雨が降っています。

おはようございます。

雨が降るとアンニュイな気持ち

秋が深まるとノスタルジック……それはさておき（さておいた）

子供の頃の苦い思い出や悲しい思い出が、大人になってから成仏（すっきり）することってあるんですね

たまに話題にのぼる、わたしのギターの先生なんですが

彼のおかげで、２つほど成仏しました。

父兄参観日に「えー！？」の大合唱に合ったこと

忘れもしません。

いくつか答えが出ました。
「似た人をみたよ」とか。

わたしは答えました。

「昨日、〇〇のお父さん見たよ」と。

すると、後ろに並び立つお父さんたちが「えー！？」と大合唱したのです。

わたしはショックで、しょんぼりと椅子に座ることしか出来ませんでした。

せめて、わたしが答えた理由を聞いてもらいたかった。
「えー？」じゃなくて「どうして、そう思ったの？」が欲しかった……という、悲しい思い出になってしまいました。

音楽の授業のあとで

学校でリコーダーを習っていました。

「エーデルワイス」だったと思うんですが、リコーダーでハモってみたくなり、楽譜の音程を

ひとつ

ずらして吹くことにしました。

友達を道連れに、音楽の授業のあと、先生をつかまえて披露しました。友達の正規のエーデルワイスと、一音ずらした自分のエーデルワイスのハモりを。

すごくドキドキ、ワクワクしていましたね。

だって、褒めてもらえると思っていたから。

「自分で考えたの？すごいね」って。

しかし、先生の言葉は「２音ずらすのよ」的なアドバイスのみでした。
（成仏したので、記憶が曖昧になっている）

大人になってから

大人になった今も、わたしは独自解釈が好きで、勉強したノートをギターの先生に見せたりしていました。

独自解釈なので、言葉が足りなかったり、理論からズレていたみたいで

「ちがうな」みたいに言われることもありました。

でも、それだけではなく、
「（もしかして）これは、〇〇ということですか？」
という言葉が続くのでした。

わたしのやった事を、違うで片付けずに、ちゃんと理解しようとしてくれる先生の姿勢に、わたしはだいぶ救われました。

それで、子供の頃の苦い思い出も、なんとなく自分の中で消化することができました。

思い出が成仏すると

子供の頃の苦い思い出が、なんとなく成仏すると
あの頃にあった、いい思い出が、すっと横から顔を出してきました。

小学校の頃の担任が、わたしの作文に目を付けてくれて
「ここの文章は、こっちに入れた方がいいよ」
と、アドバイスをしてくれたこと。その結果、地域の文集に載りました。

わたしは文章を書く事が好き。今もこうして書いている。
そのおかげで、ワープロを打つのは早い。

そんなことを思う秋の朝でした。