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田の神の謎。田という字から、五芒星とバフォメットと国常立尊が立ち現れる。

今回は、田の神について考えていきたいと思います。

古代より日本では農耕神をまつる習俗のあったことが知られており、8世紀成立の『日本書紀』や『古事記』にも稲霊(いなだま)すなわち「倉稲魂」(うかのみたま)、「豊受媛神」(とようけびめのかみ)、穀霊神の大歳神(おおとしのかみ)の名が記載されている[1]

民間では、こうした農耕神を一般に田の神と呼称してきたが、東北地方では「農神」(のうがみ)、甲信地方山梨県長野県)では「作神」(さくがみ)、近畿地方では「作り神」、但馬兵庫県)や因幡鳥取県)では「亥(い)の神」、中国四国地方では「サンバイ(様)」また瀬戸内海沿岸では「地神」などとも別称されてきた[1][2][4]。また、起源の異なる他の信仰と結びついて、東日本ではえびす西日本では大黒をそれぞれ田の神と考える地域が多く、さらに土地の神(地神)や稲荷神と同一視されることもあり、その一方で漁業神や福徳神とは明確に区別される神である[1]

田の神 - Wikipedia

田の神の、「田」という漢字のつくりにヒントがあるのではないか、と考えました。

そこで発見したのが、ケルトに由来する「ブリギッドの十字架」と呼ばれるものです。

ブリギッドの十字架

ブリジットの十字架またはブリギットの十字架(アイルランド語: Cros Bhríde、Crosóg BhrídeまたはBogha Bhríde )は、わらやイグサで織られることが多い十字架の小さな変形です。さまざまな形がありますが、最も人気のあるデザインは、中央にダイヤモンドまたは菱形が織り込まれているのが特徴です。十字架はキリスト教の聖人キルデアのブリギットにちなんで名付けられました。

Brigid's cross - WikipediaよりGoogle Translateによる日本語訳


そしてこの十字の形の中央にある、ひし形が重要なのではないかと感じました。

「ひし形」という言葉は、回転するものを意味する古代ギリシャ語: ῥόμβος、ローマ字表記: rhombosに由来し[3] 、これは「ぐるぐる回る」を意味する動詞ῥέμβω、ローマ字表記: rhémboに由来します。

Rhombus - WikipediayよりGoogle Translateによる日本語訳


ひし形という言葉とは、「回転するもの」を意味する古代ギリシャ語に由来するそうです。

さらに「クインカンクス」というものに、ヒントが隠されているのではないかと感じました。

クインカンクス
五芒( / ˈ k w ɪ n . k ʌ ŋ k s / KWIN -kunks ) は、十字に配置された 5 つの点で構成され、そのうちの 4 つが正方形または長方形を形成し、その中心に 5 つ目の点が存在する幾何学模様です。

Quincunx - WikipediaよりGoogle Translateによる日本語訳 


クインカンクスコイン


クインカンクスというのは、十字に配置された五つの点で構成される幾何学模様のことのようです。


サイコロの 5 面にある 5 つのピップ


サイコロの5の目は、5つの点で表されます。それを取り囲んでいる正方形を回転させると、その正方形はひし形にもなります。


この5つの点を線で繋ぐと、ひし形の時には十字を描くことができます。正方形になる時に、5つの点を星形で繋ごうとすると、頂点の部分をはみ出して描くことで一筆書きで五芒星を描くこともできます。


ひし形とは、古代ギリシャ語で「回転するもの」を意味するということですので、ひし形と回転とクインカンクスという五つの点という組み合わせにより、十字架と五芒星を描くことができました。

五芒星

初期の五芒星形はウル紀のシュメール陶器で発見されています。紀元前3500 年、五芒星はさまざまな時期にイシュタルマルドゥクの象徴でした。[6] [7]

