今日は土用。
土用は雑節のひとつです。

雑節とは、二十四節気・五節句以外の
〝季節の移り変わりの節目となる日〟
のことです。

土用

四季それぞれに土用があり
立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を
そう呼んでいます。
次の季節へ移る前の調整期間のようなものです。

一般的には｢夏の土用｣が有名ですが
今回は｢春の土用｣で
今年の暦では4月16日(火)～5月4日(土)です。

最初の日を｢土用入り｣、最後の日を｢土用明け｣
といいます。

土用の期間にすると良くない事などは
ひとつ前の冬の土用で書きましたので
リンクを貼っておきますね。

春の土用に食べると良いもの

春の土用では戌の日に
｢い｣のつく食べ物(いわし・いくら・イチゴなど)
もしくは
白い食べ物(豆腐・大根・カブ・しらすなど)を
食べるとよいとされます。

2024年春土用の戌いぬの日は
4月16日(火)と4月28日(日)です。
…残念ながら、今日は間に合わないと思うので
28日に機会があればお召し上がりください。

豆腐、大根、しらすなどは
おうちに常備していたりするので
取り入れやすいですね。

栄養価的にいうと、おススメはイワシです。
オメガ3脂肪酸が多く含まれていて
体内の炎症を抑える効果が期待できたり
心臓病予防のメリットがある青魚。
価格もお手頃ですし、嬉しいことばかり(笑)

どの季節の土用の期間でも
「胃腸の調子が狂う」とされています。

土用の時期は
いつも以上に大切に過ごしたり
胃腸を労わってあげることを心がけて
次に来る季節へ順応しやすい体づくりを
目指したいものです。

おわりに

季節柄、新生活をおくっている人や
そんな家族を支えようと頑張っている人が
多いかと思います。

また、春土用の中には
ゴールデンウイークがあります。
それでなくても自律神経が乱れやすい季節なのに
いつもと違うことをしがちな日々。

楽しい時間を過ごしたりして
良い影響のある一方で
そこからの落差による
悪い影響もあったりします。
過ごし方に気を配りたいですね ⸜(* ॑꒳ˆ* )*

特別なことができなくても大丈夫。
食べ過ぎ・飲み過ぎに気をつけるだけで
消化器系への負担はググッと減ります。

私がこうして節気ごとに
暮らしについてお伝えしているのは
中医学や薬膳を学んだ時に
ひとつ前の節気の過ごし方が
次の季節での自分の体調を
決めていると知ったことからです。

点と点が線になるように
私たちの心と体も季節も
過去から今、今から未来へと
繋がっているんですよね。

少しでも…ひとりでも多く
そんな想いを伝えられたら、と。

季節を意識して
季節に沿った食べ物を食べて
季節と季節の間の土用の期間を大切にする
そんなことを意識できたらいいなと
私は思っています。

先人たちの知恵と現代の文明を活かしつつ
少しでも穏やかに楽しく暮らすことができるよう
心がけたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。

大森元貴さんの描く歌詞と響く歌声に
いつも励まされているので
宣伝がてら動画リンク貼っちゃいます♪
今回はポップな曲ですね ٩(ˊᗜˋ*)و♡