短時間で深く対話をするのに必要な「信頼関係」と「確認」の話
当たり前だけど、コーチングをやるとき、ほとんどの場合は相手が「初対面」であることが多いです。
わたしは超絶人見知りなので、初対面の人には「どどどどうも…」みたいな感じになってしまうけど、その態度のまま進めると、超絶ぎこちない時間になってしまうわけで。
だからこそ、コーチングでは、「パートナーシップ」がとても大切にされています。
で、結構衝撃だったのが、ことコーチングにおいてはこの「パートナーシップ」が爆速で築かれていくこと。
というのも、コーチングセッションは1時間という限られし時間。さらに体験セッションでは15分やそこらなので、緊張している場合ではないんですよ。
とはいえこのパートナーシップ、コミュ障的にはどうやって築いたらいいものやら…と思っていたときに、ヒントとなったのが「自己開示」です。
「自己開示・承認」で築くパートナーシップ
「相手の心を開くには、まず自分の心を開くこと」とは言うけれど、別にいきなり秘密を暴露しろというわけではなく、ちょっとでも自分のことを知ってもらうことが大事なんだと気付きました。
この前、ペアになったお相手の方が、1時間のセッション時間のうち、30分間を「パートナーシップを築くための時間」として使ったのがすごく印象的で。
しかも、どちらかと言うと私よりも相手のほうがじっくりとこれまでの経歴を語ってくれて、わたしはそれを聞きながら「こんな共通点があるんだな」「人生経験が豊富なんだな」とか思いながら、すごく安心感を覚えました。
無論、そのあとはめちゃくちゃリラックスしながらコーチングを受けられました。
次に、コーチング中には、自分的には短所だと思っていることにも「いいですね」「素敵です」「面白いですね」と承認の言葉をたくさんくれたことで、「何だか受け入れてくれているんだな」と感じたことも大発見。
「いいですね」「素敵です」「面白いですね」というのはある種主観が混ざった言葉なのかもしれないけど、コーチングでは「直感」と「反映」も大事なので、思ったことを相手に伝えてあげるのも大切なことだな〜と。
「確認」で相手に決めてもらうことの大切さ
あとは、最近はコーチング動画も見ているのですが、このプロコーチが
「コーチがどんな関わり方をしたら、◯◯さんは輝けると思いますか?」
「お名前はなんて呼べばいいですか?」
というように、「確認」をしているのが印象的でした。
正直、これまでの人生で「確認」をしたことってそんなにあっただろうか、なんて考えましたね。いちいち聞かなくても察していたような気もします。でも、この「確認」を丁寧にやっていくことで、コーチングセッションの満足度が上がったり、足並みを揃えて対話ができるんだと感じましたね。
確認と言えば、コーチングのプロセスのなかに「テーマの確認」というのもあって、最初にどんなことを話したいか?を丁寧に明確化してあげるのが大事なのだそう。ここがズレると、セッション全体がズレたまま進んでしまうので。
実際にはクライアント自身もよくわかっていないことがあって、何となく口に出しているけどそれが悩みの本質ではなかった…みたいなことがあるから、「テーマの確認」がめちゃくちゃ大事なんですよ。
で、わたしはここがうまくできなくて、相手が「◯◯でモヤモヤしてるんです」と言ったら、その言葉をそのまま受け取って、「お〜じゃあそれについて扱っていきましょうか!」と進めていました。
なので、しっかりテーマを確認するために、問いのバリエーションを増やして、意識的に聞くトレーニングをしていましたね。ひとりプロジェクトとして(笑)。
正直テーマの確認だけで半分が終わってしまった回もあったけれど、そのおかげで「もっとテーマの確認をしよう!」と指摘されることがなくなったので、しっかり確認できているのかな。できていると思いたい。
THE COACH ICPでコーチング勉強中だよ
2023年8月〜よりコーチングの勉強をしています。学んだことを整理したり、覚え書きとして残しているので、気になる人は読んでみてください。
コーチを目指す人じゃなくても、普通に人との関わり方としてめちゃくちゃ勉強になっている。
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