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卵巣嚢腫手術記録②入院準備編

初めての入院生活。右も左もわからぬ状態なのに忘れ物なんてしたら…。想像しただけで恐ろしい。
入院が決まったその日から、1ヶ月後の入院に向けた準備を始めた。


100均で購入した名前シールに名前を書いて、衣類やコップ一つひとつに貼っていく。
これが、ちょっと楽しい。
おそらく小学生ぶりであろうこの作業に、懐かしさを感じて少し嬉しくなった。
数年前友達とのバーベキュー終わりに夜の公園で久しぶりにブランコを漕いだ時もこんな感覚だったなぁと思い出したり。

しかし、うきうきしながら進めていた作業が途中でストップした。

病院から渡された持ち物リストを見て疑問が生まれた。

"フェイスタオルって何枚あれば足りるん?"

バスタオルもパジャマもそうだ。
2組で足りるのか?
洗濯する場所はあるのか?
そもそも手術後洗濯できる状態なのか私の身体は。

入院自体がはじめての経験で、入院生活の"普通"がわからない。

"●●病院(入院先) コインランドリー"
で検索してみた。
コインランドリーの有無はわからなかった。

洗濯代行はあるけど有料らしい。
金額は記載されていない。そんなに高くはないだろうと予想したけど、使う気にはならなかった。婦人科は原則個室と説明を受け、コロナも怖いし個室代は頑張って支払うことにした私は、出費に対するハードルが上がっていた。


入院生活について情報をまとめたサイトを見ると、"服を入れる用のビニール袋を多めに持っていけば、お見舞いに来た家族へ洗濯を頼むとき使えるよ"なんて記載があった。
残念ながらコロナにより面会は禁止だし、できたとしても家族は近くにいない。

入院準備がこんなに難しいとは!

ただ、難易度を上げてしまったのは自分である。入院前に一度家族への説明と同意書の提出のため受診した際、入院生活についてのオリエンテーションも受けていた。持ち物について解説するスライドをipadで見せてもらい、「なにか分からないことはありますか」と聞かれたのに、何も思い浮かばなかった。スライドを見て”これも必要なのか!へぇ〜!"とただ頭の中で感嘆の声を上げるマシンと化していた。あの時みんなどのくらいの量持ってきているのかとか聞いておけばよかった。

そんなこんなで実際入院してみて、こんなにいらなかったとか失敗したな〜と思ったものがいくつかある。
なるべく身軽な方が入退院も楽だけど、同じ手術でも病院の設備・時期などによってケースバイケースだと思うので、もし入院されるときは数量などもオリエンテーション担当の方に相談してみるのがおすすめです。

これから入院する人が参考になるような形で、近々持ち物リストもnoteで作ってみようと思います。
その通りに準備するというよりは、どんなことを確認しておけばいいか考える材料にしてもらえたら。

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