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4年目ライターのWebに関する問題提起

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ライター4年目に突入し、Webとかメディアについて、もう一度しっかり考えたくなりました。その考える過程を「問題提起」として10本の考察文にまとめたいと思います。エッセイよりはちょ… もっと読む
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記事一覧

ライターとしてWeb上でどういう文章を書いていこうか(10)

「Webライティングをすることについて、ちょっと立ち止まって考えたい」

2014年3月にWebライティングを始めて、4年目に入る節目。

「はじめに」にも書いた通り、この節目を活かして、振り返りつつ未来を向きたいなと思って始めたこの10本連載。

9回まで考えてきて、「じゃあ今後どうしよう?」という話を書きたいと思います。

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変化するWeb業界で、普遍性を追い求める(9)

毎日天気が変化するようなインターネットという世界の中で、

自分はどのように生き抜いていくのか。

まわりの人が三者三様に生き抜くサマを見て、自分の立ち位置を確認する時があります。

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テクニック論がイヤになる一線 (7)

Webライティングに関するコツとかテクニックを知りたいという欲求が、以前に比べて少なくなりました。

というより今はむしろ、テクニック論お腹いっぱい的な感じです。

テクニック論がいらなくなる一線というのがあって、それはとても重要なことなんだと思います。

どこかのポイントで、テクニックから脱却する必要があると思うんです。

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自分の言葉は、誰かの生活の中でどう機能するか(6)

以前のわたしは、言葉は発信するものだと思っていました。

しかし最近、ちょっと考え方が変わりました。

「言葉は機能するものだ」と思うようになったんです。

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Webライターは言葉を書けるだけじゃダメだ(5)

人に届けるための言葉が書ける人、それがライターだと思ってました。昔は。

ただWebライティングについて考えた時、「言葉が書ける」だけでは、たぶんダメなのだと今は感じています。

「人に届けるための言葉が書ける」というのはライターの必須スキルであることは変わらない。

でも、言葉だけじゃ足りない。

むしろ言葉が邪魔をする時もあるし、言葉じゃない部分で伝える必要がある時もある。

「届け方」まで全

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Web上での値段設定のはなし(4)

最初、値段を設定するのがすごく苦手でした。いまも得意ではないです。

既に比較できるものがあれば、相対的に考えて決めることができると思います。

でも、Webの場合、そうじゃないことも結構多い。

noteもそうだし、オンラインサロンも、ライティング案件だって。相場がなくて。

ふつうに値段設定できる人からしたら「なんで?」と思うかもしれませんが、そのあたりで悩んだり考えたりしていることを書いてみ

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Web上にあふれる「ウソ」について(3)

「ウソをついてはいけません」なんてありがちな教育だけど、実際はみんなウソが好きだったりもする。Webにもウソがあふれてる。

例えばブログタイトルに「〇〇するためのたった1つの方法」とつけたとしたら、それはもうウソになる確率が高い。

絶対ウソだってワケではないけど、唯一の方法論なんて、ほとんどないもん。

でも、クリックする人が多いじゃないですか。「ウソだ」と心のどこかでわかっていても。

ウソ

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みんなどういう動機で記事を読むんだろう?(2)

Webの記事を読む動機。

「みんながどういう動機で読んでいるか」は一般論でしか語れないので、

「わたしはどういう動機で読んでいるか」から考えてみたいと思います。

(ちょっとイタめの本音もいれてしまったから、優しい人にだけ読んでほしい……)

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リアルでもネットでも結局は影響力(1)

「誰が記事を書いているか」がどんどん大事になっていく流れだから、影響力を持っていることが重要。

これはもうしょっちゅう言われていることで、そういう流れは絶対にあると思います。

Web上には匿名の大量生産大量消費型の記事があふれてしまって、たぶんもうそういう記事は必要とされなくなっていく。

読者は「たくさんの情報の中からひとつを選びたい」なんて実は思っていなくて、ドンピシャで自分に合うレベルの

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