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99人の心をつかむ鍵は1人に対する接し方【教員】

「7つの習慣」という本に以下のような文章がある。

【以下、引用】
私は、教師として、また親として確信していることがある。それは「99人の心をつかむ鍵を握っているのは、1人に対する接し方だ」といことだ。

1人の子どもに示す愛情や態度が、他の生徒や子どもたちに対する愛情や態度となる。

あなたが1人の人間にどう接しているかを見れば、他の人たちも1人の人間として、自分に対するあなたの態度を感じ取るのである。


俺は、教室で、生徒のことをネタでいじったりすることがある。生徒をいじったり、逆にこっちがいじられたりして、笑いを生み、生徒たち同士をつなげていくことが目的だ。

人を馬鹿にしたりする笑いでなければ、教室の中に流れる緊張感を溶かすことができる。笑いを生み出すことは学級経営において、最強の技だと思う。

ただ、「いじり方」に気をつけなければならないと思うことがある。

僕は、過去のことを持ち出して「こんなことがあったんだけど」と生徒の話をしたり、いじったり、逆に褒めたりすることがある。

いじられている生徒、または褒められている生徒は気にしなくとも、周りに座ってそれを聞いている生徒の中には、「先生に知られたら、みんなの前でオープンにされる」と感じてしまう子もいるだろう。

生徒が何かに困っているときに、生徒が「先生に話したくない。相談したくない。」と思ってしまう原因をつくっているのは、日常の中での教師の言動なのだ。

僕自身、個別に相談された内容は、他の生徒には絶対に言わない。

しかし「この生徒なら  いじっても大丈夫だろう」という軽い気持ちで教室の中でその生徒に対して接していると、残りの生徒たちからも信頼を失うことにつながりかねない。

何か言葉を言う前に、マイナスに受け取る人がいないかどうか想像力を働かせた方がいい。

反対に、困っている1人の生徒の話を聞き、本気でサポートすることに徹したら、残りの生徒たちからも信頼される教師になる。

7つの習慣の この言葉は、肝に銘じておきたい。


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