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【deleteC 2023 -HOPE】開催-「みんなで、新たな未来を描こう」!

deleteC は、私が先日参加させていただいた「deleteC 大作戦」というキャンペーンを主催し、がん治療を積極的に応援している団体です。

-deleteC とは-
普段の暮らしの中で(SNSで写真を投稿するだけで寄付につながる等)誰もががん治療研究を応援できる仕組み作りに取り組み、「みんなの力でがんを治せる病気にするプロジェクト」を行っています。

なお、2022/9/3〜2022/9/30にかけて、SNSを使って寄付につなげる「deleteC 大作戦」が行われました。参加企業の対象商品に含まれる商品・ブランド名の「C」の文字を独自の方法で消し、その写真に「#deleteC大作戦」のハッシュタグをつけてSNSに投稿するというアクションになります。1投稿あたり100円の寄付になり、投稿数27,110件 寄付総額12,593,440円という結果となりました。

集まった寄付金について、贈呈式含め、オンラインイベント【deleteC HOPE 2023】が2023/1/29に開催されました。
「deleteC 2023 -HOPE-」は、がん治療研究が「希望の種」であることを伝え、#deleteC大作戦等で集まった寄付金を、毎年2名の医師・研究者の方にお渡しするイベントになっています。今年は総額1000万円の寄付金が贈られました。

☆今年選ばれた内容は谷口 浩也さんと松本 光史さんの研究でした☆

こちらのnoteでは谷口 浩也さんの研究内容について情報共有します。
なお、松本 光史さんの研究詳細はHPの方にアップしています。

(1)谷口 浩也 さん
愛知県がんセンター 薬物療法部 医長

<研究名>
“がんゲノム医療難民”を減らせ!
-かかりつけ病院と協力して行う完全リモート治験の実施-

☆治験とは
「新しい治療法」の効果や安全性を確認するために行われる臨床試験。
従来の治療では効果がなかった患者にとっては大きな希望となる。

<研究内容>
日本初の抗がん剤リモート治験を行っている。オンライン診療を活用してリモート治験を行うことで、遠方にいる場合でも治験に参加できる可能性を広げる目的をもつ。治験の地域格差をなくしたいという思いから研究を進めている。
治験を行っている施設は全国で10ヶ所程度の場合もあり、治験を受けたくても自宅から遠く、交通費も高額になるということで諦める患者も多い。
リモートでの治験は、治験施設に一度も足を運ばなくても地元の主治医と一緒に参加出来るという利点がある。今後、治験に参加する患者の数が増えれば、希少な癌についても研究が加速していくかもしれないと言われている。

<リモート治験の一般的な流れ>
①近所の病院で審査を受ける→②検査結果が治験施設に送られる→③治験施設と患者(かかりつけ医含め)がリモート診察→④治験用の薬が処方され、専門業者により自宅へ配送。

<研究紹介動画>

(2)松本 光史 さん
兵庫県立がんセンター 腫瘍内科部長・遺伝診療科長・外来化学療法
センター長

<研究名>
低再発リスクI期ER/and or PgR陽性乳癌への温存術後残存乳房照射省略を検証する研究(NRG BR-007試験:DEBRA)

<研究内容>
再発しにくいタイプの乳がん患者にとって放射線治療は様々な副作用がある。そのため放射線治療を使わず、体の負担を減らすことを目的とした研究を進めている。

松本 光史さんの研究詳細はHPの方にアップしています。

【deleteC 2023 -HOPEについての感想】
谷口先生の研究について
従来の治療では効果がなかった患者にとって、病気が治るかもしれないという望みが持てる治験はとても大切な治療のひとつだと思います。抗がん剤の場合、取り扱いが難しいこともあり、一般的に普及するには時間がかかると思います。しかしながら、今回のように「みんなの力でがんを治せる病気にするプロジェクト」で集まった寄付金が役立てられることはとても素敵だと感じました。

なお、上記イベントの概要をまとめてHPに記事アップしています。

未来miku

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