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元保健室の養護教諭が伝えるこれからの時代のための「温もりあるコミュニケーション」につい…

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元保健室の養護教諭が伝えるこれからの時代のための「温もりあるコミュニケーション」についてお伝えしていきます。人と人との繋がりがちょっとしたコツで温かいものになります。それは、病に臥している人、落ち込んでいる人、そういう人たちを支えている人の力になります。

最近の記事

自身を支えるためにはじめたこと

桜の花びらも散り終えました。 桜散るこの時期 私の気持ちは足が地についていないような 不安定感があります。 思い出すのです。 かつて、癌で闘病していた母が桜の花を嫌いました。 艶やかに派手に咲きはじめたと思ったら 数日のうちに散りはじめます。 その散り始める様子を 見るのが嫌だったのです。 母はなんとも言えない 不機嫌な顔を見せていました。 「表を見たくない。 ぼんやりているのに派手なピンクじゃなくて イキイキした色がいいわ。」 アートを共に取り組みました

    • 手の優しさと表現と

      子どもの頃 よく熱を出す子でした。 喘息と喘鳴もよくありました。 だから、背中をさすってもらうことが 割とありました。 病院に行くこととか診察を受けることより そのさすってくれる手にホッとして 良くなっていくような気分がありました。 実際に、手で触れてもらうこと それだけで 自然治癒がアップすることが わかっています お手当ては 薬を出すことでも 聴診器を当てることでも ないんですよね。 ただ、触れて  優しい気持ちの感情を伝えるだけ。 アートの講座をしていますが

      • 微妙な春の足音とメメントモリ

        少し前には湿り気のある雪が大量に降りました。 そのあとに、夏日?みたいな日。 何かと天候に揺さぶられ、🤏不自由に感じ、交通機関も乱れました。 いつものあたりまえのような日常が 本当に一番貴重で、ありがたい。そんな風に感じています。 そして、雪の日には足下のシャリシャリを味わいながら、今年の雪はこれが最後かな?なんて思っていました。 さて、最近気になる言葉があります。 「メメント・モリ」 ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」「人に訪れる死を忘ることなかれ」

        • 温度を感じたい

          オンラインは得意でしょうか? 顔が見えます。話もできます。コミュニケーションも取れます? コロナ禍に入って、当たり前になったオンラインです。 もはや、ミーティングのみならず、〇〇会とか、資格取得講座などもオンラインです。 実は、オンラインはあまり好きではありません。 私の場合、画面の向こうの人の温度感が伝わってこないことになんとなく不安を覚えてしまうのです。 直接出会うことで、画面にはないその人らしい空気があります。 それが全く感じられないから、もはや悲しいのです。

        自身を支えるためにはじめたこと

          保健室でみえたそれ①

          子どもたちは、鋭いとずっと思っています。 かつて、小学校の保健室に勤務していた頃に感じたことです。 何が鋭いかというと ごまかしが効きません。 すごくよく見ています。 眼差しが鋭いのです。 そして、ごまかしでもしようとしたら、「そんなことは言っていなかった」と言われます。 ごまかしたことをごまかす大人も多くいますが そんなことをしたら「信用ならない人」になります。 保健室によく訪れる子たちは よく見ています。 とある先生が、保健室にいらした際に、軽くお話ししていくその様

          保健室でみえたそれ①

          転んだ先の杖③

          続きです。 日常を快適に過ごす、が20代の私の目標でもあったんです。 とくに、アトピー性皮膚炎のときは、痒みと痛みと全身の皮膚のこわばりといらいらでした。 ですから、沢山の病院に行きました。 色んなことをしました。 弱みにつけこんでくる残念なこともありました。 結果、アロマセラピーと自然療法を取り入れて、食事と日常を見直すことにしました。 仕事の一部でもありましたが、心理学を学ぶ為に編入もしました。 オーラソーマの考え方も私にはフィットしました。 自分の大規模工事

          転んだ先の杖③

          転んだ先の杖 ②

          前回の続きです。 メンタルバランスを崩した事を書きました。その症状は、パニック障害でした。 今では、知られる症状ですが、当時は誰にも言えませんでした。 仕事は、電車に乗って通勤していましたが、毎日死ぬ気で通ってました。 今思えばそこまでしなくても、と思いますが。 電車も20分以上を一人で乗る事がダメでした。もちろん、飛行機に新幹線も。 ただ‥ 負けたくないという変な精神と、パニック障害だから、どこも行けないは嫌だったんですよね。 幸いなことに、仕事上での修学旅行や林

          転んだ先の杖 ②

          転んださきの杖

          『転んだ先ににも杖がある』 転ばぬ先の杖とはいいますが、転んでもあなたを支えますよ、というものです。 からだのトータルバランスのケアに関して、予防がうたわれますが、なんとなく崩しても再生をもたらしてくれる技があります。 幼少期からカラダが弱くて弱くて、アトピー性皮膚炎も重症で、体育の授業も殆ど出た事がなく、走ってみれば「歩いているのか、走っているのかわかりませんね」と担任の先生に言われる始末。 暗黒時代の幼少期。 11歳の秋に、ふと目覚めたように猛烈に走りはじめたら、

