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仕事に悩み、「理想の働き方」と「今」を書いて整理してみた。 〜仕事から搾取されるのではなく仕事を幸にしたい〜

いま、事務職で働いているが、なんだか最近心が動くことが少なく、身体も疲れていてこんな毎日で良いのだろうか、と思ったので、気持ちを整理するために
「理想の働き方」と「今の自分」を書き出してみることにした。

何が理想で何が足りていなくて、今の自分の状況を自分で理解するために。

< 理想の働き方 >

■仕事としての価値がある
■自分にとって面白くも何ともないことを「仕事」と割り切ってやるんじゃないこと
■「時間」が決まってない
■「場所」が決まってない
■コントロールできる働き方
■パソコンやデジタル機器ばかりと関わらない仕事
■無機質なパソコン上のデータとかじゃなくて、人の気持ちに届けられるような仕事。人に嬉しさや楽しさ、救いを届けられるような、ハートのある仕事
■「自分が仕事をして稼いでいる。」と言えている状態。

先に言うと、今の現状とはすべてが逆のことなんですが、こういう感じで浮上してきました。

近年ではSNSや書籍などで、色んな方が自分らしい働き方を実現していることを目にするようになった。というか自分からそういう事例を探していたり、出会えたらその人の発信に近づいて行っているというのもあるけれど。
そういう働き方もできるんだ、と知った頃から、今の自分の働き方は「本当に自分の理想とは離れている」とつくづく実感することが多くなった。
そして、自分のビジネスで成功している人の考え方に触れたり、自分のストレスが増していくなかで「会社勤めとは、自分で稼いでいるわけではなく、会社が稼いだ利益を一部もらえているだけで、これって真に仕事と言えるのか?」と考えるようになってからは、一層現状を続けていることが辛くなってきた。

会社員という働き方を一概に否定したいわけではないが、少なくとも「一般的には〜」とか「普通は〜」という固定観念だけに従って、ただ何も考えず普通の「会社員」を続けるだけ、というのは、私は負け組ではないかなと思っている。
「考える人間が考えない人間をうまく搾取している」ような構図しか頭に浮かばない。
語ると長くなりそうなのでこの話はあとにして、「理想の働き方」の話に戻ろうと思う。

・:*:・✿ฺ 
私は仕事で「価値」を感じたい。自分がやっていて価値を感じるし、受け取った方も価値を感じてくれる。それが理想である。

これについては、自己理解メソッドの発案者の八木仁平さんがいまの私にとって非常に指標となっている。

「自分にとって当たり前にできる(得意な)こと」をして、それが「当たり前ではない」他者にとっての価値となる。そして感謝される。自分はやっていて苦痛なことではないし、相手にとっては「やってもらえると嬉しい」こと。この「当たり前」と「ありがとう」の交換が仕事にできると、本当に価値がある仕事だと思うし、お互いにウィンウィンなめちゃくちゃ素晴らしいことだと思っている。これが理想である。

・:*:・✿ฺ 
あと、「時間」と「場所」 が決まっていないこと。
そもそも、決まっている必要ある?と思ってしまったりする。
「勤務時間」が固定で決まっているからこそ、仕事の質や量に関わらず「時間」が搾取されてしまう。「時間を売っている」と言っても良い。「仕事」となる価値を自分が提供できないから、自分が持っている「時間」を売っている、ということだなと思ってる。その「時間だけ」働いていれば、お給料は貰えるからもしかしたら良いのかもしれないけれど、逆にどんな時でも必ず「時間」を会社に渡さないといけないことが、私にとってものすごく窮屈である。その日の体調や、プライベートでの出来事の影響で仕事どころではない時も、これまであったりした。それでも、そんなことは関係なく、ただ時間を提供しなければならない。これがすごく人間らしく無いことのように感じる。

場所も、私は事務職なのだが、極論、「ここでなくてもできること」をわざわざ通勤距離をかけてここに来てやっている。この通勤時間のもったいなさや、その職場環境に”居る”ことによってのストレスなどは、本当に意味のないものに感じてしまう。だが、冷静に「なんで来ないといけないんだろう?」と考えてみると、それは私が会社に雇われていて、下の立場だからなんだなと思った。お客さんや目上の立場の人に会いに行く時は自分から出向いて行くのと同じように、私は「会社」という立場に雇われているからこうなんだ、それはそういう従順関係だからしょうがないことなのだと思って、納得することにした。

・:*:・✿ฺ 
そして他にも理想で挙げていることで、「無機質なデータを扱うのではなく、人の気持ちに届けられるようなハートのある仕事」がしたいと挙げている。これは7年間事務の仕事をしてきたからこそ思うのかもしれない。「作業」ではなく「自分で考える余地があること」、究極「人間に与えられる仕事」をしたいって思う。パソコンでデータを扱う仕事をしていても、人間的な成長はほぼないように思えるし、経験上、事務の仕事は、「100%合っていて当然、間違っていたら指摘される」という仕事(いわば減点法)なので、辛い。感謝されることはないけれど指摘されることはある世界だ。

<今>

そして、「今の自分」の状況を文字に表してみた。
世間一般的な考え方を外し、私自身がシンプルに今の状況を見つめてみる。

■時間と場所が決まっていて、そこに行かないといけない。早く起きないといけない。
■自分でコントロールができない
■決まった場所。決まった時間。決まった給料。だけ。
■頭が退屈である
■思考力が必要ない
■自分の心と身体を好きに扱えない。
■特に体が疲れすぎている。単に好きなことも、今後の自分のために何かやるのも、疲れてできない。つまり吸い取られている。
■なんだか、すべてが「固定」で、面白くない。

