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『ふきのとう』〜400文字作文〜

ふきのとうが咲いていた。
毎年、咲くと写真を撮る。
春がきたねと思う。

毎年ふきのとうを見ると、ワクワクしていた。
少し暖かくなるし、新しい年度というのもあったかもしれない。

でも、
今年は、違った。
綺麗。
写真を何枚か撮ったら、ため息が出た。
もう春か。と少し悲しい気持ちになった。

わたしの体の一部は、
2023.09.08から
止まっている。
秋、冬、そして春。
月日だけが過ぎて行き、わたしの心と身体は
季節並みに早くは、回復しない。

夜眠れないのは、変わらないのだろうか
起きる時間は、元に戻らないのだろうか
いつになったら、動き出せるのだろう。
回復して、また働くことができるのだろうか
昨日はできたのに今日はできなかった
昨日も今日もできなかった
毎日もがき続けている

未来を不安視しても、どうしようもない。
ネガティブになっても仕方ないのもわかる。
動かすことができるのは、今日という日だけ。
少しでも自分の心と身体が動けますように。

おしまい
©️七沢 心空


心空撮影:近所のふきのとう

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