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思い込みの呪い

会社員を辞め、通勤がなくなった私は、
ホットヨガの回数を増やしても、体重が増えてしまいました

「通勤がなくなったから体重が増えた」という私の考えに対し、
夫は、「通勤というより足を動かしていないから」という見解でした
そして「だから一緒に走ろう!」と言い出しました

夫は20年以上、週2で5キロほど走っており、
体を動かすことは、走ることと
その前後に行う独自のストレッチのみであるのに
同年代の、同じようにたくさん食べてたくさん飲んでいる友人たちが
皆メタボになっている中で、割と細めの体をキープしているため
自分の見解に自信があるようでした

でも私は最初乗り気ではありませんでした
それまでも何度か夫に付き合って走ってみたものの、
10分くらいしか走れないのを分かっていたからです
それでも体重を元に戻すために、他に手がなかった身としては、
その誘いに乗ってみることにしたのでした

夫の走り方は、それほど速いものではなく、5キロを30分強で走るという、
ランニングというよりはジョギングであります
そのため、走りはじめはこの私でさえ、
「こんなにゆっくりでいいの?」と思うくらいの速さなのです
にもかかわらず、10分ほど走ると、疲れて走れなくなってしまい、
その後はほぼウォーキングで終わってしまうのでした

こんなことを何回か繰り返したある日のこと、
公園のランニングコースを夫の横で一緒に走り始めた時、
木々の隙間に見えた空だったり、横切った鳥だったりを見ながら、
心地いい空想に耽ってしまいました
しばらくして我にかえり、時計を見ると
すでに走り始めてから20分が経過していたのです…

私は一体急にどうなったのでしょうか?
ようやく走ることに慣れてきたということでしょうか?
驚いて立ち止まりました
そして、何か大事なことに、
自分に起こった具体的なことに気づいた気がしました

10分しか走れないという思い込みが、
自分に対する制限になってしまい、
ふと空想に耽ったことでその制限が外れたのではないか
もしその制限がなければ、最初からもっと走れていたのではないか

まるで魔法が解けたような気分になりました
そして、自分の見解を試すべく、翌日は
「自分は30分くらい走れるんだ」と思うことにして、走ってみたところ
40分くらいかけて、約5キロを走り切ることができたのでした

そういうわけで
自分を制限するような思い込みをやめ、
出来ると思えば体はもっと動く

という新たな思い込みを手に入れることができたのでした

お読みいただき、ありがとうございました。

追記:見出し画像は、「みんなのフォトギャラリー」から選択し、
m_goriさんからお借りしました
ありがとうございます!


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