生活費一万円

うちは夫婦の収入が逆転しております。
妻は会社員の平均年収。夫は音楽家のためほとんどなし。(アルバイト収入はある)

そんな我が家ですが、夫から生活費一万円を出してもらってます。正直、夫からの一万円がなくても生活はどうにかなるのですが、より長く仲良くい続けるために私がお願いをしたのです。

生活費はほぼ私が負担。個人に関わるもの(化粧品など)や飲み会代は自分で出す、というルールになっています。結婚時に決めたルールではなく、自然とそうなりました。そのルールに基づくと、夫の洋服代は自分で出すということになります。ところが、夫はファッションに気を遣わず、洋服をほとんど買いません。下着もほとんど買わず、少ない枚数をヘビーローテーションで着まわしております。セーターに毛玉がついています。

さて、私は気分のむらがあり、お金のことを気にするときと気にしない時があります。気にしないときに彼に服を買うのはよいのですが、きっと、気分がふさぎ込むようになったら「なんで私がこの人の服を買わないといけないんだろう」とイライラし始めてしまうと思います。

そんな時に生活費一万円を使います。もとは夫のお金。私は夫のために使っていない、そう思うだけで嫌にならないんです。また、夫もかなり遠慮をする性格なので、私が買った服を喜んで着ず、「申し訳ない」と言い続けると思います。でも、元は自分のお金であると思ってもらえれば、「申し訳ない」なんて委縮しないで済むと思います。

稼がないんじゃなくて稼げない。形態だけ見れば「ヒモ男」かもしれませんが、彼は彼なりに一生懸命悩んでもがいているところなので、少しでも委縮しないで欲しいな、と”今は心に余裕のある”私は願うのでした。

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