●「2つの点が上に突き出た逆五芒星は、悪の象徴であり、物事の正しい秩序を覆し、精神に対する物質の勝利を示すため、邪悪な力を引き付けます。それは角で天を攻撃する欲望のヤギであり、修練者によって捧げられた印だ。」[20]

「燃える星、これは逆さまにすると、黒魔術のヤギの紋章であり、その頭は星の中に描かれ、上部に2本の角があり、左右に耳があり、 」[21]

●「五芒星の形を常に直立させ、一番上の三角形が天を指しているようにしましょう。それは知恵の座だからです。もし形が逆転すると、倒錯と悪が結果として起こります。」[22]

Pentagram - WikipediaよりGoogle Translateによる日本語訳


バフォメットの印章、悪魔教会とラヴェーヤン悪魔崇拝の記章


このように「田」という漢字から、五芒星とバフォメットが、立ち現れてきました。

五芒星を回転させることで、逆五芒星となり悪の象徴となるため、「回転」が重要となる訳です。


ここで再度、ブリギットの十字架について見てみます。

ブリギットの十字架

[15]キリスト教以前のアイルランドでは、2月1日(後のキルデアのブリジットの祝日)は、農耕と春の始まりに関連した祝日であるインボルク祭りの日であった。[16]したがって、ダイヤモンドと菱形はインボルクに関連するケルトのシンボルであり、キリスト教宣教師が十字架の形を想起させるために腕を追加し、これらのシンボルをキリスト教の意味で流用し、聖人に帰した可能性があります。[17]

キルデアのブリギッドの祝日に関連する習慣の 1 つは、ブリギッドの十字架を垂木や建物の入り口に吊るすことで、それによって一年の残りの期間の聖人の祝福と保護を呼び起こしました。

十字架は毎年取り外されて交換されるか、祝祭の合間に積み上げられました。[22]廃棄される場合は燃やすか埋められるが、ブリギッドが農業と結びついていたため、後者の方が好まれた [22] 。[23]

Brigid's cross - WikipediaよりGoogle Translateによる日本語訳



ケルトのインボルクという祭りは、農耕と春の始まりに関連した祝日であるとのことで、日本の田植えに関する祭りと繋がります。


このインボルクに関連するケルトのシンボルである「ひし形」に、キリスト教宣教師が十字架の形を想起させるために腕を追加し、これらのシンボルをキリスト教の意味で流用し、ブリギットという聖人に帰した可能性があるということです。


ブリギットの十字架とは、藁(わら)やイグサで作られ、垂木や建物の入り口に吊るすことで、一年の残りの期間の聖人の祝福と保護を呼び起こしたということです。これは、日本の正月飾りとして玄関先に飾られる「しめ飾り」と起源を一つとする物なのではないか、と感じました。


さらにこのブリギットの十字架は、毎年取り外されて交換されるか、祝祭の合間に積み上げられ、廃棄される場合は燃やすか埋められたとのことです。これも、日本の「とんど焼き」や「左義長(さぎちょう)」と呼ばれる火祭りと同一起源なのではないでしょうか。

そして田んぼには、案山子(かかし)が立てられています。かかしの真の意味とは何でしょうか。

かかし

水田と人身御供
松村武雄は「日本神話の研究」で、穀物の豊かな収穫を確保するための呪術として犠牲人を殺す民俗が行われていたと述べている。また、水の神、田の神に実際に女性を生贄としてささげた習俗があると記している。[22]。松村は同書で中島悦次の「穀物神と祭祀と風習」を紹介し、その中で柳田國男の「郷土誌論」を参考にした「オナリ女が田植えの日に死んだというのは、オナリ女の死ぬことが儀式の完成のために必要であったことを意味する」との文章を引用している。

