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「雑草の実験(観察)場所」としての私の庭

雑草の可憐な花が好きで好きで
普通なら抜かれてしまうような草を大事に育てている。
去年も、ずっと観察しながら、「雑草パラダイス」と、「植えた草花のテリトリー」を分けて、「両方が共存する場所」も作っていた。

私の気に入っている写真がこれ⇩

どこにでも出てくるネコジャラシ(エノコログサ)も
かわいいんですよね。
植えた黒いクローバーとよくお似合い。

エノコログサは、生えすぎるのですぐに抜かれがちな雑草ですが、元々は「粟」の元で、食べられるそうです。穂の種を炒ってお茶にもなるそう。

🌳

自然って、虫や鳥との共存になるし、それなら庭いらないって言う人が多いから、最近建っているオシャレっぽい家なんかは、玄関もコンクリートで埋めて、石を置くだけ、庭は質のいい人工芝を敷いて、シンボルツリーを一本だけ、みたいなデザイン多いです。
面倒を避けたい、手間を掛けたくない、って感じでしょうか。
そういう施主さんの言いなりなのか、それがおしゃれだと思っているのか、そういう施工をする業者さんも多いってことですよね。

そういう人に、負担に感じずに、でも自然に触れることで元気になってもらえるような庭を提案したいのが私の願い。
なんていうかな、自分がそうだったから思うのだけど、そういうことが面倒だって思うのは、ライフスタイルが経済活動のみに偏っているからじゃないかと。仕事して稼いで、稼いだお金で何かを買ったりどこかに行って。
雑誌とか見ていると、コロナでそういう感覚もずいぶん変わったように書かれていたりするけど、実際の周りの人たちの生活を見ていると、元に戻っている感じもする。

でも、そろそろね、自分の身の回りをもっと無機的なものから、有機的なものに変えて行って、自分も自然の一部だという感覚を取り戻せたら、心も体もみんなもっと健康でいられる気がします。

自分の庭を「何か植わってるけどよくわからない」「色々植えてもすぐ飽きたりダメにしちゃう」「あまり居心地よくない」「ただのスペース」なんていう風に感じている人も案外いると思っていて、私も本当に仕事と子育てが忙しい時はそうだったから。

だから草が生えれば刈って、見苦しくないようにだけしておくのが精いっぱいだったなあ。

今、手入れをさせてもらっている近所の友人も、自分の庭に何が生えているかも無頓着で、日当たりは?と聞いても、よくわからないくらい。
初めて手入れに行ったとき、「休みの日は寝ていたい」とのことだったので、「いいよ~」って言ってたのに、私がやっているのを見て一緒にやり始めて、今ではご主人まで水やりをしてくれるようになりました。
すごく嬉しい。

雑草だと思って葉っぱだけの時に抜いちゃうと、こんなかわいい花たちとも出会えなくなります。なので、ちょっと待って~♪

野生のスミレ、ホントにかわいいのに、去年まで隣のおじさんがすぐ抜いちゃって。
今年は、「私この花大好きなんです」ってアピールしたら、残してくれた💗

🌳

さて、うちの庭では、タンポポなんか花壇の真ん中にでん!!と陣取っています。まあ、花壇の他の花がまだまだ小さいので、今は大目に見て、、、抜くのは大変だけど、来年また出て来るしね。

抜かれないし、まだまだ他の草花が眠ってるもんだから、我が物顔で
伸び伸びとはっぱを広げております。

ドクダミは、去年、一旦勢力を弱めていました。庭の改装のために天地返しをしたからかな?あちこちに小さな葉っぱがちらほらくらいで、花もほとんど見なかった気がします。

ドクダミはかわいい。私は抜く人の気が知れない(笑)

すごく清潔感のあるおしゃれな草花です。庭中に広がっても、私はまあ、許したい。ただ、においが苦手な人は多そうですね。私は好きなので。
うちの庭に、どくだみ畑を作りたいくらいです。(勝手にできるかな)

ドクダミも、和のハーブとして、どくだみ化粧水、どくだみチンキ、どくだみ茶、などとして使われています。ビタミン、ミネラル、フラボノイドが豊富で、利尿作用、動脈硬化や高血圧の予防にもなるとのこと!

カラスノエンドウが、今うちの庭で一番元気です。
放っておくと、どんどん背が伸びちゃって、今現在、うちのコンタの足は埋もれるくらいまで伸びています。
いつ切ろうかな~って様子を見ています。
というのも、周りに、ヒメオドリコソウや、かわいい花たちがまだまだ咲いているから。でも、もう一月もしたら、切らないわけにはいかなくなります💦
なので、多分、今月半ばには一旦リセットすることになるでしょう。

カラスノエンドウ畑で何かおいしいもの見つけたの?ぺろりん

カラスノエンドウは、根っこの菌が、大地の大事なミネラル、窒素を蓄えています。なので、チッソ肥料として使えます。また、アブラムシが好むので、近くにアブラムシが付きやすい花や作物がある場合、その植物に行かずに、カラスノエンドウにアブラムシがおびき寄せられ、アブラムシを狙ってテントウムシを呼び、テントウムシを狙って鳥が来る、と言う循環を生んでくれます。
そして、カラスノエンドウも食べられます。ビタミンなどが豊富だそうです。

これらの草も、うちの庭では抜かずに草刈り機で10センチくらいに刈ります。草の根っこが大地を耕してくれて、ミネラルが豊富で土地が豊かになるから。抜いちゃうと、やせた土地になって、何を植えても元気がないから、化学肥料をまいたり、薬を使って、、、ますます土地がやせる、と言う悪循環になります。
人間と同じですね。自然一杯の中で身体に良い物を食べていれば元気。
薬や栄養剤で補填しながら生きているといざという時に弱い身体になる。

でも、こんな風に見たら、雑草。食べられるし、お茶になるし、根っこを伸ばすことで土を良くしてくれるし、土留めになってくれたり、他の植物や虫のために日陰を作ったり、保護したり、いろんなお役に立ってくれているので、
雑草見たら抜きたくなる、という概念をすこし外してくれる人が増えたらいいなあって思います。

そして、災害が起きたり、飢饉になったとしても、庭に雨水を備蓄して、雑草が生えていれば、食べる物や水があって、安心です♪
無料、無償の防災対策。

いかがでしょうか?🤗



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