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noteに名前をつけてもらった気がする


もうすぐ、結婚して12年目に入ります。

この12年で私は

自分の名前をなくしてしまったような、

自分が誰なのかわからなくなったような、

妙に寂しい気持ちの中にいました。


ちょっと変な話なのですが「名字が変わるって大変だということ」に気付きました。

今の名字になって12年も経つというのに

「○○さん」

と名字で呼びかけられても一瞬考えないと(ああ、私のことか)とわからない。

息子を病院に連れて行って呼ばれる時はわかるんですよ。でも自分の名前としてはまだとっさには反応できないんです。

かと言って、旧姓をものすごく好きだったわけでもなく。どちらかといえば結婚して姓が変わることを喜んでいました。

30過ぎで結婚したので、それは旧姓の方が馴染みがありますが、それも徐々に薄れていっていて今では旧姓さえも他人のような気がしてます。

なんだかもうどちらの名字も私ではないような気がして。

「○○くんのお母さん」「○○さんの奥様」

こんなふうな呼ばれ方をされ続けていたら、自分の中で名字が消えていったんですね。


それが昨年noteを始めて、

私は「ミーミー」と名乗るようになりました。

自分の名前の上の字を取っただけ。普段からも「ミーちゃん」と呼ばれていますし、ほとんどそのままの名前です。

noteで出会った皆さんも「ミーミーさん」や「ミーミーちゃん」と呼んでくださいます。

毎日そう呼ばれていたら、ちゃんと「自分の名前なんだ」って思えるようになりました。

多分今、街中で

「ミーミーさん!」って、声をかけられたら、

「はいっ!!」って、瞬時に返事が出来そうなくらいしっくりきております。

まだ1年も使っていないnoteでの名前。

それがこんなに自分の中で定着してきたなんて、

不思議ですが嬉しいです。

noteに自分の存在を認めてもらえたような気分。

noteに私個人の名前をつけてもらった気分です。(まぁ、自分でつけたんですけど)

毎日ちゃんと呼びかけてもらえる喜び。これは大きい。


決して、今の姓が嫌いだとかそういうことではないのです。

ただ「私」という人間が消えかかっていたところに

ちゃんと姿を取り戻したような、

そういう気分です。


皆さん、いつも呼びかけてくださりありがとうございます。名前を読んでいただけて「私はちゃんと私なんだ」って、そういう力強い気持ちになっています。



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