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【23卒リケジョなんですが】女性比率を高めたい、だから女性採用に力を入れたい!に一言 言わせてください

女性採用に力を入れていきたい、という企業さんが多いらしいので、
母集団がおそらく少ないであろうリケジョとして、書きたいことを書いていく。

タイトルは若干詐欺で、一言で終われるわけがないのだが….。

タイトルだけ見れば何が言いたいのかわかる、という文章を書いていくように意識しているつもり。今回に限って.....。


何度も説明された、くるみんマーク

意識しているか?と聞かれれば、全くNOということはない。
あぁ認定されてるのか〜、くらいの認識で、
「実際のところどうなんだろ。話を直接聞いてみないと分からないな」という思考に至る。
認定はあくまで認定、なのではないのかな.....。


まずは採用HPから変えてみる

女性向けイベント、女性も活躍している、産休育休取得率は100%……
そういうのは聞き飽きている。
そしてそういうことを言われる場合に限って、HPに載ってるコンテンツ(社員インタビュー、役員対談など)に全然女性がいらっしゃらないんだよね、、、。

いくらSNSが普及しているとはいえ企業研究で検索した際にSNSが検索トップに出てくることはレアなので、採用サイトはすごく大事だと個人的には思っている。



女性向け〇〇、というイベント

女性向けイベントで司会が男性だったことが0ではないのだが、一体それはどういうことなのだろうか。
それなら女性向けイベントで参加者を女性に限る必要はないのかな、と感じてしまう。
参加者女性のみなら司会者・登壇者が女性であることは "対等かどうか"を考えれば当たり前なのでは、、?と思う私がおかしいのだろうか。
男性でも女性と結婚し子供を望む人は、女性のキャリアについて知っていた方が良いだろうしね。

ビズリーチキャンパス経由での募集が多いと感じる女性向けイベントだけれど、実際のところ志望度高い企業さんじゃないと参加しないよね….。
「女性のキャリアについて語る」というような大きなイベント(話す範囲が広めなもの)で良い話が聞けたとして、
自分が働きたい企業でそれを実現できるのか?が結局別の話になるのが悲しい。


ロールモデルがいるか、いないか
面接官が男性ばかりはどうなの?

女性で活躍している(役職についている)人の存在はOG訪問をする際などは貴重だろう。自分のキャリアイメージを面接で話す際のヒントにもなるし。

ロールモデルは年が近い人が良いのか?かなり上に上りつめている人が良いのか?と聞かれると難しいが、
その方たちが成長されてきた環境は時代の流れにより大きく変化しているだろうし(そうはいっても昔の方が女性活躍が推進されていなかったので)
年が近い人の方が良いのかもしれない。
けれど何年も働かれている方に、多様性・ダイバーシティが叫ばれる世の中になりつつある今、会社としてはどう変わった?と尋ねても良いのかもしれない。

若手には考えが浸透していても、古株の役員まで浸透しておらず、ジェネレーションギャップのようなものが生じていることは往々にしてあると思う。

そして女性活躍を主張するのであれば、
説明会に登壇される人事の方から最終面接まで、全て男性ーというのはおかしいように感じてしまう。
間違っているだろうか。



産休・育休の話は出ても、不妊治療や生理休暇の話をする人はいない

ある大手メーカーで産休・育休だけではなくて不妊治療で休める制度があるという話をしていた。
なのでその後の女性向け座談会で社員の方に
「実際に不妊治療で休まれた方は過去にいらっしゃるんですか?口に出しづらいことだなぁ、とは考えているのですが。」とうかがったところ、
私が知る限りでは無いですねとおっしゃっていた。(この方は少なくとも7年以上は働かれているくらいの方)

妊娠前後のことを考えると、産休・育休100%で喜んでいる、というか
その休暇を認め合う空気が社内でできている、というだけでは不十分なように感じてしまう。
男性の上司に「生理痛で休みたい」と言える日は女性活躍とか関係なく来ないか.....、とも思うけれど。



やっぱり残業時間は見ている

女性採用に力を入れている某外資コンサルティング企業に内々定をもらっている女の子が周りにいるけれど、「ブラックで体力的に心配」という声は聞く。
成長したい、活躍したい、転職前提…..そうは言っても体を壊したら元も子もないだろうし、少なくとも結婚・出産を望んで復職....を考えると、ブラック企業は活躍(戻りやすい)イメージが持ちづらいのかもしれない。



女性管理職比率が上昇している←よくわかりました、その理由って何?

上昇しているという企業さんの話はよく聞いたように思うけれど、
その背景は何?と気になってしまうのは私だけだろうか。
社会の変化に伴って…..(ダイバーシティというワードとか、SDGsとか)
という外部要因は「そりゃそう」って感じなのでさておき、
・内部で声を上げたのはどんな立場の誰?
・変化を厭う人はいなかった?みんな柔軟だったの?
・その上昇に何年かかった?いつから意識し始めていつから成果と呼べそうな数値が出た?
企業としての社会貢献というか、社員の声への耳の傾け方というか、企業の歴史や規模感でだいぶ変わってきそうだな、、、と。

社会の変化にともなって〜より
元々性別関係なかった〜の方が良いに決まっているけれど、
説明会で言われたこと(元々SDGsなんて当たり前だったよ!みたいな)を鵜呑みにするのもね、、というのも分かっているので。



あまりにも長くなったので一旦この辺で。。