムが決壊したようにタガが外れて、好きなものを食べる日というよりは「暴食」「やけ食い」になってしまうことも。 実際に、チートデイのハッシュタグがついた

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          アナ雪から学ぶ「バウンダリー」と「心の守り方」の話

          なんかこんなこと書くと「またすれ違ってんの?」とか思われそうですが、このあいだ話し合い第3弾があってすごく腑に落ちたことがあったので、「そっけない」って言葉が気になるカップルに役立ちそうなことをシェアします。 第1弾と第2弾はこちら 今回は、疲れたり心が不安定になった時の「対処法の違い」が発端。 私は、そういう時こそ相手に一緒にいてほしいし、たくさん話をしたい。でも向こうは、そういう時は「ちょっと一人になりたい」んだそう。一人でボーッとして充電して、回復してからまた人間

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          「まじデブ」:鏡の自分に投げる言葉を他人にも投げられるか?

          「もし自分に双子の妹(弟)がいて、今の自分と全く同じ生活・身体・性格をしてるとしたら、なんて声かけてあげる?」 これはよく私が「自分の太もも大嫌い」「もっと頑張らなきゃ」「自分でやると決めたこともできなくてだらしない」と言ってる人にする質問です。 ちょっと考えた後に、「そんなことないよ」「もっと休んでいいよ」「もっと自分に優しくね」みたいな答えが返ってくる。 自分には厳しく追い詰めるのに、他人事にしたとたん優しく接するようになるんですよね。そこで初めて、自分を酷い言葉

          「まじデブ」:鏡の自分に投げる言葉を他人にも投げられるか?

          「小顔」や「鼻の高さ」を褒めるのは失礼。じゃあ、なんて褒めたらいいの?

          よく日本の方に、「小顔でいいですね」「鼻が高くて素敵」って言うのは褒め言葉じゃなくて失礼だからやめてねって言うと「えぇ!じゃぁなんて褒めたらいいか分からない」って驚くのだけど、人に会っていきなり身体のパーツ褒めなきゃいけないと思ってるのがもう違う 会ってすぐ「太った?痩せた?」って聞く習慣がある人は感覚が鈍ってしまってるのだけど、人の身体のコメントするよりも「給料いくらになった?」って聞く方に強いためらいを感じる人は、ちょっといったん座って人生で大事なもの考え直しませんか

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          最近すれ違ってた彼氏と「5つの愛情表現」で仲直りした話

          このバズ以降も、2人の大人の「お互いちょうどいい距離感」を探し続けていたんだけど、これが結構難しくてすれ違いが多発...。 そこで「5つの愛情表現」がすごく参考になったので、パートナーとすれ違ってる人ちょっと聞いてもらいたい。 5つの愛情表現(5 Love Languages)とは、人が愛情を伝える時・受け取る時の手段のこと。スキンシップ、言葉、一緒にすごす時間、プレゼント、行動の5つで、人それぞれ重要度が違う。 これについて2人で話し合ったら、全然異なる基準で愛情表現

          最近すれ違ってた彼氏と「5つの愛情表現」で仲直りした話

          国際女性デーのバズりから考えた「女性としての生きにくさ」

          日本の外に出てから気づいた「女性の権利」についてツイートしたら、共感の嵐でびっくりしました。 日本に住んでる人と話しても「でも最近変わってきたよ〜」とか「日本のこと嫌いなの?」みたいなことしか言われなくて「違うんだ…!そういうことじゃないんだ…!一度外から見てみて欲しいんだ…!」と思ってました。 だけど、この反応見て「私だけじゃなかった」と確認できたのと、反応が色々面白くて視野が開けたので、起こったことや考えた事をまとめます。 ◆コトの発端のツイート#国際女性デー 日

          国際女性デーのバズりから考えた「女性としての生きにくさ」

          男女別で考える最新フィットネス④:「ライフステージ」に合わせる重要性

          ライフステージによって「あなたにぴったりのフィットネス」は異なります。 ◆年齢ではなく「ライフステージ」で考えることが大事ここでいうライフステージとは、必ずしも「年齢」のことではありません。 生まれてから何年経ったかよりも「その人がこれまでどうやって生きてきたか」のことを指します。パーソナルセッションをする際も、私が重視するのは年齢よりも人生の歩みの方です。 例えば、同じ30歳の女性を並べても、妊娠・出産を経験したことがない女性と、2度の出産経験がある女性では子宮の大き

          男女別で考える最新フィットネス④:「ライフステージ」に合わせる重要性

          【まとめ】専門知識うんぬんの前に「人として」必須の基礎知識

          海外に出たいトレーナーは、英語やフィットネスの知識だけ勉強してたらダメだよ、という話 LGBTQ、人種、文化、ジェンダー、政治、社会問題あたりの話は基礎知識として必要。言葉や専門知識よりも「人として大切なこと」でつまずく方がダメージでかいからです。 スポーツ界では、例えば同性愛者を教えることもあるし(LGBTQ)、性を誇張する女性ユニフォーム規程が問題になったりする。 フィットネス界では、そもそも教えるお客さんのほとんどが他業界の人。いくら専門知識が豊富でも、一緒に話し

          【まとめ】専門知識うんぬんの前に「人として」必須の基礎知識

          男女別で考える最新フィットネス③:男性を基準にデザインされた環境で生きる女性の「身体のケア」

          世の中には、もともとの利用者が男性だったために、今でも男性を基準にデザインされ続けているものが沢山あります。 女性の身体には合っていないものを使ったり、合わない環境に長時間いたりすると、女性の身体は男性とは異なる負担を経験します。今回の記事では、科学的な視点から一旦外れて、その性差に注目しながら社会学的な視点で「女性にピッタリの身体のケア」について考えていきたいと思います。 科学に重点を置くフィットネス界ではあまり語られる視点ではありませんが、私が指導をする際に頭の隅に必

          男女別で考える最新フィットネス③:男性を基準にデザインされた環境で生きる女性の「身体のケア」