人身御供 - Wikipedia

田の神には、オナリと呼ばれる女性の犠牲がささげられていたようです。

田植飯
田植の日に田で働く人々が食べる飯を田植飯と呼んでいる[25]。これは、田の神と一緒に食べる神聖な食事で、その炊飯も年神に供えた割木を束にした年木を燃料に使うとされている。田植飯を田に運ぶのは、着飾ったオナリと呼ばれる女性である[26]。オナリの仕事は、かつては家早乙女内早乙女と呼ばれた田主の家族の若い女性の役目であったが、早乙女が田植をする女性をさすようになって、両者が区別されるに至ったものと考えられる。

田の神 - Wikipedia

オナリと聞いて思い起こされるのが、稲荷神です。お稲荷(おいなり)さんとも呼ばれているからです。

オナリとお稲荷さんとは、ほぼ同じ発音であり、稲荷神が田の神とも結び付けらていることから、人身御供となった「オナリ」とお稲荷さんとは、語源が同じである可能性も考えられます。

現代の案山子(かかし)が、人間の生贄の名残りであるとすると、その人身御供の手段として考えられるのが串刺しです。

出典:神長官守矢史料館|長野県茅野市
https://nakagawatairo.com/jincyoukanmoriya_chino/


長野県にある諏訪大社の上社の御頭祭では動物の生贄が捧げられており、ウサギ等も串刺しにして供えられていたようです。

本来の「田の神」の祭場は狐塚(キツネを神として祀った・キツネの棲家の)だったと推測されるが、近世には京都伏見稲荷を中心とする稲荷信仰が広まり、狐塚に稲荷が祀られるようになった[6]

稲荷神 - Wikipedia

田の神の祭場とは、狐塚であったのではないかということです。


これらのことから、田の神に関してキツネを神として祀った塚とは、生贄として捧げられた女性、オナリを祀った塚なのではないかという考えが浮かんできました。

串刺しという残酷な犠牲の一つの方法として、以下の内容があります。

手順としては、犠牲者は串刺しの前に、公開拷問および暴行を含む刑を受けた後、衣服を剥ぎ取られる。次に、生殖器と直腸の間にある会陰部に切り口を開けられ、そこに先端を丸くした丈夫な棒を挿入される。

串刺し - Wikipedia

串刺しの犠牲者は、『生殖器と直腸の間にある会陰部に切り口を開けられ、そこに先端を丸くした棒を挿入される』というのです。

会陰部を開くと聞いて想起されるのが、ケルトのシーラ・ナ・ギグです。日本神話に登場するアメノウズメとシーラ・ナ・ギグの繋がりについては、前回の記事で書きました。

キルペック/聖マリー聖デヴィッド教会にあるシーラ=ナ=ギグ


そして稲荷神社には、アメノウズメが祀られていることも分かっています。


現代に残る、案山子(かかし)やシーラ・ナ・ギグとは、オナリという田の神に捧げられた女性の表象なのではないか、とも考えられます。


また串刺しと磔(はりつけ)とは、表現の違いの範疇であり同じ物を示している場合もあるようです。

古代ローマでは、串刺しを表すのに、(はりつけ)という言葉が使われることもあった。古代の著作家たちはカルタゴで、戦場での背信と失敗に対する極刑として、他の拷問刑と組み合わされて、磔(おそらく串刺しのことであろう)の使用が行われたと記録している。

串刺し - Wikipedia

また江戸時代前期以前の磔刑の方法はさまざまで、大名によりかなりの差があった。「串刺刑」などの名称で記録に残っているものも、実際には磔であった場合もある。

磔 - Wikipedia

次に挙げる磔(はりつけ)の方法の中に、「田」という漢字の成り立ちに関わるものではないか、と思われる記述がありました。

磔刑の方法
処刑は公開で行われ、牢内で罪を認めた後に獄死した者に対しても死体を塩漬けにして保存しておき、判決が出された後に磔が執行された。

まず、刑場において地面に置いた磔柱に縄で手首・上腕・足首・胸・腰部を固縛し衣類を剥ぎ取り(槍で突き上げるために両乳房から脇腹を露出するよう衣類の一部を剥ぎ、剥いだ布を体の中央で束ねて縛る)、数人掛りで磔柱を立て、柱の下部を地面に掘った穴に入れ、垂直に立てた。磔柱の形状は、男性用が「キ」の字、女性用が「十」の字で、男性用は股間部に、女性用は足の下に体重を支える台があった。このため男性は大の字の形になり、女性は十の形となって柱に身動きできないように固縛された。

