どの時代でもそれぞれ大変だとは思いますが、バブル崩壊以降からの世代は、特にとばっちりを喰らっているなと感じています。

特に氷河期世代はかなり悲惨で、就職活動で悔しい思いをした方も多いと思います。
私もその1人で、親や先生の言うことを信じたのがバカだったと絶望していました。

私の学生時代は毒親から逃れるため、今後役に立たないと思っていても勉強を頑張り、先生にこの資格を取れば大丈夫と言われた資格を取り、いい就職先で働いて１人暮らしをするのが夢でした。

ですが学年上位をキープしていたにも関わらず、在学中に面接を受けられたのは1社のみ。
求人は就職希望の人数分よりはるかに少なく、金融関係以外は手取りを10万切るところもありました。

私は嫌々ながらもお金のためと消費者金融に応募しましたが不採用。
その後卒業した後の３月末に学校からの紹介で契約社員になったのが1番よかった勤務先です。
その勤務先も先生は契約社員でも2.3年は更新するから大丈夫と言われ、既に働いていたお店を辞めて働くことにしましたが、業務形態が変わるため契約更新されず１年で退社することに。

その後ハローワークで就職活動をしましたが、当時の受付の人に「この会社は止めた方がいい」と言われたことがあり、ブラック企業中の更にブラック会社が紛れていたり、お給料が少し高めの求人を希望すると、「何でそんなにお金が必要なの？実家でご飯食べさせてもらえばいいじゃない」と一方的に言われてから、ハローワークが嫌いになりました。

今でもハローワークに行くと20年前の嫌な記憶が甦るので、今の仕事探しはWeb求人が主になっています。

当時はハローワークが使えないと求人雑誌を買わないと探せなかったので、求職中はかなり生活もきつかったです。
自分で探して応募して面接に行っても、嫌味を言われるだけだったので、更にイライラしましたね。

今でも覚えているのは、「あんな小さな求人広告で募集しても10人以上応募が来る。実務経験、資格がないと無理」と言われ、鼻で嘲笑われました。

一応受付事務をしていましたが、電話受付、手書き作業が多く、高校で取れば大丈夫と言われた簿記も通用するレベルではないと言われ、パソコン検定はword、Excel前の一太郎とかいうものだったので、全くの未経験扱いでした。

もうね、先生に裏切られた感と無駄な努力だったと知った時は、本当にやりきれませんでした。

その後も20社位受けましたが、面接を受けても無下に扱われ、結果連絡なしの会社が多く、生活も出来なくなったのでフリーターになる選択肢しかありませんでしたね。

それに就職出来た友達の話を聞くと、毎日3時間程のサービス残業、ボーナスなしで私と同じ位の収入だったので、社員で働く気になれなかったです。
氷河期の就職は、大企業以外社員になった方が悲惨だったのかもしれませんね。

フリーターで働いていても、代わりはいくらでもいるという感じで、使えない社員の代わりの仕事内容や仕事量を押し付けられ、いくら20代で無理出来るといっても限度があり、体調崩して辞めての繰り返し。

約3週間休みなしの7時～21時労働なんてこともあり、その時は立ちっぱなしの仕事だったので、足のむくみが取れず足の太さが1.5倍、疲れすぎて作り笑いすら出来ず、お客さんには「感じ悪い」と文句を言われ、本当に散々な目に遇いました(笑)

お金を貯めようと仕事を掛け持ちしたことも多いですが、少し貯まったお金は、体調を崩した期間の生活費に消え、プラスにならない働き方しか出来ませんでした。

そんな時代を生きた氷河期世代が今でもそんな働き方が出来るわけがないし、したくもないと思うのは当然です。
多くの方はメンタルもボロボロになっていて、何とかやっている状態だと思います。

それに当時より雇用が増えたとはいえ、40～50代は即戦力以外正社員で雇わないとなれば、人生詰むのは当たり前、結婚なんて考えられません。

というか氷河期世代をゴミ扱いしてる企業が多いですが、バブル時代にゴマすりで役職就けただけで、実際ははんこ押し位しか出来ない人よりは、よっぽど使えると思いますけどね！

氷河期支援として、企業が氷河期世代を雇う制度がありますが、それも企業にお金が流れる仕組みでバカにするな！と思ってしまいます。

社員で働けなかっただけなのに、無能を雇ってあげるというような制度に感じましたし、国も企業もお金儲けに使っているようにしか思えない。

就職出来る機会が少ない方が多かっただけで、大卒や能力がある方も多くいました。
きっと私よりやりきれない気持ちで同じ仕事をしていたでしょうね。

当時はカフェバイトでも短大卒以上とかで募集していて、今思い出すだけでもイライラします(笑)

今でも非正規雇用で使い捨てをしたがる企業が多いので、そんな会社に就職したいとも頑張って働きたいとも思いません。

利益を溜め込むような経営者や株主が儲かる会社はうんざりですね。
今となっては終身雇用も崩壊しているようですし、社員になる意味が更に失くなったように感じています。

もうあんな地獄のような働き方はしたくないし、氷河期世代以降の方にはしてほしくないので、負の連鎖を断ち切り新しい働き方を見つけてほしいと思います。

私は、余程いい職場ではない限り社員で働く気はないし、社員で働くよりもフリーランスで生きていける道を模索しています。

昔に比べてインターネットが普及し仕事の幅も広がり、無料で仕事も探せるといういい時代になりましたね！

今の世代は小学生からパソコンの授業があるらしいので、若い世代の方は無理に昔のやり方に従わなくても生きていけると思うし、心ない企業の犠牲になってほしくないです。

私位の世代は就職希望の生徒しか古型テレビのようなパソコン(今となってはパソコンと呼べるのか不明)の授業はありませんでしたから。

氷河期世代の私からすると、中抜き企業は潰れてほしいし、個々で仕事をしていける環境が理想なので、まだまだ苦しい労働環境は続くと思いますが上手くすり抜けて、幸せに生きていけるような仕事のやり方を見つけるために日々足掻いています( *・ω・)ｱｷﾗﾒﾅｲﾖ