書き出してみました。
書いてみたことで、「自分でコントロールができない」状態なのが、辛いことナンバー1なのだろうなと思う。『それが仕事だから』と考えて働ける人は多いかもしれないが、私はどうもそこに黙って疑問を持たずにいることができない。
「会社」というのもある人が始めた事業の一つで、「他人の考えたこと、他人のやりたい事業」であるから、自分で考えてしまう人にとっては、どこかでそれに従うことが自分には合わないと、無理が生じてきてしまうものなのかもしれない。私は自分が今、そうなっているなぁ。。と状況を整理した。

そして、「場所や時間」を自分でコントロールできないことは先ほどにも挙げたが、「自分の心と身体を好きに扱えない」ということも、自分の本音として出てきた。
これってヤバくないか・・・と冷静に考えると思った。
身体は(私の場合主に眼精疲労に悩んでいるのだが)仕事で疲れ、自分の心も、動くことがない。
えっ?何のために仕事やってるの?自分の人生生きれないじゃない。と思った。「仕事以外の時間」でやろうにも、まず時間が少ないし、体力が削られていて、気力はあってもなかなか疲れた後に何かをやるというのは、難しい。言い訳をしたいわけではないが、やっていることをシンプルに傍から見ると、【仕事(会社の為の仕事)をめちゃくちゃ優先していて、朝早くから出かけて、日中のほとんどの時間を捧げている】ということを自分がしているのだ。
している間は、〈それがしたい〉と思ってやっているのではないのに、でも実際は一生懸命会社に行って会社の仕事をしている。
この、自分の気持ちと、自分がやっていることのズレが大きくて、自分が何を「やりたくてやっているのか」「やりたくなくてやっているのか」というのがマヒしてきて最近は元気が出ないのかもしれない。
ものすごく、「これって操り人形じゃん💦」と思って、自分がそうなっていることにすごくショックを感じている。考えれば考えるほど、辛い。

そもそも、「仕事」は生きるための『手段』のはずなのに、、。
なんで自分の気持ちや身体や時間を犠牲にして、「手段」のために頑張らないといけないの?という気持ちである。
だから私はいま、「自分は負け組の働き方をしているんだなぁ」と、思っている。
会社が悪いとか就職が悪いという意見を言いたいのではなく、「ここまで自分の持っているものを犠牲にしないとお金が得られない」状況になってしまっていることにすごく恐怖だし、悲しさや歯がゆさを感じている。

決まった時間・決まった場所・決まった給料はいらないから、
そんなものにコントロールされず、時間や場所が決まっていなくても
「仕事として価値がある」ことをすれば、お金は手に入る。ように仕組みとしてはなっているんじゃないかと思ってる。
(そういう働き方をしている方を見てきてそう思うようになった。)

「就職」するのが一番普通で、一般的で、分かりやすいから選ぶのが簡単かもしれないけれど、自分には、一番(続けるのが)難しくて、辛いことなのかもしれない。自分のパターンが大事である。
一般的にどうとか、他の人がどう言うとかを参考にする以前に、人には「その人の型番(かたばん)」があるのだと思う。
ここでまた、八木仁平さんの言葉で少し参考になるお話を引用させて頂く。

(過去の経験を振り返って)「当時の僕は、自分が『魚』であることに気づかずに、空を飛ぶ練習をしてしまっている状態でした。
そして、どれだけ練習しても飛べない、自分はダメなんだと自信を失っていました。空を飛ぶ鳥に憧れる前に、『自分はどんな才能を持っているのだろう?』と考えなければならなかったのです。
自分が元から人より上手くできること、やっていて苦労なく心地よいことを効率よく伸ばしていくことが、重要なのです。」

八木仁平  「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」

このお話は、「自分の得意なことを活かすことが大事」だという話の中の一部なので、少し論点は違うのですが、自分の問題について考えるときは、いつだって自分の気持ち、今の自分の状況をちゃんと見つめて対策を練ることが大切だと思う。

私は「一般的とか普通」と言われているルートで働くことが本当は大変なことで、一番キツいことで自分でコントロールができない行き先だと思っているが、他の人にとっては、「決まった時間」「決まった就労場所」で働けば「決まったお給料」がもらえるという仕組みは、とても分かりやすく安定して良いのかもしれないと思う。型に従っていれば、自分で考える必要がないから。

本当は「一番我慢が必要で辛いこと」でも、「みんな」とか「普通は」とかの言葉でカモフラージュされてしまえば、それがどんなに辛いことであっても「普通だから」と何の疑問も持たずに、ただ合わせるというのは、本当に怖いことだと私は思う。

そうやって自分を無視して目に見えない「他人の普通」に合わせる生き方から、少しずつ脱却していきたい。
今回、気持ちと状況を書いて整理してみた(実際には手帳に書いた)ことで、自分の気持ちが沸々と出てきて、「嫌なこと」、「理想の姿」がより見えやすくなった。
考えているだけでは変わらないので、今回のジャーナリングをより具体的にして、『実際の行動』に繋げて、自分の気持ちと行動を合わせられるように人生を動かしていきたい。

あとがき🏡

今の自分の気持ちを吐き出して、状況を整理して、今の自分の仕事観についても話が飛んで長くなってしまいました。
行動するためには「知る」「考える」ことが大事だと思うので、今回は整理できて良かったです。


ここまで読んで下さった方、ありがとうございました✨‧⁺ ⊹˚⭐️
感想を抱いた方はコメントを頂けると、すごく嬉しいです。

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