磔 - Wikipedia

磔柱の形状は、女性用が「十」の字であったというのです。

田という漢字の中の十字の形、これは田の神に捧げられる「オナリ」の磔柱の形状を表しているのではないでしょうか。

それではこの田の神とは、どのような神なのでしょうか。

古代エジプトのオシリスの神話を見てみます。

「オシリスは妹のイシスと結婚してエジプト王となり、耕作、法律、神々の尊崇を教え、国は繁栄します。
弟でジャッカルとワニを合わせたような神セトがこれを妬んで、宴会でオシリスと等身大の棺を作り、これにピッタリの者にこれを与えると言いました。
オシリスがこれに入るやいなや、釘を打ち、棺をナイルに流しました。

棺は海を渡ってフェニキア(レバノン)のビブロスのイチジクの木の根元に流れ着きました。
イチジクの木が棺を中に包み込んで大きく育つと、ビブロスの王はこれを使って宮殿の柱を作りました。

神話と秘儀 イシス=オシリス神話


オシリスの棺は、海を渡ってフェニキアのビブロスのイチジクの木の根元に流れ着いた、ということです。

稲荷神のキツネとは、この木の根(きのね)のことなのではないか、と感じました。

天つ神、国つ神などで使われている「つ」とは、「の」という格助詞であるかと思います。

そのため、古代日本語で「木の根(きのね)」とは、「きつね(キツネ)」と表現されていた、と考えられるのです。

狐を田の神、もしくは田の神の使いとみる信仰は全国的なものだが、数ある動物のなかでなぜ狐が選ばれたのかについては、人獣交渉史の観点、生態学的観点などをふくめ考慮されるべきである[39]

田の神 - Wikipedia


キツネそのものを、田の神とする信仰もあるようです。このことによって、田の神信仰とはオシリス信仰である可能性がでてきました。


以前の記事で、オシリス神とは国常立尊であること、前回の記事では伏見稲荷大社の主祭神とは国常立尊なのではないか、と考察しました。


これらのことによって、田の神の正体とは国常立尊なのではないか、という結論が導き出されました。


毎回記事を書く時には、今回はこれついて調べてみよう、という考えが浮かんでくることにより、答えが分からないまま書き始めます。


そして一つ一つ調べを進めていくことで、驚くべき新たな発見があり、今までどんなに考えても解けなかった謎や疑問がどんどん解けてゆく、という体験をしています。


サタンは私たち人間が何もかも分からなくなるようにし、神様は私たち人間が何もかも分かるように導かれる。だから、分からないことは全て分かるまで研究し、祈り求める者となりなさい。


非真理を受け入れた人はどんな悩みも疑問も解決できず、真理を受け入れた人はどんな悩みも疑問もすべて解決し、全てが分かる喜びに満たされて生きられる。


サタンは人々から考える力を奪い取り、主は人々に考える楽しみをお与えになる。


「考える楽しみ」とは、お金もほとんど必要ありませんし、永遠に尽きることがないものだと思います。

このような最高に次元の高い楽しみを与えてくださった神様とRAPTさんに、心から感謝をささげます。


RAPTさんのたゆまぬ御尽力によって、この世のものとは全く次元が違う、何度聞いても何度読んでも新たな悟りと叡智を得られる、全く飽きることがない、人類史上最高次元の完全なる真理と、真のキリスト教の神様による、未だかつて誰も聞いたことがない全く新しい成約時代の御言葉が、今この時代を生きる私たちに与えられました。


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