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【不動産投資】公務員こそ不動産投資をすべき3つの理由

私の友人で、親から一軒家を相続し、それを賃貸に出している人がいます。以前私が書いたように私も不動産投資を実践しており、お互いに励ましあいながら情報交換しています。私は1年以上不動産の実務について学びを深めてきましたが、その友人から「公務員としてやりたいことはないの?」と聞かれ、その友人に返したメッセージが今日の記事の下地になっています。

公務員こそ不動産投資をすべき3つの理由その①:商売の基本を学べる

当たり前ですが商売において最も大切なことは「収益を上げること」、つまり「売上が費用を上回ること」です。もう少し解像度を上げて言うと「仕入れ値よりも高い売値で売ること」。そのためには「商品の価値を上げること」が重要になります。

不動産投資の場合、具体的には不動産賃貸業というジャンルにおいて、不動産を保有していることによる費用(固定資産税、光熱費、減価償却、その他維持費等)が仕入れ値になります。それに対して売上は家賃なので、いかに高い家賃で借りてもらえるか、がポイントになります。

こうやって費用対効果を意識し、より収益性の高いものをどうやって生み出せばいいのかを考えるようになると、日々の業務についてもコスパを重視するようになり、同じことをするのにもどうすれば効率が良くなるのかを考えるようになるので、公務員に限らず自ら商売をするというのは社会人にとって非常に有益だと思います。

公務員こそ不動産投資をすべき3つの理由その②:情報を届けることの重要性を学べる

高い家賃で借りてもらうためには、借りてもらいたい物件がいかに快適なものであるか、いかに利便性が高いものであるか、自分の保有する物件に住むことにどうやって価値を見出してもらえるかが重要になります。そのためにコストパフォーマンスの高いDIYが何なのかを勉強することも大切ですが、物件をPRするための方法を学ぶ事も無視できないポイントになります。

公務員は私も含めて宣伝が本当にへたくそで、ホームページに掲載した、ポスターを作った、チラシを作った、で満足し、その後までケアできていません。つまり、そのホームページをどれだけの人に見てもらえたのか、自分たちの施策をどれだけの人に届けることができたのか、までは手が回っていない状態です。なのでいろんな役所のロビーにはとんでもない数の政策周知チラシやポスターが無秩序に配架されることになります。

自らリスクを負って不動産を持てば、どうすれば自分の物件を知ってもらえるかをもっと考えるようになります。その意識を本業に活かせば、存在すら知られていないポスターやチラシをもっと活用することができるようになると思います。実際に私もホームページを月1回更新していますが、電話や窓口で「ホームページに掲載しています。Google検索で『〇〇␣△△』と検索すると出てきます。」という風に地道な宣伝活動を欠かさないようにしています。

公務員こそ不動産投資をすべき3つの理由その③:まちの魅力を高めることに真剣になる

仮に不動産を賃貸に出してもずっと空室だった場合、「どうやったら住んでもらえるのか」を考えるようになります。

「どうやったら住んでもらえるのか」を考えていく中で、その考えはいずれ「どうやったら自分の持っている物件が存在している地域に住みたいと思ってもらえるようになるか」という問いに変化することになります。そしてこれこそ公務員が不動産投資をすべき最も重要な理由です。

公務員の場合、自分たちの関わる政策、施策こそがまちの魅力に直結します。

いくら「子育て世帯に住んでもらいたい」と思って物件を持っていても、その近くに学校や保育所がなければ子育て世帯にとっては魅力的にうつらないでしょう。いくら「外国人に住んでもらいたい」と思っても、自治体の作成するHPや各種案内が日本語バージョンしかなければ、外国人にとっては何の魅力にもつながりません。

こんな感じで各種施策を進める際、常に「これは自分の持っている物件に住んでもらうことにつながるのだろうか」という視点で関わるようになるので、公務員こそ不動産投資をすべきだと強く思っています。

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