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窓を開け放つ

夏の朝、起きたらまずすること。
カーテンを開けて、窓を大きく開けて、外気に触れる。

昨日より暑くなりそうだ。

窓辺のバジルが乾いている!水をやらねば。

窓を全開にするなんて、日本ではあまりしていなかった私。映画に出てくるヨーロッパの暮らしぶり、そのもののような感じですが、今では本当に毎朝のルーティーンとなっています。

毎日のように30度超えの、山梨県甲府盆地の猛暑を経験して育った私にとって、夏に窓を開けるなんてことはほぼ無くて。エアコンがとにかく欠かせなかったので、エアコンの無い夏なんてあり得ないし、生きていけない!と思っていました。
そんな私ですが、今では、エアコンは快適で良かったなぁと、懐かしく思うアイテムに。だって、今の私にはエアコンが無いから...

こちらに住むまで知らなかったのですが、イギリスでは一般家庭にエアコンが無いのが普通なんです。

2008年の統計によると、イギリスの一般家庭でエアコンを所有しているのは0.5%。Googleでさくっと検索してみたところ、日本における一般家庭のエアコン所有率は地域差があるものの80~90%ほど。エアコンに対する考え方が大きく異なるのは数字を見るだけでも明らかではないでしょうか。

日本では一般家庭に冷蔵庫と同じくらい普及しているはずのエアコンが、イギリスにはなぜないのか....
エアコンが無い私はどう生きるのか...
ロンドンの本日(執筆時6月23日)の最高気温は31℃。エアコンがないロンドンでの生活について、読者の皆さまにはぜひエアコンが効いたお部屋でごゆっくりご堪能いただきたい。

気候

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