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088 | 自分ルールを乗り越える

福岡で商業デザインを本業としながら、Webマガジン『ミッケ!フクオカ』の編集長でもあるおしけんです。note投稿88回目。今回は『自分ルールを乗り越える』です。

みんな何かしらの『自分ルール』というのがあると思います。大きなものでも些細なものでも。日常生活からお仕事に至るまで。それはもうこれまでの経験で、無意識のうちに判断するようになってるんですよね。

もちろん、個人だけでなく様々な業界にとっての『暗黙のルール』みたいなものも同じようなもので。ビジネスの世界のあらゆる職種でも、公務員の世界でも、アイドルや役者などエンタメの世界でも。

それこそ自分も、様々な業界の人生の先輩に、あれやこれやとたくさんの話をしてもらった経験もある。目から鱗の金言もあれば、右耳から左耳に高速で通過させるものもあって。時には「え、それって必要ですか?」と仕掛ける時もあったりして笑

今の時代って本当に目まぐるしく環境も変わるし、ニーズも変わるし、技術やテクノロジーの進化も半端なく早い。昨日まで常識で使ってたものが、明日には『もう古い』と切り捨てられたり。ほんと大変。

そんな中で、時にはすごい武器になる反面、致命的な足枷になることもあるのが、この『自分ルール』なるもの。これまで自分が積み重ねてきた経験で構成されるものなので、これを見直す・軌道修正する・意識改革するのは本当に難しい。自身の経験の地層のようなものなので。

ただ、ここに囚われて苦しんでる人は本当に多いのも事実。もっと言えば、抜け出したくても抜け出せないことが多い。それもそう、自分ルールに沿って行動していくことが、自分にとっては一番居心地がよく『ラク』な選択だから。自身の経験からくる選択の結果なので、うまくいかなくてもある程度「自分が選んだのだから」との納得感も得られる。
ただし、あくまで自分のルールの中で動くことになるので、チャレンジの域も狭く、大きな新しい一歩は踏み出せない。

一方で自分ルールの外で何かしらの判断をする場合は、外部のジャッジに身を委ねていくことになるので、ある意味怖さが最初はつきまとう。知らない世界の判断に乗ることは、自身ではどうしようもない部分も生まれるので不安も抱える。それでも、これまでにない考え方や行動は、結果今までの自分にない新しい世界や戦い方を身につけることになる可能性がある。

あらゆるチャレンジが成功するわけではないけど、これからの時代は『変化できる』ことが欠かせない。業界の常識は世間の非常識。自分ルールは他人にとっては無関係。いかに自分ルールに環境の変化を織り交ぜていくか。
自分を変えられるのは自分だけだけど、それが本当に難しい。それなら、変えられるようにうまく環境を活用していくしかない。