見出し画像

出会いの力でここまで来ました

出会いは不思議だ。

振り返って「あれが人生の岐路となる出会いだった」と思うことはあれど、その瞬間に気づくことは少ない。

そして私の場合、歳を取るにつれ、そんな運命的な出会いの場がインターネット空間に移ってきた。

メンターを見つけたような感覚

2019年の夏、アメリカに住んでいた頃、夫に音声配信アプリのVoicyを教えてもらった。

「この人、みみこさん好きやと思う」

アプリと一緒に勧められたのは『ワーママはるラジオ』という名のチャンネル。アプリの操作もよく理解しないまま、とりあえず聞いてみた。

「え、この人、素人?」

その音声コンテンツの完成度は衝撃だった。何よりトピックが私の関心のど真ん中だった。

ワーママはるさんは、私とは比較にならないほどの外資系会社員のバリキャリで、当時は知育にも熱心で、年齢も少し上。共通する属性は母親であることくらい。

でも、子育てと仕事の両立や夫婦関係構築、資産の築き方。そういった話題を自分なりの思考で決断し、自分の言葉で語る姿に強烈に共感し、憧れた

その頃の私はというと、ワンオペワーママライフに疲れ果て、夫の海外留学に帯同。仕事を辞めて、少しは家庭にじっくり向き合えると思いきや、心にはなぜかポッカリと穴が空いていた。忙しくて大変であれだけ嫌だった仕事は、私のアイデンティティの中核を担っていたことに、退職してから気づいた。

もし辞める前にこの発信を知っていたら、もっと違う決断もあったんじゃないだろうか。

本気でそう後悔するほど、メンターを見つけたような感覚になったのを今でも覚えている。

4年の紆余曲折を経て

さて時は経ち、2023年の夏。

先日、ワーママはるさんこと、尾石晴 / oishiharuさん(以下、はるさん)のプレミアムライブに、1人のファンリスナーとして登壇させていただく機会があった。

現在、はるさんは会社を辞め、発信活動を継続しながら、ヨガや女性向けシェアコスメ用品など、女性のQOLを促進する事業を立ち上げ、はたまた大学院にも通っている。

一方、私はベトナムで暮らしながら、ライター・編集サポートとして幅広い分野でフリーランス活動をしている。

並べて語るのはおこがましいけれど、気づいたらたった4年間で想像もしていなかった場所までたどり着いていた。

はるさんの発信に出会ってから、自分にできることを考え実行するようになったと感じている。

アメリカでは独学で簿記と英語を勉強。帰国後は再就職先を探したが不採用通知の連続。じゃあ今のスキルセットで、できることで稼ぎながら勉強してやろうと一念発起し個人事業主に。

再度の夫の海外単身赴任でワンオペが続く毎日は、専業主婦マインドを切り替えて効率化に振り切った。

その後、はるさんの発信でフリーランスの編集業の存在を知る。

実は、私のかつての夢は編集者だった。「今更だけど、やっぱり挑戦してみたい」と思う自分の気持ちを抑えられず、はるさんのnoteの編集者であったさぼってんさんに連絡を取った。

そこからいろいろな出会いが重なって紆余曲折があり、ライティングしたり、事務作業をお手伝いしたり、編集の勉強させていただくことで報酬を受け取っている。

出会いの力、エンカレッジされること

私を特別だと思うだろうか。

でも同じような人たちを私はたくさん知っている。インターネットで知り合ったゆるくつながる方々である。

皆さん、はるさんなどの発信をきっかけに生活を見つめ直し、自分の居場所を模索し、人生の主導権を取り戻していったように見える。

もちろん、私もその中の1人だ。2019年の夏のVoicyでの出会いは明らかに人生の岐路と言えるものだった。

このnoteは、はるさんってすごいよ!と伝えるためのものではない(もちろん推しだけど)。

自分の人生や生活を内省し、行動に移し、新たな道を切り開く。出会いはそんな信じられないパワーを持っている。

これを伝えたいのだ。そしてインターネット空間でも、そういった出会いは発生しうることを。

Voicyの他のパーソナリティの方がつくるコミュニティでも、まったく違う分野のコミュニティでも、素敵な出会いの現場を見てきた。

先日のプレミアムライブ放送の登壇時、「たくさんお便りが届いていますよ」とはるさんが教えてくれた。

「パンみみこさん、note読んでます!」
「あ、パンみみさんだー!」

流れてくるコメントを見て、皆さんの温かさになんだか泣きそうになった。書いていてよかったと思ったし、コミュニティや出会いの力に驚いた。

Voicyとは一切関係ない場所でも、出会いが自分を励ましてくれることは往々にしてある。

他のお仕事の受注の際、「noteを読せていただきました」と感想を伝えてくださる方もいる。リアルの友人の夫さんから「考えさせられました」とお伝えいただいたこともある。

誰かと出会う度に、「行動して、書いてよかった。これからも試行錯誤を続けよう」と励まされるのだ。


2019年の出会いがこんなにも多くの出会いにつながって、今でもエンカレッジされ続けている。

出会いに刺激されて行動して、自分の考えや気持ちを四苦八苦しながら発信したら、こんなにも人生は豊かになった。

もし今、行動や発信を迷っている方がいたら、思い切って実行してみてほしい。このnoteとの出会いが、あなたの背中をそっと押せますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?