          転んださきの杖

          こころに潤いをもたらす在り方

          夏にとあるホテルにこもって お仕事をしました。 そのホテルを決めるにあたり 大切にしたことは ホスピタリティです。 すっごく豪華とか 景色最高!じゃなくても 丁寧に関わってくれて 説明してくれて 半歩踏み込んだところの 優しさと丁寧さと笑顔 結果、良かったです。 コロナ禍を経て 人の優しさや笑顔のありがたみ ひしひし感じます。 だから、そうあろうとしています。 そこを大切にしたいと決めています。

          こころに潤いをもたらす在り方

          夏をちゃんと楽しめるカラダにする

          立秋に合わせて書いたものが、眠っておりました。 以下 暑さが休みなく続いてますね。
毎日、お互いに本当にお疲れ様です。ここまで暑さが続くと、体調の変調を感じる方もいると思います。 ここから少し、リカバリーをはかりながら過ごしていくことをご提案します。 早くも夏休みの方もいると思います。 リカバリーは、ここがチャンスです。 暑い時ほど、熱いものを! 暑いときには、当たり前のように冷たいものが欲しくなります。 脳が冷たいものを欲しているから、冷たいものをたくさん摂ろうと

          夏をちゃんと楽しめるカラダにする

          300年前の健やかであることの教えをとり入れてみる

          私には、信頼できる300年前からの先生がいます。 
お会いしたことはありませんが その文献の内容は、今も褪せることがなく 今の私たちに訴えかける内容だと思っています。 その先生の名は、貝原益軒先生。きっと、歴史の教科書でお名前はしているかもしれませんね。 「気を滞らせないように」という内容の文章が多くみられるのも特徴です。 さて、その一文を簡単にしたものの一部が以下になります。 すべての病気は気から生じる。病気とは気が病むことだから、滞った気の巡りををよくすることが大

          300年前の健やかであることの教えをとり入れてみる

          麦湯飲むかぁい?というカラダの手当て

          朝ドラ「らんまん」の中で「麦湯飲むかぁい!」という言葉が何回か聞かれます 麦湯の原料は、大麦です。 初夏は大麦の収穫期で、獲れたての新麦で炒った麦茶が美味しいため『夏の飲料』とされました。 その麦茶、元々は『麦湯(むぎゆ)』と呼ばれていました。 麦湯は、平安〜室町時代には貴族に、その後は戦国武将にも飲まれるようになりました。 江戸時代には屋台の『麦湯売り』、明治時代には『麦湯店』が大繁盛した記録が残っています。 同時に、庶民の家庭でも炒り麦を購入し飲用されるように。

          麦湯飲むかぁい?というカラダの手当て

          身近がいい アロマセラピー

          真夏に外を歩いたり、ユルジョグをしていると色んな匂いに出逢います。 アスファルトの焼けた匂い 雨が遠くで降っているのを知らせるかのような匂い さて 私の自営の最初は Aromaのボディケアサロンでした。 その後に アロマセラピーの認定スクールになりました。 アロマセラピーとは 「精油」ありきでしょ とは思えないんです。 前述の真夏特有の匂い 稲を刈る時の匂い みかんを剥く時の匂い 懐かしくて 子どもころのある光景が浮かぶような その匂いにホッとします。 そこが大

          身近がいい アロマセラピー

          足の親指

          毎晩、眠る前には 足の親指のケアをします 母方の祖父は 仕事中の事故にて 足の親指を失いました この指を失ったことで 歩行がスムーズにいかなくなりました それを幼少期から見てきました 足の親指は、からだのかなりの重量を支えています まさに親指さん ありがとう ですから 1日を窮屈な靴の中で 文句もいわず 支えてくれる存在を しっかり労るのです

          足の親指

          優しいものに惹かれる

          最近の暑さに 疲れも感じ始めました。 「何が食べたい?」と聞かれると からだに優しいものが食べたいといっています。 今日は、何を着ようかと考えたときに 肌に優しいものだと、 気分もやすらぐなぁと思いながら選んでいる 音楽を聴く時も、 耳に優しい音が心地よいのです 最近、優しい色のアートを少しずつ作っていますが、優しい色は安心します 優しいは、最強です。 優しい色づくりにいらっしゃいませんか♪

          優しいものに惹かれる

          丁寧をいただく

          先日告知もしましたが、「アート&アフタヌーンティー」を開催しました。
極めて静かにゆっくりした時間を堪能したかったこともあって 一日の限定数が僅かの「和のアフタヌーンティー」を楽しんできました。 細部に渡って、抜かりないというくらいに美しく盛られたその器に ため息が出ました。 美味しいのはもちろんなのですが わざと丁寧な気持ちがこもっているのを感じました。 美しいものを作るのは 簡単ではないです。 長年の月日をかけて 磨いてこられたものでもあります。 「大切にしたい

          丁寧をいただく