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スキ×∞

12月に入ってからというもの、雑多な日常に追われ、満足に文章を書く余裕がなくなって、noteをちょこちょこ開いて読むだけで精一杯な日々を過ごしていた。

そうしてふと気づいたら、有り難いことにいつの間にかフォロワーさんが100人を超えていた。


こんなにたくさんのひとがここに遊びに来てくれて、私の書いたものを読んでくれて、さらにフォローボタンまで押してくれた。

なんて素敵な出逢いなんだろう。


私の人生において今年noteと出逢えたことは、間違いなく大きな転機となった。

ことばにしてこの場にいったんおいてみることで、自分の気持ちや考えを改めて外側から眺めることができたり、他の誰かの文章を読むことで知れる新たな視点があったりするから、noteで書くことをはじめてみて、本当に良かった。

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ちなみに、私のことをフォローしてくださった、おひとりめはこの方。

サカキシンイチロウ氏。


実はこの方、私がこっそりと、勝手に食いしん坊の師匠と仰いでいる大御所なのだ。

いろんなところで文章を書いていらっしゃって、いつもその美味しそうな食べ物や飲食店への愛をおすそ分けしてもらっては、自分もそこへ行ったような気持ちになって楽しませてもらっていた。

出される料理に対する細やかな描写と活き活きとした文体、それをさらに底上げするような食べ手目線の鮮烈な画像、もう食いしん坊にとってはたまらないレポートの数々は、いつ見てもああ、ここのこれを私も食べてみたい!と圧倒的に思わせる魔力が、ある。

そんなサカキさんがnoteを始められたことをたまたま知って、まだ数人しかフォロワーがいない初期の頃に、さっそくフォローさせてもらった。

そしたら、サカキさんはまだ私が何も書いていない、アイコンすらない謎のフォロワーだったにも関わらず、フォローボタンをポンと押してくださったのだ。

恐らく、それは単にただのフォロー返しだったのだと思うけれど、それでもとっても嬉しかった。うわあ、あのサカキさんが!と胸が高鳴り、いつか私もちゃんと食についての記事を書こう!と思ったのだ。

紹介されているたくさんの飲食店のなかで、特に気になっているのはこちらのお店。

いつの日か行ってみたいお店として、ずっと私の中で憧れの存在となっている。

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そしてnoteへ投稿をはじめてからしばらくして、私が大きな一歩を踏み出すきっかけとなったこんな出逢いが。

私の背中を力強く押してくれたひと、篭田雪江さん


雪江さんがあの日、フジ子さんの話2にコメントをくださったことから、私のnoteの世界がぐんと広がった。

雪江さんの小説はどれも、車椅子で生活するご自身の体験をベースに描かれているのがとてもリアルで、少しの間だけど車椅子ユーザーの方々のお手伝いをさせてもらっていた私には学ぶところが多かった。

もしあの頃私が雪江さんに出逢えていたなら、もう少し当事者の方とのコミュニケーションがうまく取れたかもしれないのに、などと詮無いことを考えてしまう。

私が心を打たれた雪江さんの作品はこちら。

17話まである連載小説だが、一気に読めてしまった。何度も何度も大切に読み返したくなる、不器用で疵だらけの優しいひとりとひとりの物語。

まだこのお話に触れたことのない方には、ぜひ是非読んでみてほしい。

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私の暮らしのなかでnoteに出逢えたことは、本当に大きな変化だった。


たくさんのひとと出逢い、ことばを交わし、直接顔を見て話したことはなくても、なんだか不思議なつながりが生まれて、こうしてここまで来れたこと。

会いたいと思ったひとにすぐに会いに行く、をやるようにしたこと。

助けてください!と声をあげてみること。

思い切って、感じた瞬間に気持ちをことばにしてみること。


いろんなことをここで教えてもらった。

この先ずっとnoteで書き続けて、さらにたくさんのひととつながって、もっともっとフォロワーさんが増えていったとしても、いまのこの気持ちを忘れないでいたい。

自分がスキをつけた投稿に同じくコメントしている、他の誰かの素敵な表現に♡のボタンを押したら、その相手が遊びに来てくれて、自分の投稿にいくつもスキをつけてくれた、とか。

ささいなひとことから始まった関係が、いつしかことばも距離も超えて、顔を合わせて話せる大切なひとになった、とか。


ただのことばひとつで、交わることのなかった線と線が重なって、それぞれの軌道が変わったりすることが、ここにはある。

それは本当に誰にも予測のできない、不思議なつながりで。

誰かのスキとスキがつながって、それを見た他の誰かとまたつながって、世界がどんどん広がっていく。


流星の軌道が1ミリ違えば


私の大好きな曲の1フレーズ。


わずか1ミリの違いに、奇跡が生まれる。

その1ミリを変えることができるのは、自分自身だ。



そんな素敵な出逢いが、ここにはある。

これからも、私はここで、自分だけの軌道を描いていたい。


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